PHCと帝人ファーマ、「オスタバロ®皮下注カートリッジ 1.5mg」専用の電動式注入器「オスタバロ®インジェクター」を共同開発し発売開始

プレスリリース発表元企業:PHC Corporation

配信日時: 2023-01-30 11:00:00

PHCと帝人ファーマ、「オスタバロ®皮下注カートリッジ 1.5mg」専用の電動式注入器「オスタバロ®インジェクター」を共同開発し発売開始

PHCと帝人ファーマ、「オスタバロ®皮下注カートリッジ 1.5mg」専用の電動式注入器「オスタバロ®インジェクター」を共同開発し発売開始

(東京)-(ビジネスワイヤ) -- PHC株式会社 診断薬事業部(本社:東京都港区、代表取締役社長:中村 伸朗、以下「PHC IVD」)と、帝人ファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:渡辺 一郎、以下「帝人ファーマ」)は、骨折の危険性の高い骨粗鬆症を効能・効果とする「オスタバロ®皮下注カートリッジ 1.5mg」専用の電動式注入器「オスタバロ®インジェクター(*1)」を共同開発し、このたび帝人ファーマが販売を開始しました。

本プレスリリースではマルチメディアを使用しています。リリースの全文はこちらをご覧ください。:https://www.businesswire.com/news/home/20230129005002/ja/

「オスタバロ®インジェクター」 (写真:ビジネスワイヤ)「オスタバロ®インジェクター」 (写真:ビジネスワイヤ)

PHC IVDが製造販売する「オスタバロ®インジェクター」は、帝人ファーマが製造販売する「オスタバロ®皮下注カートリッジ 1.5mg」専用の電動式注入器です。本製品は、カラーディスプレイに表示される注射ガイダンスを確認しながら操作することができ、ディスプレイ上部の注射ボタンを押すと薬液が自動的に注入されるため、高齢患者さんや介助者における投与負担の軽減に寄与します。また、投与日時などが本体に自動記録されることで、ディスプレイ画面を通じて介助者や医療従事者との投与履歴の共有が可能となり、服薬指導をサポートします。患者さんにとって治療がしやすい環境を提供すると共に、服薬アドヒアランス(*2)の向上につながることが期待されます。

「オスタバロ®皮下注カートリッジ 1.5mg」は、帝人ファーマが2022年8月31日に厚生労働省より医薬品製造販売承認(*3)を取得し、2022年11月16日に薬価収載され、このたび販売を開始することになりました。本製品は、ヒト副甲状腺ホルモン関連タンパク質(human parathyroid hormone-related protein : hPTHrP)のN末端から34個のアミノ酸配列のうち、一部を改変したポリペプチドであるアバロパラチド酢酸塩を有効成分とします。アバロパラチド酢酸塩は、骨代謝に関わる副甲状腺ホルモン1型受容体のうちRG型を選択的に刺激する作用を持ち、骨吸収作用に対して骨形成作用がより優位な新規の骨形成促進剤です。1日1回の皮下投与により、骨量の増加効果および骨折抑制効果が期待でき、骨折の危険性の高い骨粗鬆症を効能・効果とします。

PHC IVDと帝人ファーマは、今後もアンメットニーズの高い疾患に対して新たな治療選択肢と、医療従事者の課題にお応えするヘルスケアソリューションを提供することで、患者さんのQOL向上に役立つと共に、より質の高い医療の実現に貢献してまいります。

― 「オスタバロ®インジェクター」の主な仕様 ―

名称

オスタバロ®インジェクター

サイズ

W45 mm X H144 mm X D26 mm
※突起部除く

重量

155g
※電池(17g)含む

販売

帝人ファーマ株式会社

製造販売元

PHC株式会社

― 「オスタバロ®皮下注カートリッジ 1.5mg」の概要 ―

販売名

オスタバロ®皮下注カートリッジ 1.5mg

一般名

アバロパラチド酢酸塩

剤形

水性注射剤(カートリッジ剤)

効能・効果

骨折の危険性の高い骨粗鬆症

用法・用量

通常、成人には1日1回アバロパラチドとして80μgを皮下に注射する。

なお、本剤の投与は18ヵ月間までとすること。

販売元

帝人ファーマ株式会社

製造販売元

帝人ファーマ株式会社

(*1) 一般的名称:医薬品・ワクチン用注入器、認証番号:302AABZX00057000
(*2) 患者さん自身が自分の病気を受け入れて、医師の指示に従って積極的にお薬を用いた治療を受けること
(*3) https://www.teijin-pharma.co.jp/pressrelease/2022/20220905.pdf

(注) オスタバロは、帝人株式会社の登録商標です。

【PHC株式会社 診断薬事業部について】

1969年に設立されたPHC株式会社は、糖尿病マネジメント、ヘルスケアソリューション、診断・ライフサイエンスの事業領域において、開発、製造、販売、サービスを行い、グローバルヘルスケア企業として事業を展開するPHCホールディングス株式会社(証券コード 6523 東証プライム)の日本における事業子会社です。健康を願うすべての人々に新たな価値を創造し豊かな社会づくりに貢献することを経営理念として、診断薬事業部では、血糖値測定システムを始めとする検査・分析装置の開発、製造、販売を通じて、糖尿病や喘息などの疾患の早期発見と効果的な治療に貢献し、患者さんへの医療サービス向上に取り組んでいます。
www.phchd.com/jp/ivd

【帝人ファーマ株式会社について】

帝人グループは、あらゆる年齢の人々の健康的で快適な生活を支える製品・サービスを提供することとしており、革新的な治療法の創出を目指しています。そのヘルスケア事業の中核を担う帝人ファーマは、これまで長く携わってきた骨・関節領域において、新薬である「オスタバロ®皮下注カートリッジ 1.5mg」を中核的製品として位置づけ、市場浸透を図っていきます。そして、今後もアンメットニーズの高い疾患に対して新たな治療選択肢を提供することで、患者さんのQOL向上に貢献していきます。
www.teijin-pharma.co.jp



businesswire.comでソースバージョンを見る:https://www.businesswire.com/news/home/20230129005002/ja/

連絡先
PHC株式会社 診断薬事業部
事業企画部 広報課 
田崎 浩/日下 裕子
電話:070-1449-9486/070-1226-3325
E-mail:ivd-communications@gg.phchd.com帝人株式会社 広報・IR部
電話:03-3506-4055 

プレスリリース情報提供元:ビジネスワイヤ