ファーアイの「アイ・オン・ラストマイル配送」報告書で、小売企業の84%が外部委託先の配送ネットワークを十分に管理できていないと判明

プレスリリース発表元企業:FarEye

配信日時: 2023-01-30 01:45:00

ファーアイの「アイ・オン・ラストマイル配送」報告書で、小売企業の84%が外部委託先の配送ネットワークを十分に管理できていないと判明

ファーアイが小売企業調査の結果を速報、ラストマイルの優先課題は配送コスト削減と消費者体験向上

(シカゴ)-(ビジネスワイヤ) -- Researchscape Internationalと共同で実施されたファーアイ「アイ・オン・ラストマイル配送」報告書は、小売企業と物流企業の今後5年間のラストマイル配送における優先課題と機会について調査しました。

本プレスリリースではマルチメディアを使用しています。リリースの全文はこちらをご覧ください。:https://www.businesswire.com/news/home/20230126005274/ja/

Eye on Last-mile Delivery Report (Graphic: Business Wire)Eye on Last-mile Delivery Report (Graphic: Business Wire)

2020年以降、ラストマイル配送は変容を遂げ、複雑で費用がかかり、非効率的で持続不可能なプロセスを生み出しています。増大するラストマイル配送のコストを削減するため、この5年間に小売企業の57%が配送ネットワークを外部に委託したことが、ファーアイの調査で明らかになりました。しかし、小売企業の84%は、外部委託した配送ネットワークをもっと管理する必要があると主張しています。

収益の成長、効率性、持続可能性がどの企業にとっても重要な優先事項となっている状況下で、ラストマイル配送戦略は、配送コストの削減と消費者体験の向上のバランスを取るように適応しなければなりません。

小売企業は管理が不十分な外部委託配送ネットワークを好む

外部委託された配送ネットワークは、低コスト、より迅速な配送、容量の増大をもたらしますが、注文の追跡やブランド化された消費者体験の管理は犠牲になります。小売企業が配送ネットワークを外部委託する傾向と対照的に、単一のラストマイル配送プラットフォームを利用している小売企業は実際のところ、わずか27%です。しかし、72%は、全テクノロジー・ソリューションを単一プラットフォームに統合して、単一の外観、より高い機動性、管理、低コストを提供することが、極めて有益か非常に有益だと考えています。

ファーアイの製品担当バイスプレジデントのStephane Gagneは、次のように述べています。「自社ドライバーを抱える規模にない小売企業にとって、配送ネットワークの外部委託は柔軟な配送を行うための最も費用対効果の高い方法ですが、その代償は管理が行き届かないことです。小売企業は、ラストマイルの物流ネットワーク全体を外部委託するのではなく、独自のラストマイル・プラットフォームを持つことを検討すべきです。そうすれば、異なる複数の配送会社を利用するハイブリッドなアプローチを試したり、一部の市場で外部委託して他の市場では内製化したりする柔軟性が得られます。その結果、優れた消費者体験を維持しながら、求めるレベルの管理と可視性がもたらされるでしょう。」

小売企業の最優先課題は、配送コストと消費者満足度のバランス

ラストマイル配送は費用が高く、配送コスト全体の53%を占めています。調査対象となった小売企業の55%は、今後5年間での配送コスト削減に注力しており、顧客満足度の向上(53%)と共に2大優先課題となっています。

ラストマイル配送のコストが高くなる要因の上位には、燃料(59%)、住所検索(39%)、人件費(36%)、初回配達の失敗(34%)などが挙げられています。配送スピードも要因の1つで、現在すべてまたはほぼすべての配送が時間通りに行われていると回答した小売企業はわずか44%ですが、小売企業は2027年にはこの割合を70%近くまで高める目標を掲げています。また、35%の小売企業が現在、当日配達か翌日配達を提供していると回答し、64%が2027年までに提供することを目指しています。

Gagneは次のように指摘しています。「小売企業はスピードよりも、AIや機械学習技術によって注文の信頼性を向上させ、正確かつ効率的に注文をルーティングし、配送会社の割り当てと容量レベルを需要に一致させることを検討すべきです。」

ラストマイル配送の成長における優先事項

ラストマイル配送の見通しについては、小売企業の66%がラストマイル配送テクノロジーにかかる予算が今後5年間で増大すると予想し、78%が今後1~2年以内にラストマイル配送ソリューションを変更するか新規購入する可能性が高いと述べています。小売企業の48%が今後5年以内にラストマイル配送プラットフォームを購入すると見ており、自社で構築するとの予想(32%)を上回っています。

小売企業は2027年までに、より持続可能な形で配送車両台数を拡大することも計画しています。EMEAとAPACの回答者の60%と米国の回答者の40%が、今後5年間に電気自動車を自社車両に使用する予定です。自律走行車は、APACの回答者の43%、米国とEMEAの回答者のそれぞれ25%と20%にとって優先事項であり、ドローンについては、APACの回答者の34%、EMEAの回答者の29%、米国の回答者の22%が、今後5年間の優先課題だとしています。

調査方法

ファーアイ「アイ・オン・ラストマイル配送」調査は、2023年1月と2月の2回に分けて発表されます。ファーアイは、米国(32%)、EMEA(36%)、APAC(32%)の各地域で物流・小売業務を担当する小売・物流分野のリーダー300人の回答を分析しました。

ファーアイについて

ファーアイのデリバリー管理プラットフォームは、デリバリーを競争上の強みに変えます。小売り、電子商取引、サードパーティーロジスティクスの企業は、オーケストレーション、リアルタイムの可視性、ブランド化された顧客体験というファーアイ独自の組み合わせにより、複雑なラストマイルデリバリーの物流を簡素化することができます。ファーアイのプラットフォームにより、企業は消費者の忠実度と満足度を高め、コストを削減し、業務効率を向上させることができます。ファーアイは、世界30カ国に150以上の顧客を持ち、世界5カ所に事業所を構えています。ファーアイは、ラストマイルのファーストチョイスです。

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