水力発電設備を保有する特別目的会社の匿名組合出資持分取得について
配信日時: 2023-02-02 11:01:01
三井住友ファイナンス&リース株式会社(代表取締役社長:橘 正喜、以下「SMFL」)の戦略子会社、SMFLみらいパートナーズ株式会社(代表取締役社長:寺田達朗、以下「SMFLみらいパートナーズ」)は、北海道様似郡で新日本電工株式会社が発電事業者として運営している幌満川第二発電所および幌満川第三発電所に対し、水力発電設備(以下「本設備」)を賃貸している特別目的会社の匿名組合出資持分全額を2022年12月に取得したことをお知らせします。なお、SMFLみらいパートナーズの持分法適用関連会社であるみらいエネルギー・パートナーズ株式会社(代表取締役:田中 克佳、以下「未来エネルギー」)が本設備のアセットマネジメントを引き続き実施します。
2021年10月に閣議決定された第6次エネルギー基本計画では、2030年までに国内の電源構成の11%を水力発電が占める目標が示されています。また、水力発電は気象条件による発電出力の変動が比較的小さいベース電源としてエネルギー安全保障上もその役割に期待されています。このような背景のなか、SMFLグループは、小水力発電事業者へのプロジェクトファイナンスや、水力発電所の開発を支援する事業者への出資などを通じて水力発電事業に取り組んでまいりました。
幌満川第二発電所と幌満川第三発電所は、北海道日高地方にある日高山脈襟裳国定公園内を流れる幌満川(二級河川)の畔に位置し、それぞれ1940年11月、1954年9月より運転を開始しています。また、2017年11月、2019年2月に、本設備の全面更新を実施し、固定価格買取制度(FIT)を活用した売電が行われています。本設備の発電容量合計は10,627kW、年間計画発電量合計は56GWhとなり、一般家庭約15,000世帯分の一年間の電力消費量を賄うことができ、年間約25,000トン※1のCO2排出削減効果が見込まれます。
SMFLグループは、今後も未来エネルギーをはじめとするパートナーと連携して、水力発電所の開発・設備更新・設備増強事業への出資やファイナンスを拡大していくことで、脱炭素社会の実現に貢献してまいります。
※1 温暖化対策法に基づく電気事業者ごとの排出係数で算出
【発電所概要】
[画像1: https://prtimes.jp/i/84204/30/resize/d84204-30-55b653099493656ab7be-4.jpg ]
【発電所現地写真】
発電所全景(第三発電所)
[画像2: https://prtimes.jp/i/84204/30/resize/d84204-30-1353cedca6035ed0dc73-0.jpg ]
発電所建屋外観(第三発電所)
[画像3: https://prtimes.jp/i/84204/30/resize/d84204-30-bad22c96f778435f099c-1.jpg ]
発電設備(第二発電所)
[画像4: https://prtimes.jp/i/84204/30/resize/d84204-30-09d1ed31c2efc49279db-3.jpg ]
(画像は無断転載禁止)
以上
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