板橋区立教育科学館 企画展「震災の記憶をつなぐ」(3月2日~3月10日)開催のお知らせ
配信日時: 2024-03-01 19:07:08
板橋区立教育科学館(館長:清水輝大)は、過去の災害から学び、未来を拓いていくために、皆さんと一緒に考えるための活動として、2024(令和6)年3月2日(土)から3月10日(日)までの期間、企画展「震災の記憶をつなぐ」を開催します。本企画展では、プラネタリウム映像「星よりも、遠くへ」の上映および関連パネル展示、関東大震災直後の映像および当時のメディア機器の展示のほか、災害に備えるための知識や技能を学ぶためのワークショップを実施します。
※なお現在、当館のエレベーターは安全確認のため運用を見合わせています。そのため、2階と地下1階への導線は階段のみとなっております。ご利用の皆様にはご不便をお掛け致しますが、ご理解とご協力のほど、何卒よろしくお願いいたします。
地震や津波、豪雨に土砂災害、日本列島では繰り返し大きな自然災害が発生してきました。私たちは科学技術を発達させて、かつてないほど安全で便利な暮らしを送っているはずであるにも関わらず、突如として姿を現す自然の猛威に対して脆弱なままです。私たちは過去の災害からもっと学ぶことができるのではないでしょうか。過去の災害では、何が起こり、人々はどのように行動し、何を思ったのか。そういった記録と記憶を残すメディアとしての科学技術も今の私たちは持っています。残された情報からメッセージを読み取り、震災から未来を拓いていくために、皆さんと一緒に考えるための企画展を開催します。
本展は、(1)東日本大震災での津波被災の記憶を伝えるプラネタリウムドーム映像と関連展示、(2)100年前の関東大震災発災直後の新発見映像と当時の映像メディア展示、(3)(4)災害に備えるための知識や技能を学ぶためのワークショップ、の4つの体験から構成されています。
https://www.itbs-sem.jp/exhibition/special/2024earthquake-record
1.プラネタリウムドーム映像「星よりも、遠くへ」上映および関連パネル展示
[画像1: https://prtimes.jp/i/104042/9/resize/d104042-9-8f79138510384b052a36-0.png ]
@仙台天文台
2011年3月11日14時46分、東北地方の太平洋沖で発生したマグニチュード9.0の巨大地震。それによって東北地方の沿岸部では、高さ最大30メートルを超す大津波に襲われ、多くの人命が失われました。停電で街の明かりがなかったあの夜。人々の頭上には、美しい星空が広がっていたといいます。この津波被災者の証言から構成したプラネタリウムドーム映像「星よりも、遠くへ」(制作:仙台市天文台)を上映します。
また、プラネタリウムドーム入り口付近では、日本で起きた過去の震災、とくに東日本大震災に関する情報や、「星よりも、遠くへ」の解説をパネル展示します。
https://www.itbs-sem.jp/planetarium/event/detail?id=7061
▼開催日|
3月2日(土)~3月10日(日)
※3月4日(月)は休館となります。
▼時間|
12:30~13:20
※バネル展示は、9:00~16:30
▼定員|
190名
※ご予約は不要です。
▼参加費|
無料
▼会場|
1Fプラネタリウム
2.記録映像展示「震災の記録と記憶展」
[画像2: https://prtimes.jp/i/104042/9/resize/d104042-9-a6714eb539eba1138340-1.png ]
いまから100年前の1923年9月1日に発生した関東大震災。その発災直後の伊豆半島での津波被害の様子をとらえた貴重な映像を上映します。この映像は大阪朝日新聞社の取材クルーが撮影した35ミリフィルムで、2022年秋に当館研究員の山端健志によって新たに発見されたものです。津波被災の様子を動画でとらえたものとしては世界で最初のフィルムです。この動画フィルムの複製版を、当時使用されていた手回し映写機を使って上映する時間も設けます。
また、これらに加えて、100年前の音声・画像・映像メディアとして使用されていた、絵葉書やレコード、それらを再生する蓄音機や映写機の数々も展示。インターネットやテレビ登場以前、さらにはラジオもない時代に、どのようにして災害の記憶が伝承されてきたのかを紹介します。
https://www.itbs-sem.jp/event/detail?id=7091
▼開催日|
3月2日(土)~3月10日(日)
※3月4日(月)は休館となります。
▼時間|
展示:9:00~12:00、13:00~14:30、15:00~16:00
実演:14:30~15:00 山端研究員による、100年前の映写機でのフィルム上映と解説を期間中毎日実施します。
▼定員|
展示:なし
実演:25名
▼参加方法|
実演:1F受付にてチケットをご購入ください。
▼参加費|
展示:無料
実演:500円
▼企画|
山端 健志 (板橋区立教育科学館)
▼学術監修|
日本映像学会メディア考古学研究会、福島可奈子 (早稲田大学)、松本夏樹 (大阪芸術大学)
▼技術協力|
菊田鉄男 (kWorx)
▼美術協力|
吉田航(メディアアーティスト)
3.ワークショップ「立体地図をつくって水害に備えよう」
[画像3: https://prtimes.jp/i/104042/9/resize/d104042-9-c73953310725b92848d9-2.jpg ]
地形図を元にした立体地図のつくり方を学び、実際に、教育科学館とその周辺から荒川までの領域の立体地図をつくる科学教室です。出来上がった立体地図を見ながら、水害リスクとの向き合い方をみんなで一緒に考えます。
指導してくれるのは、板橋区内にキャンパスのある大東文化大学・防災研究同好会STERA(ステラ)の学生のみなさん。工作の仕方と地図の使い方をていねいに教えてくれます。
https://www.itbs-sem.jp/event/detail?id=6949
▼開催日|
3月3日(日)
▼時間|
1.10:00~11:00 2.13:00~14:00 3.15:00~16:00
▼推奨|
小学3年生以上
※細かい曲線をハサミで切る作業がありますので、 できる限り保護者同伴でのご参加をお願いします。
▼定員|
各回12組
▼参加費|
300円
▼会場|
2F実験室2
▼共催|
大東文化大学 防災研究同好会STERA(ステラ)
▼予約受付|
受付中(詳細はホームページをご覧ください。)
4.ワークショップ「つくってまなぼう!防災教室」
[画像4: https://prtimes.jp/i/104042/9/resize/d104042-9-f1686058f07843c3a790-3.jpg ]
地震の揺れの特徴や震災時の避難の仕方など、工作を楽しみながら防災を学ぶことのできる科学教室です。次の2つのおもちゃをつくります。
1.ゆらゆら
長さの違う細長い紙が3本。 根元を揺らしても、 そのうちの1本だけ異なる動きをします。 不思議な”ゆらゆら’'するおもちゃで遊びながら、 地震波と建物の揺れとの関係を学ぷ ことができます。
2.めいろ
ハガキ大の立体迷路を手づくりします。 スタート地点からゴール地点に向かう間には、 地震によって発生した危険地帯や通行困難な場所が!無事に避難できるまで何度も挑戦しながら、 防災について考えることができます。
本科学教室では、早稲田大学防災教育支援会WASEND(ワセンド)の学生の皆さんが、やさしく指導してくれます。
https://www.itbs-sem.jp/event/detail?id=7015
▼開催日|
3月10日(日)
▼時間|
1.10:00~11:00 2.13:00~14:00 3.15:00~16:00
▼推奨|
小学生以上(小学3年生以下は保護者同伴)
▼定員|
各回12組
▼参加費|
300円
▼会場|
2F実験室2
▼共催|
早稲田大学防災教育支援会WASEND(ワセンド)
▼予約受付|
受付中(詳細はホームページをご覧ください。)
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