オルガノンとリリーが片頭痛治療薬の商業化契約を拡大、11の新しい市場に参入
配信日時: 2024-08-21 09:13:00
本契約でオルガノンは、女性に不釣り合いな影響を及ぼす疾患に対するグローバルな製品ポートフォリオを強化。女性の片頭痛の割合は男性の3倍。i
(ニュージャージー州、ジャージーシティ)- (ビジネスワイヤ) -- 女性の健康に焦点を当てたグローバル・ヘルスケア企業であるオルガノン(NYSE:OGN)は、イーライリリー(リリー)との契約を拡大したことを発表しました。オルガノンは、片頭痛治療薬「Emgality®(ガルカネズマブ)」の独占販売店およびプロモーターとなり、カナダ、コロンビア、イスラエル、韓国、クウェート、メキシコ、カタール、サウジアラビア、台湾、トルコ、アラブ首長国連邦(UAE)での製品販売を促進します。今回のパートナーシップの拡大は、欧州にて2024年2月より開始された、Emgalityの独占販売店およびプロモーターとしてのオルガノンの役割に基づくものです。
ヒト化モノクローナル抗体カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)拮抗薬であるEmgalityは、成人が発症する片頭痛の予防的治療に適応するものであり、市場によっては、月に最低4日間の片頭痛が発生する患者向けの予防的治療として指定されています。また、成人の反復発作性群発頭痛の治療に適応されている市場もあります。
オルガノンの最高経営責任者(CEO)であるケビン・アリは、次のように述べています。「本契約の拡大により、オルガノンの業界最高峰の商業化能力、グローバルな展開力、そして女性の健康に関する深い専門知識が証明されます。私たちは、片頭痛が若い女性iiにおける障害の主な原因であることを認識しており、反復発作性または慢性の片頭痛に苦しむ世界中のより多くの女性や男性の治療の選択肢を広げることができ、誇りに思います。」
片頭痛は、世界で最も一般的な神経障害の一つiiiであり、中等度から重度の頭痛の再発を引き起こします。これらの頭痛は、吐き気、嘔吐、光や音に対する過敏性など、他の衰弱性の症状が頻繁に伴います。i尚、未治療の片頭痛の発作は、4時間から72時間続くことがあります。iこのような症状の多くは片頭痛の発作間にも発生することがあり、その頻度や強度は低いことが多いものの、生活の質を低下させ、次の発作に対する不安を引き起こす要因となります。iv,v
リリーのエグゼクティブ・バイスプレジデント兼リリー・インターナショナルの社長であるイリヤ・ユファ氏は、次のように述べています。「オルガノンとの提携契約を拡大でき、大変嬉しく思います。私たちは、この重要な片頭痛治療法を世界中のより多くの患者に届けるという共通の使命に、確信を持っています。」
契約条件に基づき、オルガノンは、カナダ、コロンビア、イスラエル、韓国、クウェート、メキシコ、カタール、サウジアラビア、台湾、トルコ、アラブ首長国連邦(UAE)において、Emgalityの独占販売店およびプロモーターとなります。リリーは、引き続き医薬品市販承認取得者として、販売に向けた製品の製造を行う予定です。
領域拡大に伴うリリーへの総支払額には、2,250万ドルの前払い金および売上に基づくマイルストーン支払いが含まれています。
Emgality®について
Emgalityは、カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)に選択的に結合するモノクローナル抗体です。
オルガノンについて
オルガノンは、女性の生涯にわたる健康の向上に重点的に取り組む、独立したグローバル・ヘルスケア企業です。オルガノンの多様なポートフォリオは、女性の健康、バイオシミラー、そしてさまざまな治療領域にわたる大規模な既存医薬品のフランチャイズにおいて、60種類以上の医薬品と製品を提供しています。当社の既存の製品に加え、女性の健康とバイオシミラー分野における将来の成長機会を促進するため、オルガノンは、革新的なソリューションや研究への投資を行っています。また、急成長中の国際市場での規模と機敏なプレゼンスを活用し、製品の商業化を目指すバイオ医薬品パートナーやイノベーターとの協業機会を追求しています。
オルガノンは、ニュージャージー州ジャージーシティを拠点に、大規模で広大な地理的範囲に及ぶ世界的拠点網、およびワールドクラスの商業能力を有しています。約10,000人の従業員を擁するグローバル企業です。
詳細は http://www.organon.com をご覧ください。 LinkedIn 、 Instagram 、 X(旧Twitter) 、 Facebook でのフォローもお願いします。
Emgality®は、イーライリリー、その子会社、または関連会社が所有またはライセンス供与している登録商標です。
将来見通しに関する注記
本プレスリリース内の一部の記述および開示は、1995年米国私募証券訴訟改革法のセーフハーバー条項の意味における「将来の見通しに関する記述」であり、これにはオルガノンとリリーとの契約やEmgality®の商業化に対する期待に関する記述などが含まれますが、これに限定されません。将来見通しの記述は、「予見する」、「期待する」、「意図する」、「予測する」、「計画する」、「考えている」、「求める」、「推定する」、「する予定である」などの言葉や、それに類似した意味を持つ言葉によって識別される場合があります。これらの記述は、会社の経営陣の現在の信念と期待に基づいており、リスクおよび不確実性の影響を受けます。もし前提となる仮定が不正確となる、またはリスクや不確実性が現実化した場合、実際の結果は将来の見通しに関する記述で示されたものとは大きく異なる可能性があります。オルガノンの将来の結果に影響を与える可能性のあるリスクや不確実性には、以下が含まれますが、これに限定されません:オルガノンがEmgality®の商業化計画を完全に実行できない、またはその資産を商業化するために必要なライセンスを取得できない場合;リコール、販売停止、販売の減少などの市場対応を含む販売製品に関する有効性、安全性、その他の品質に関する懸念が生じる可能性;業界全体での大幅なディスカウントチャネルへの適応ができない場合;税法やその他の税に関する指導の変更が、現金税負債、実効税率、運営結果に悪影響を及ぼし、監査の厳格化を招く可能性;オルガノンの事業開発戦略を実行できない、または計画された買収の利益を実現できない場合;避妊や不妊治療製品に対する需要、入手可能性、または患者のアクセスに悪影響を及ぼす政治的・社会的圧力や規制の進展が起きる可能性;景気後退圧力、金利や為替レートの変動などの一般的な経済要因;業界全体の状況や競争が事業に影響を与える可能性;医薬品業界の規制や米国および国際的な医療関連法の影響;医療費抑制に向けた世界的な傾向;技術の進歩;競合他社によって開発された新製品や特許;販売およびプロモーションコストの増加の影響;複数の重要な特許が2027年に失効した後、オルガノンがNexplanonの市場独占期間を延長できなかった場合;規制当局の承認取得など、新製品開発に伴う課題;オルガノンが将来の財務結果や業績を正確に予測する能力;製造上の困難や遅延、国際経済の不安定性や主権リスク;商業相手との関係構築や維持における困難;オルガノンの特許および革新的製品に対するその他の保護の効果への依存;特許訴訟や規制当局の措置などの訴訟リスクの摘発。オルガノンは、新たな情報、将来の出来事またはその他の結果に関わらず、将来予想に関する記述を公に更新する義務を負いません。将来予想に関する記述に記載された内容と大きく異なる結果を招き得るその他の要因は、フォーム10-Kのオルガノン最新年次報告書およびその後のSEC提出書類など、オルガノンが証券取引委員会(SEC)に提出した書類に記載され、SECのインターネット・サイト(www.sec.gov)でご覧いただけます。
_________________________
iAllais G他。片頭痛における性別関連の差異。Neurological Sciences 2020年;41(補遺2):429-436
iiSteiner, T.J., Stovner, L.J., Jensen, R.他。片頭痛は世界の障害原因の中で依然として2位に、若い女性においては引き続き1位に:GBD2019の調査結果。J Headache Pain 21, 137 (2020年)。https://doi.org/10.1186/s10194-020-01208-0
iii1990年から2021年にかけて神経系に影響を与える疾患のグローバル、地域的、および国別の負担:2021年のGlobal Burden of Disease研究のための系統的分析、ランセット・ニューロロジー、2024年;23: 344–81,https://doi.org/10.1016/S1474-4422(24)00038-3
ivVincent M他。片頭痛における発作間負担の隠れた影響:ナラティブレビュー。Frontiers in Neurology 2022;13:1032103
vBrandes JL。片頭痛サイクル:片頭痛発作中および発作間の患者負担。頭痛。2008年;48(3):430-441. doi:10.1111/j.1526-4610.2007.01004.x
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