【富士吉田市 自動運転EVバス実証実験第2弾】2025年度の自動運転レベル4実現に向け運行ルートを拡張し実施~持続可能なまちづくり・富士山のオーバーツーリズム対策と脱炭素化へ~

プレスリリース発表元企業:富士急行

配信日時: 2024-11-05 12:00:00

1.富士スバルラインルート:2024年11月10日(日)開始2.富士みち循環ルート:2025年1月末開始予定



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 山梨県富士吉田市(市長:堀内茂)、富士急行株式会社(山梨県富士吉田市、取締役社長:堀内光一郎)、富士急バス株式会社(山梨県南都留郡富士河口湖町、取締役社長:古屋毅)、BOLDLY株式会社(東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO:佐治友基)は、持続可能な地域公共交通の実現を目指し、2024年11月10日(日)から自動運転EVバス運行の実証実験第2弾(以下「本実証」)を実施します。今回は2023年度実証を踏まえ、富士吉田市内の公道「富士みち」を中心とした市内を循環するルートに、富士山の麓から五合目を結ぶ自動車道「富士スバルライン」ルートを新たに加えた2つの走行ルートで実証を行います。
 本実証は、国土交通省の「地域公共交通確保維持改善事業補助金(自動運転社会実装推進事業)」の採択を受け、少子高齢化や運転士不足、訪日外国人観光客の急増等地域公共交通に関わる様々な課題の解決に加え、富士山のオーバーツーリズム対策や脱炭素化といった持続的な富士山の環境保全を図ることを目的に、地方公共団体、関係行政機関、交通事業者によるレベル4モビリティ・地域コミッティを設立し、自動運転レベル4を見据えた取り組みとして実施するものです。また今回は、自動運転システムと遠隔監視システムを搭載した新型の自動運転EVバスを購入し、遠隔監視員及び乗務員(オペレーター)を配置して自動運転レベル2で運行します。これにより、自動運転EVバスの運行に関わる経営面や技術面、社会受容性を検証し、2025年度における自動運転レベル4の社会実装を目指します。
実証ルート1.
「富士スバルラインルート」は五合目を結ぶ観光ニーズが高い道路 <新規>
 富士吉田市・富士河口湖町・鳴沢村の3市町村にまたがる富士スバルラインにおいて、本実証は急こう配やヘアピンカーブが多い二合目~四合目までの約11kmの区間で実施します。富士スバルラインはマイカー、バス合わせて年間30万台以上が利用する観光客のニーズが高い道路で、近年五合目から山頂への登山者が増え続ける富士山のオーバーツーリズムやCO2排出が社会問題になっています。このような状況の中、自動運転EVバスを輸送手段に活用することで富士山の環境保全に対する解決の糸口となるだけでなく、本実証で得られたデータや知見を元に、同様の課題を持つ国立公園での自動運転の展開も期待できます。なお、本実証で運行する自動運転EVバスの電気は、「グリーン電力証書」を用いたカーボンオフセットにより二酸化炭素の排出をゼロにすることで、環境への負荷を最小限にします。自動運転EVバスの運行にカーボンオフセットを取り入れるのは国内初の取組みとなります(当社調べ)。
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実証ルート2.
「富士みち循環ルート」は観光施設・商店街・公共施設などが集まる中心エリア
 「富士みち」は富士山に向かって一直線にのびる道路で、ルート周辺は「商店街」「富士山駅」「世界遺産構成資産」の3つのエリアに分かれています。2023年度実証結果から、生活・観光路線としてのニーズを踏まえ、走行距離を約5km拡張させた循環型ルートへ変更し実施します。これにより、市役所や学校等の「生活・公共施設」エリアが加わり、地域住民に対して市内のアクセス向上に繋がるほか、訪日観光客の二次交通手段として地域の回遊性向上や地域経済への波及効果が期待されます。また、ルート上の宮川橋北詰交差点では、交差点信号柱に設置した3Dセンサー等で構成される路側機により検知した歩行者や自転車の通行状況を車両側に伝達する「路車協調システム」と、今回初となる信号機灯色の変化の情報を予め車両側へ伝達する「信号協調システム」の実証実験を実施し、自動運転の走行安全性向上の効果検証を行います。
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デジタル技術を活用した乗車予約の検証について
 今回の実証実験の社会実装に向け、デジタル技術を組み合わせた新たな地域公共交通のあり方を検証するため、モビリティ予約プラットフォーム「SEKITORI」(運行事業者・富士急行株式会社所有)を新たに活用します。

 本実証を通じて、富士吉田市策定の「デジタル田園都市構想 第3期地域創生総合戦略」に、持続可能なまちづくりの一環として、自動運転EVバスとデジタル技術を活用した次世代地域公共交通サービスの構築を盛り込み、産官学連携による実施体制で、レベル4自動運転移動サービスの社会実装を目指して取り組んでいきます。

<実証運行の概要>■運行車両
IER IV Minibus ティアフォーミニハ゛ス(BYD J6)
■運行速度
35km/h以下
■乗車定員
16人(オペレーター1人含む)
■運行体制
乗務員1人、遠隔監視員1人


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■運行内容
【1.富士スバルラインルート】
関係者運行期間
2024年11月10日(日)~11月19日(火)
計10日間
※一般の方はご乗車いただけません。
運行区間
富士スバルライン二合目~四合目のルート
全長約11km
【2.富士みち循環ルート】
一般運行期間
2025年1月末~2月予定
運行区間
富士みちを中心とした富士吉田市内を循環するルート
全長約7km
運行本数
1日6便
乗降場所
19カ所
乗車運賃
無料(乗車後のアンケート回答必須)
乗車方法
「SEKITORI」による事前予約制
※運行期間やダイヤ、乗車方法など詳細は決まり次第公式サイトでお知らせします。

■公式サイト
https://special.fujiyama-navi.jp/
■公式SNS
1.富士スバルライン自動運転EVバス
X(旧Twitter)InstagramFacebook
2.FUJIYOSHIDA自動運転EVバス
X(旧Twitter)InstagramFacebook
■実施体制
【富士吉田市 レベル4 モビリティ・地域コミッティ】
富士吉田市
富士急行株式会社
富士急バス株式会社
BOLDLY株式会社
富士河口湖町
鳴沢村
関東運輸局
関東地方整備局
関東経済産業局
関東総合通信局
山梨県警察本部
【協力団体】
山梨大学 工学部/生命環境科学部 地域社会システム学科
慶應義塾大学SFC研究所
東京大学 都市デザイン研究室
武蔵野大学 都市学研究体
富士吉田商工会議所
一般社団法人富士五湖観光連盟
一般財団法人ふじよしだ観光振興サービス
株式会社ふじよしだまちづくり公社

■関連リソース
富士吉田市プレスリリース

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