災害リスクを「知る」ースタッフの命と職場を守るためにー

プレスリリース発表元企業:株式会社アイジーエー

配信日時: 2024-08-21 18:00:00

株式会社アイジーエーが社内防災セミナーを実施。全スタッフの意識改革へ。



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店舗で発生するリスクについてワークショップを行う店長たち

レディースアパレルブランド「axes femme(アクシーズファム)」を展開する株式会社アイジーエー(本社:福井県越前市、代表取締役社長:五十嵐昭順)は昨今の集中豪雨や台風、地震などの災害リスクの増加に対応するため、防災意識の向上を目的とした取り組みを強化しています。特に、全国に展開する店舗の店長およびスタッフ一人ひとりが「自分事」として防災を意識し行動できるよう、店長研修会において防災セミナーを実施しています。

2019年10月、台風19号によりピオニウォーク東松山が浸水。当時出店していた自店も大きな被害を受けたほか、今年2024年1月に発生した能登半島地震でも店舗被害やスタッフの避難など影響を受けました。これを機に、備蓄の見直しはもちろん、全国各地の店舗で働く全スタッフが防災意識を高め、それぞれ命を守る行動ができるようになることが急務と考え、外部講師を招いた防災セミナーを開催しています。
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浸水被害を受けたピオニウォーク松山店
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ショッピングセンター全体で大きな被害を受けた


セミナーには講師として防災の啓蒙活動を行う株式会社EnPal(エンパル)の代表取締役、金藤純子様をお招きしました。
金藤様は西日本豪雨で自宅が全壊した被害を受けたご自身の経験を交えて、「他人事」ではなく、「いつどこで起きてもおかしくない」災害への当事者意識を持つ必要があることの重要性を説いています。
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株式会社EnPal代表取締役 金藤純子様

「ハザードマップなんて見たこともなかった」と、備える以前にリスクすら把握してなかったこと、知っていればもう少し違った行動ができたのではないかと「知っておくこと」の大切さを痛感したと語りました。
自宅や勤務先の環境やリスクを把握していなければ必要となる備えも検討できないことから、昨年のセミナーは「知る」をテーマにまずは自分たちの環境やリスクを把握することからスタート。「重ねるハザードマップ」を利用して自宅や勤務先店舗の被害想定リスクを実際に検索したり、想定をもとに店舗運営において何が起きうるかを話し合うグループワークを実施しました。

次のステップである「備える」に進むためにはより多くの情報を把握しておく必要があると
「さらに知る」ことを強調したセミナーを開催。
前回は主に水害被害に対しての内容が中心となったが今回はハザードマップ以外にも「地震10秒診断」や「東京備蓄ナビ」など様々な防災ツールを活用し、店舗と自宅のリスクを調査するワークショップを行いました。
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具体的な数値を把握できたうえで、実際に避難するにあたって家族構成はどうか、ペットはいるか、など想定しておかなければならないことも多数あると言います。特に避難所に向かうまでに地下を通る箇所や坂道・階段がある場合は状況によって通行できなかったり避難に時間がかかったりと想定外のことが起こりやすいため、事前に避難所までの道を確認しておくことも大切です。
また家族が「自宅から離れたくない」と避難を拒否するパターンも良く起こると金藤様は自身の経験談とともにお話しされました。一刻を争う状況の中で説得に時間がかかってしまうと危険度も増してしまいます。災害が起きた際の対応を家族と話し合って決めておくことも備えの1つとなっています。


研修会後に実施したアンケートには自身が想定していた以上に必要な備蓄量が多かったことや、家族・ペットと避難する際に想定しておかなければならないことについての意見が多数集まりました。

▽参加した店長たちへのアンケート結果より▽
「一人暮らしで収納がほぼ無い家なので量や収納方法、具体的な備蓄として良い商品などもっと調べて備えたいと思います。」

「避難場所を知っていても実際避難する時の経路も一緒に避難する人を踏まえてほんとにその経路で行けるのかなどそこまで考えたことがなく、改めて確認するきっかけとなりました。」

「スタッフのLINEしかしらない、電話番号が分からないことにはっとしました。改めて電話番号は知っておきたいと思いました。備蓄も7日でこんなに必要なんだ、と圧倒されました。一人暮らしかつ、車がないので、歩いて避難所行かなくてはいけないと思いました。いざというときの持ち物を準備をしたいと思います。」

「備蓄ナビでも家族構成で必要な量を知れましたが、災害時に必要量を持って避難は正直難しいと思うのでどう確保できるようにするかなど家族で話したいと思います。家では犬を飼っているため『災害時ペットはどうなるのか』はもっと知りたいと思いました。大切な家族なので一緒にいられる方法を知りたいです。」

また、実際に豪雨被害や地震の被害を受けた店長たちも多く、過去の経験を振り返って改めて備えないといけないと防災意識を高めるようなコメントも多く見られました。特に近年は突然のゲリラ豪雨も多発しており、日常生活の中でも危機感を抱く場面も増えていたり、直近でも話題に上がった南海トラフ地震への備えに対しての意見も多く見受けられました。

▽参加した店長たちへのアンケート結果より▽
「秋田でも昨年と今年大雨があり、まさか自分の住んでいるところが被害を受けるなんて…。という気持ちが大きかったです。避難指示(レベル4)でもまだ逃げなくても大丈夫という気持ちがあるので、その避難の逃げる判断基準を知りたいと思いました。」

「高知県と言う水害が多い地域に住んでいるので、実際に自身が住んでいる地域がどのような状況なのかと言うことを知るところから、その災害に対する備えを行っていかなければならないことが大切と言うことを考えるきっかけとなりました。
実際、南海大地震など30年以内には大きな災害が来ると予測されている地域でもあるため、自身はもちろんのこと、自身の店舗で働いているスタッフや店舗の安否等を考えることと、実際に起きた際に、どのような行動を取るべきなのかと言うところをしっかり準備しておくことが大切だと思いました。」

「先日のゲリラ豪雨で最寄り駅の浸水や川の増水等身近で危ないと感じ、人ごとではないなと思いながら今回参加させていただいておりました。
水害地震いつ何が起こるかわかりませんが、避難所までの安全ルートや全ては難しくても最低限の備蓄といった事前準備はできる限り行動していくべきだと感じました。」

「つい先日、おのだサンパーク店に行った際、大雨による新幹線の遅れや電車の突然の運休で困った経験があります。香川県の出発時の天候は晴れていても、山口県では電車が止まるほどの大雨という状況もあるのを実感したところです。実際にサイトを操作してもらいながら今日の内容をスタッフに共有いたします。」

「私も福岡豪雨の時に危ないめにあった経験者です。住んでいる地区が小さい川ですが挟まれていて、中洲になっている場所でした。氾濫し、おまけに海に直結して近い川なので満潮時刻と重なり、川の増水が加速したのが原因でした。車で避難している時に車のエンジンが止まり、ドアがなかなか開かなく一瞬の隙間からこじ開け、脱出し、近隣の家に入れてもらい、救命ボートで救出されました。子供がいたので予想しない出来事に慌てました。その後車は沈没。逃げれなかったらと思い出すだけでもぞっとします。満潮とかさなったらこんな事になるなんて。
予測以上の事が起きる災害。しっかり自分事としてスタッフに伝えてていきます。」

「私も2016年度に熊本地震を経験しました。避難所の場所を把握していても、実際に避難する際に渋滞して目的地まで辿り着くのにかなりの時間がかかったり、祖母が避難したくないと言い出したり、何日も車中泊をする、という経験があったので、今回のお話で共感できる部分も多々ありました。災害はいつ、自分の身に起きてもおかしくないことだと再度意識し、日頃から備えておく、避難の際も事前のルート調べや、向かう手段、被災後にどんなことが起こるのか、今回より具体的に学ぶことができてとても良かったと思います。」


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防災・災害対策には「自助」「公助」そして「共助」が必要であると金藤様は強調します。
特に近年は1人暮らしや転勤、出張などで住んでいる地域のことを深く知らなかったり地域でのつながりがない環境で暮らしている世帯も多くなっています。会社や勤務する店舗のスタッフ同士、出店しているショッピングセンターもコミュニティとして繋がりを広げる役割を担っていくことが求められています。




SCデベロッパーやテナント企業が集う「SCビジネスフェア」では「ESぼうさい 『もしも』のとき、守れますか?」というテーマのもと、(株)EnPalの金藤様、静岡プロパティマネジメント(株)セノバ事業部常務取締役の佐藤様、そして(株)IGA代表取締役社長の五十嵐が登壇。デベロッパーとテナントそれぞれの視点や意見を出し合ったプレゼンテーションは来場者の注目を集め、100名を超える聴講者が熱心に耳を傾けていました。

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全国の店舗を守ることはスタッフの命を守ることに留まらず、働くスタッフの「職」を守り、復興後の生活を守ることにつながっていきます。防災・災害対策は企業としてさらに力を入れて取り組むべき課題としてとらえる必要があります。
全社員が自ら行動できるように引き続きセミナー開催やサポート体制の整備を行うとともに、会社(本部)と全国のスタッフが深く「つながる」ように離れていても日々のコミュニケーションを大切にしていきます。
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株式会社EnPal
金藤 純子 様

株式会社EnPal 代表取締役
岡山大学大学院 環境生命自然科学研究科 都市環境創成学コース 博士後期課程在学
倉敷市真備町出身。神戸大学法学部で国際関係論を専攻。
JTBで情報企画室、マーケティング室主任研究員を経て、流通小売業向けパッケージシステムの開発会社へ。2007年より専務取締役として流通小売業、商業施設のCRM、出退店動向分析に従事。西日本豪雨で自宅が全壊した経験をきっかけに2020年6月EnPal起業。
防災士/災害備蓄管理士/SC経営士



 ◆株式会社EnPal:https://en-pal.co.jp/
 ◆繊研新聞 私のビジネス日記帳:https://senken.co.jp/tags/business-diary


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8月9日にプレジデント社より新刊『今すぐ逃げて!人ごとではない自然災害』を発売。


 『いますぐ逃げて!人ごとではない自然災害』プレジデント社
 金藤純子 (著)  ¥2,200 税込
 
 https://amzn.asia/d/7SV41lZ





株式会社 アイジーエー
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