リキッド・マーケッツが金融サービスなどのためのインテルFPGAベースの製品群を発表

リキッド・マーケッツが金融サービスなどのためのインテルFPGAベースの製品群を発表

（スイス・ツーク）-（ビジネスワイヤ） -- リキッド・マーケッツ（LMS）は本日、インテル コーポレーションとの戦略的提携を発表しました。この提携は、データ伝送の遅延とスループットがビジネスの成功に極めて重要な影響を及ぼす業界が直面する課題を解決すべく、Intel Agilex（インテル・アジレックス） FPGAベースの製品群の開発を推進することが狙いです。インテルとLMSは当面、金融サービス業界に特化しますが、初期の協業製品であるÜberNIC™とNaros.TaSR™を含む製品は、複数の業界にわたる幅広いエンドユーザーの要件に適用できると両社は考えています。

LMSは、金融サービスやその他の業界で使用される接続・市場アクセス・リスク軽減のための特注ソリューションとして、特許取得済みの業界有数のFPGAベースの超低遅延・超大容量のソリューションを概念化・設計・実装するために、実証済みの技術を利用しています。LMSのNaros.Systems™ロジック技術は、金融サービスの証券取引、受注、マーケットデータ処理など、遅延とスループットがビジネスの成功にとって極めて重要なボトルネックとなっている業界において、通信スタック全体を置き換え、強化することが可能です。

LMSは世界で最も高性能なネットワークスタックとカーネルバイパスを開発しており、完全なトランシーバー間I/O遅延を（x86-64ユーザースペース経由で）548ナノ秒という短時間で実現しています。市販のイーサネットアダプター／ネットワークスタックソリューションで、スループットレートやペイロードサイズに関係なく同様の性能を実現するものはありません。

インテルFPGA技術を利用して独占販売する協業商品第一弾は、下記の通りです。

ÜberNIC

Intel Agilex FPGAベースの超低遅延・ロスレスの汎用イーサネットアダプターのÜberNICファミリーは、完全にハードウエアベースのネットワークスタックと特許取得済みのカーネルバイパスおよびPCI Express®（PCIe）転送メカニズムを革新的に取り入れたものです。Intel Agilex FPGAデバイス上にのみに導入されるÜberNICファミリーのイーサネットアダプターは、遅延、スループット、容量、パフォーマンスの一貫性における新しい水準を提供します。

ÜberNICファミリーの製品は、設定可能なオンボードメモリー、充実したポート密度、PCIe Gen 3、4、5をサポートしています。さらに、ÜberNICファミリーの一部製品は、コンピュート・エクスプレス・リンク（CXL）をサポートする予定です。CXLは、近日発売予定の第4世代Intel Xeonスケーラブルプロセッサー搭載サーバーで利用可能であり、これまで実現できなかった性能を提供するÜberNICの能力を支えています。その結果、ÜberNICファミリーは、他のすべての代替製品と比較して、コストと性能の面で大きな優位性を提供します。

Naros.TaSR

ネットワークに接続されたデバイスやシステムのプロファイリングを行うためのIntel Agilex FPGAベースの決定論的な試験／シミュレーションソリューションであるNaros.TaSRは、ネットワークに接続されたシステムやデバイスの遅延とスループット能力の定量化に最適です。サイズ、スループットレート、ボリュームの異なるUDPメッセージやTCPメッセージの送信、PCAPデータの再生などが可能です。Naros.TaSRは、3.1ナノ秒の精度で総I/O遅延を計算します。Naros.TaSRは、既存の性能と潜在的なソリューションを独立的かつ正確に測定することができるため、適切で正確な分析を実現します。また、Naros.TaSRは純粋な性能試験だけでなく、総合試験システムの重要なコンポーネントとして機能し、ターンオーバー前後の検証を実施することができます。他のベンダーが、製品について独自に取得した性能特性の配布を制限しようとする一方で、LMSはお客様自身がテストすることを可能にします。

リキッド・マーケッツのセス・フリードマン最高経営責任者（CEO）は、次のように述べています。「LMSは、インテルと協力してFPGA技術の利用を促進できることを大変うれしく思います。LMSとインテルの高度な技術の組み合わせは、遅延、スループット、そして極めて重要な一貫性の大幅な改善という形で、エンドユーザーに大きな利益をもたらします。」

インテルのプログラマブル・ソリューション・グループのクラウド＆エンタープライズ・アクセラレーション部門担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネジャーのジム・ドーキン氏は、次のように述べています。「LMSとの協業は、金融サービス業界における当社のリーダーシップ拡大への深いコミットメントを示すものです。Naros.TaSRでネットワーク性能を正確に試験できる能力を金融サービス企業に提供することは非常に貴重であり、これをÜberNICと組み合わせることで、遅延とスループットに厳格な要件を持つ証券取引などのアプリケーションを活性化させることができるのです。私たちはLMSと協力して、Intel Agilex FPGAをさらにもう1つのデータセンター・アクセラレーション・アプリケーションに使用される最先端製品として推進できることをうれしく思います。」

リキッド・マーケッツについて：リキッド・マーケッツは、世界で最もパフォーマンスの高いネットワーク接続コンピュート（NAC）システムを提供しています。LMSは2019年に設立され、日本、シンガポール、スイス、米国で事業を展開しています。LMSは、バイサイドおよびセルサイドの大手金融サービス機関の経験豊富なエグゼクティブによって設立されました。LMSの使命は、特許取得済みのFPGA技術を応用し、データ送受信の遅延、スループット、一貫性がビジネスの成功に不可欠である業界が直面する課題を解決することです。

LMSの使命は、特許取得済みのFPGA技術を応用し、データ送受信の遅延、スループット、一貫性がビジネスの成功に不可欠である業界が直面する課題を解決することです。

© Liquid-Markets GmbH. LMS、LMSのロゴ、その他のLMSマークは、Liquid-Markets GmbHまたはその関連会社の商標です。Intel、Intelのロゴ、その他のインテルのマークは、インテル コーポレーションまたはその子会社の商標です。

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プレスリリース情報提供元：ビジネスワイヤ