村上春樹さんの“装丁”をめぐる魅力を特集した『イラストレーション No.239』7月18日発売!

プレスリリース発表元企業:株式会社玄光社

配信日時: 2023-07-11 11:15:32

『イラストレーション No.239』2023年7月18日発売

株式会社玄光社(本社:東京都千代田区)は、村上春樹さんの著作の“装丁”に焦点を当て、約70ページにわたって特集した『イラストレーション No.239』を2023年7月18日(火)に発売します。



[画像1: https://prtimes.jp/i/53200/138/resize/d53200-138-7c90040e4ed2e79f68ec-20.jpg ]

1979年のデビュー以降、数々の作品を生み出してきた作家・村上春樹さん。本特集では、最新長編『街とその不確かな壁』(村上春樹 著/新潮社)を含む近年の小説作品を中心に、装丁家、イラストレーター、編集者など、1冊の本が完成するまでに携わった方々に取材し、その制作背景に迫ります。
表紙と扉絵は、『猫を棄てる 父親について語るとき』(村上春樹 著/文藝春秋)の装画、挿画を手がけたイラストレーター高妍(ガオ・イェン)さんによる描き下ろしです。また村上春樹さんからは、序文エッセイ「僕の本の装丁のこと」をご寄稿いただきました。
*本リリースにおける『』内の作品は、すべて村上春樹さんの著作です。以降、書名後の著者名表記は省略いたします。

<本誌の内容>
[画像2: https://prtimes.jp/i/53200/138/resize/d53200-138-ba63e0febd7e3db5fc24-10.jpg ]

■村上春樹 序文エッセイ「僕の本の装丁のこと」
村上春樹さんに、自身の装丁についての序文エッセイを寄稿していただきました。

■『街とその不確かな壁』(新潮社)
装丁を手がけた新潮社装幀室の黒田貴さん、担当編集の寺島哲也さん、装画を手がけたイラストレーターのタダジュンさんにお話を伺い、新作長編の装丁が完成するまでの制作背景を垣間見ます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/53200/138/resize/d53200-138-69170dd0ed57c1d18b02-11.jpg ]

[画像4: https://prtimes.jp/i/53200/138/resize/d53200-138-38cd476603580d0db2e6-12.jpg ]

装丁の基礎知識として、本の部分の名称を紹介したページ。

■高橋千裕の装丁
元新潮社装幀室の高橋千裕さんに『騎士団長殺し』、『1Q84』(共に新潮社)の装丁について取材しました。『騎士団長殺し』は、装画を手がけたイラストレーターのチカツタケオさんと共にお話を伺っています。
[画像5: https://prtimes.jp/i/53200/138/resize/d53200-138-03b75b111b51f967f264-12.jpg ]


■大久保明子の装丁
文藝春秋・デザイン部の大久保明子さんに取材し、近年大久保さんが装丁を手がけた4作品『猫を棄てる 父親について語るとき』、『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』、『一人称単数』、『女のいない男たち』(すべて文藝春秋)について話を聞きました。高妍さんからのメッセージ、『一人称単数』の装画を手がけた漫画家の豊田徹也さん、『女のいない男たち』の装画を手がけたイラストレーターの信濃八太郎さんからのコメントもあります。
[画像6: https://prtimes.jp/i/53200/138/resize/d53200-138-2236f4103073c4fc3133-14.jpg ]


■村上春樹とイラストレーター
2016年に東京・練馬の「ちひろ美術館・東京」で開催された展覧会「村上春樹とイラストレーター ―佐々木マキ、大橋歩、和田誠、安西水丸ー」を基に、佐々木マキさん、大橋歩さん、和田誠さん、安西水丸さんの作品を紹介します。また同展を企画・担当された、「ちひろ美術館・東京」学芸員の原島恵さんからの寄稿もあります。
[画像7: https://prtimes.jp/i/53200/138/resize/d53200-138-194a59788585c185e144-15.jpg ]


■村上春樹 装丁クロニクル
村上春樹さんの翻訳を除く全著作(単行本)の書影を掲載します。膨大な作品、それぞれ個性が光る装丁がずらりと並ぶ圧巻のページです。
[画像8: https://prtimes.jp/i/53200/138/resize/d53200-138-042d404e835b76b5cf51-16.jpg ]


■Haruki Murakami と海外版装丁
50以上の言語に翻訳され、世界各地で読まれている村上作品。今回は、とりわけ読者が多い英語圏(アメリカ、イギリス)の装丁を一部紹介し、『Haruki Murakamiを読んでいるときに我々が読んでいる者たち』(みすず書房)の著者・辛島デイヴィッドさんのコメントと共に振り返ります。
[画像9: https://prtimes.jp/i/53200/138/resize/d53200-138-60d8b3a0d0a9c910d37f-17.jpg ]


■村上春樹作品へのオマージュ
[画像10: https://prtimes.jp/i/53200/138/resize/d53200-138-9bf241fc9b0cabc72739-18.jpg ]

さまざまに活躍するイラストレーター・絵本作家9名が、村上作品からそれぞれ小説を選び、特別な1枚を描き下ろしました。夢のようなコラボレーションをお楽しみください。参加作家と作品は下記のとおりです(掲載順・敬称略)。

◯谷口智則(絵本作家)
「夜中の汽笛について、あるいは物語の効用について」〈『村上朝日堂超短篇小説 夜のくもざる』(平凡社/新潮文庫)所収〉
◯nakaban(画家)
「螢」〈『螢・納屋を焼く・その他の短編』(新潮社/新潮文庫)所収〉
◯塩川いづみ(イラストレーター)
「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」〈『カンガルー日和』(平凡社/講談社文庫)所収〉
◯長崎訓子(イラストレーター)
「1Q84」〈『1Q84 BOOK1』『1Q84 BOOK2』『1Q84 BOOK3』(新潮社/新潮文庫)〉
◯北澤平祐(イラストレーター)
「ねじまき鳥クロニクル」〈『ねじまき鳥クロニクル 第1部 泥棒かささぎ編』『ねじまき鳥クロニクル 第2部 予言する鳥編』『ねじまき鳥クロニクル 第3部 鳥刺し男編(新潮社/新潮文庫)〉
◯unpis(イラスレーター)
「パン屋再襲撃」〈『パン屋再襲撃』(文藝春秋/文春文庫)所収〉
◯矢野恵司(イラストレーター)
「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」〈『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(新潮社/新潮文庫)〉
◯坂内拓(イラストレーター)
「午後の最後の芝生」〈『中国行きのスロウ・ボート』(中央公論社/中公文庫)所収〉
◯カシワイ(イラストレーター、漫画家)
「納屋を焼く」〈『螢・納屋を焼く・その他の短編』(新潮社/新潮文庫)所収〉


<関連イベント>
本誌刊行記念として、東京・表参道の山陽堂書店内「GALLERY SANYODO」にて7月18日(火)より刊行記念展〈イラストレーター・絵本作家が描く「村上春樹作品へのオマージュ」展〉を開催。本誌企画「村上春樹作品へのオマージュ」掲載作品の原画(一部、複製原画)ならびに、高妍さん描き下ろしの表紙、扉絵の複製原画を展示します。“ささやかだけれど、素敵な”展覧会になるよう準備しています。ぜひお越しください。
また期間中、山陽堂書店で本誌をお買い上げいただいた方に、特典として高妍さんのイラストレーション(描き下ろしの扉絵)が付いた「ポストカード」をお渡しします(*数量限定)。

[画像11: https://prtimes.jp/i/53200/138/resize/d53200-138-3227c2bf5897fdb8b4c9-19.jpg ]

展覧会タイトル:『イラストレーション No.239』刊行記念 イラストレーター・絵本作家が描く「村上春樹作品へのオマージュ」展
会場:GALLERY SANYODO
〒107-0061 東京都港区北青山3-5-22 山陽堂書店2階
会期:2023年7月18日(火)~7月29日(土)
営業時間:11:00~19:00(月~金)、11:00~17:00(土)
休廊日:日曜
参加作家(順不同):高妍、谷口智則、nakaban、塩川いづみ、長崎訓子、北澤平祐、unpis、矢野恵司、坂内拓、カシワイ


[表: https://prtimes.jp/data/corp/53200/table/138_1_1be66236c2155381ba4942079c934227.jpg ]


【商品概要】
書名:イラストレーション No.239
発売日:2023年7月18日
定価:本体1,600円+税
仕様:A4変型判 118ページ
JAN:4910016790931
アマゾン:https://amzn.to/44zRv3z
出版元:株式会社玄光社


【会社概要】
商号 : 株式会社玄光社
所在地 : 〒102-8716 東京都千代田区飯田橋4-1-5
設立 : 1931年
事業内容 : 出版
URL : https://www.genkosha.co.jp/

PR TIMESプレスリリース詳細へ