福島県相馬市における太陽光パネルリサイクル事業開始に関するお知らせ

プレスリリース発表元企業:TREホールディングス株式会社

配信日時: 2024-09-03 18:08:37



当社子会社である株式会社タケエイ(東京都港区、以下「タケエイ」)は、福島県相馬市において太陽光パネルリサイクル事業(以下「本事業」)を開始いたしますので、下記の通りお知らせいたします。

1.本事業について
タケエイは、太陽光パネルの大量廃棄時代到来に備え、リサイクルやリユース事業の更なる拡充に取り組んでおります。福島県相馬市のサーキュラーエコノミー推進本部(旧:タケエイ 相馬事業所)においては、2023年1月に指定処理施設設置許可の交付を受けており、このたび福島県より産業廃棄物処分業許可を取得したことに伴い、操業開始する運びとなりました。

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アルミ枠分離装置
本事業のリサイクルプラントにおける特色としては、株式会社千代田マシナリー製「PVリサイクルハンマー」を採用し、表面ガラスを破砕剥離します。更に、色彩選別機によって高品質なガラスカレットへの選別も可能です。また、専用の測定器を用いた検査に合格したものはリユース品として販売し、不合格と判断されたパネルはアルミ、セルシート、ガラスなどに分離した上でリサイクル原料として出荷、または適正に処分するなど、廃パネルの状態によってリユースも視野に入れることで、環境への負荷を低減いたします。




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ガラス分離装置
当社グループ傘下の株式会社信州タケエイ(長野県諏訪市)は、既に太陽光パネルリサイクル事業及びリユース販売事業を開始しており、2022年にグループ入りしたTREガラス株式会社(東京都江東区)と共に、処理・リサイクル技術の深化を図っています。グループを挙げて廃太陽光パネルのリサイクル及びリユース事業に注力し、高度循環型社会の実現に貢献いたします。



また、第2次中期経営計画(2024年5月発表)において、新たな環境複合事業の一つとして「相馬サーキュラーパーク」構想を掲げ、太陽光パネルリサイクル事業以外にも、使用済紙おむつのリサイクル実証実験等、多様な再資源化事業に取り組んでいます。その一環として、タケエイ 相馬事業所は、「サーキュラーエコノミー推進本部 サーキュラーエコノミー支店」と改めました。地球の環境保全に貢献するTREホールディングスの一員として、地域ごとに異なる様々なリサイクルニーズや課題に寄り添いつつ、東北・北海道方面における公民連携事業モデルを構築してまいります。

2.設備の概要
(1)設備の種類及び処理能力: 廃太陽光パネルの破砕・選別施設、 9.0t/日
(2)設備の稼働時間: 1日当たり8時間
(3)処理可能な産業廃棄物の種類:
  1.廃プラスチック類
  2.金属くず
  3.ガラスくず、コンクリートくず及び陶磁器くず
3.今後のスケジュール
処理能力は順次拡張を予定しており、2030年頃に耐用年数を迎えて大量廃棄されるとの予測や、地震、風水害といった自然災害による破損などにも対応できるよう備えます。
4.業績の見通し
本件が当期連結業績予想に与える影響はございませんが、中長期的な連結業績の向上に貢献していくものと考えております。

下記プレスリリースもご参照ください:
2023年1月19日 相馬事業所における太陽光パネルリサイクル事業許可に関するお知らせ
2024年5月28日 「使用済紙おむつのリサイクル技術推進に関する連携協定」締結のお知らせ

以上

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