後場に注目すべき3つのポイント~買い優勢も次第に上げ幅縮小

2026年3月24日 12:33

印刷

記事提供元:フィスコ

*12:33JST 後場に注目すべき3つのポイント~買い優勢も次第に上げ幅縮小
24日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・日経平均は反発、買い優勢も次第に上げ幅縮小
・ドル・円は小高い、原油相場の上昇で
・値上がり寄与トップは東エレク<8035>、2位はフジクラ<5803>

■日経平均は反発、買い優勢も次第に上げ幅縮小

日経平均は反発。394.93円高の51910.42円(出来高概算10億8740万株)で前場の取引を終えている。

前日23日の米国株式市場は反発。ダウ平均は631.00ドル高の46208.47ドル、ナスダックは299.15ポイント高の21946.76で取引を終了した。トランプ大統領が停戦に向けイランと協議しているとの発言で原油価格が下落し投資家心理の改善で、寄り付き後、上昇。終日、長期金利の低下を好感した買いに加え、成長悪化やインフレ上昇懸念の後退で、相場は上昇した。

米株式市場の動向を横目に、24日の日経平均は865.11円高の52380.60円と反発して取引を開始した。ただ、積極的に買い進む動きは限定的で、次第に上げ幅を縮小する動きとなった。前日の米株高と米国の対イラン攻撃延期を受けた過度な警戒感の後退が支援材料となった。また、日経平均は昨日までの続落で3700円を超す下げとなったことから、押し目待ちや自律反発狙いの買いが入りやすかった。ただ、トランプ米大統領の発言が二転三転していることもあり、中東情勢や原油価格への警戒感が継続して株価の重しとなった。

個別では、東エレク<8035>、フジクラ<5803>、アステラス薬<4503>、ダイキン<6367>、リクルートHD<6098>、三井物<8031>、三菱商<8058>、中外薬<4519>、KDDI<9433>、HOYA<7741>、京セラ<6971>、日東電<6988>などの銘柄が上昇。

一方、アドバンテ<6857>、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、TDK<6762>、コナミG<9766>、レーザーテック<6920>、任天堂<7974>、三菱重工業<7011>、日製鋼<5631>、信越化<4063>、IHI<7013>、川崎重工業<7012>、ディスコ<6146>などの銘柄が下落。

業種別では、保険業、石油・石炭製品、卸売業などを筆頭に多くの業種が上昇した一方で、その他製品の1業種のみが下落した。

後場の日経平均株価は、上値の重い展開が意識されよう。東証プライム市場の値上がり銘柄数は9割を超えているが、積極的に買い進む動きにはなっていない。前場は寄り付き直後の買い戻しが先行したが、その後は米株先物の軟化と原油の持ち直しを受けて上げ幅を縮小しており、後場も中東情勢を巡る報道とエネルギー価格の変動に左右されやすい地合いが続く見通しである。ドル円が158円半ばで方向感を欠き、新発10年国債利回りは2.270%へ低下した一方、政府は石油の国家備蓄放出を26日に開始すると表明している。産油国の共同備蓄についても月内に放出が始まるとの見通しを示しており、今後の原油相場の動向に注目が集まろう。

■ドル・円は小高い、原油相場の上昇で

24日午前の東京市場でドル・円は小高く推移し、158円27銭から158円70銭まで値を上げた。中東紛争に関しては過度な懸念は後退したものの、不透明感は払拭できず、原油相場は前日の急落後に値を戻した。それに伴い、ドルはやや買いが入りやすい。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は158円27銭から158円70銭、ユ-ロ・円は183円68銭から183円98銭、ユ-ロ・ドルは1.1578ドルから1.1617ドル。

■後場のチェック銘柄

・インフォメティス<281A>、VALUENEX<4422>など、6銘柄がストップ高

※一時ストップ高(気配値)を含みます

・値上がり寄与トップは東エレク<8035>、2位はフジクラ<5803>

■経済指標・要人発言

【経済指標】

・日・2月全国消費者物価コア指数:前年比+1.6%(予想:+1.7%、1月:+2.0%)

【要人発言】

・片山財務相
「為替、いかなる時もあらゆる方面で万全の対応」
「中東情勢を注視し、対応に万全を期す」
「原油先物市場で投機的な動きが為替に影響しているとの声を認識」

<国内>
・特になし

<海外>
・特になし《CS》

関連記事