2022年6月度 高額保険金お支払い事例「犬の前立腺肥大・前立腺がんほかに約50万円」:ペット保険「PS保険」調べ
配信日時: 2022-10-05 10:30:00
ペット保険の「PS保険」を提供する少額短期保険会社のペットメディカルサポート株式会社(本社:東京都港区赤坂、代表取締役社長:米満 明仁、以下『ペットメディカルサポート』)は、当社ペット保険「PS保険」が、2022年6月にお支払いしました高額保険金事例についてお知らせします。
また、その中から「犬の前立腺肥大・前立腺がん」の診療について、「電話どうぶつ病院Anicli24」の院長、三宅亜希先生にご解説いただきました。
■2022年6月度 月間高額保険金お支払い事例
2022年6月度の高額保険金お支払い事例をご紹介します。
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/57917/table/75_1_dfc1f3e1bdafe1f1ce8f772d1fd4c748.jpg ]
※お支払い金額は1回の請求ベースで掲載しています。
※個別の契約に関してはお答えいたしかねます。個人が特定できない範囲で情報を掲載しています。
※2022年6月1日~2022年6月30日に保険金支払手続きを行った事案について掲載しています。
一日も早いご回復を心よりお祈り申し上げます。
■平均的な保険金お支払い事例
保険金のお支払いは、上記のように高額なものに限りません。次に、平均的なお支払い事例としてペットの胃腸炎の診療をご紹介します。
胃腸炎の事例
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/57917/table/75_2_c864a2b79fe5946c309f0af8821cbc5e.jpg ]
上記金額は、1,000円未満を切り捨てています。
■高額診療「犬の前立腺肥大・前立腺がん」を獣医師が解説
2022年6月度の高額保険金お支払い事例で取り上げた「犬の前立腺肥大・前立腺がん」の診療内容について、当サービス『獣医師ダイヤル』を担当されています「電話どうぶつ病院Anicli24」院長、三宅亜希先生にご解説いただきました。
前立腺肥大・前立腺がんとは、どんな病気なのか
前立腺はオスの生殖器のひとつで、膀胱(ぼうこう)の出口付近の尿道を取り囲むように位置しています。
前立腺肥大、前立腺がんともに、排尿障害、排尿痛などが起こり、細菌性の膀胱炎を併発するケースも珍しくありません。また、痛みにより歩行異常が生じたり、前立腺がんが骨に転移すると激しい痛みが生じたりします。
前立腺肥大は、性ホルモンが原因のため、去勢をしていない高齢犬で多く見られます。一方、前立腺がんも高齢犬で見られる病気ですが、発生率はかなり低く、性ホルモンとの関連がないため去勢の有無は影響しません。
事例の犬の前立腺肥大・前立腺がんの通院日数、入院日数、手術回数について
[表3: https://prtimes.jp/data/corp/57917/table/75_3_13e46687c4dd19d4a3ab18f90a29b194.jpg ]
※上記の数値は、PS保険加入者さまから請求されたものであり、ペットメディカルサポートが補償する範囲を示すものではありません。また、平均や水準を示すものでもありません。
犬の前立腺肥大・前立腺がんの診療内容
※下記の内容は、犬の前立腺肥大・前立腺がんの一般的な診療についての記述であり、PS保険にご請求いただいた事案の診療内容とは異なります。
検査
・問診、視診
飼い主さんに症状が始まった時期やきっかけなどの問診を行います。
・触診(直腸検査)
肛門(こうもん)から指を入れ、前立腺の腫れを確認します。
・血液検査
採血をして、全身状態を確認します。
・画像検査
レントゲン検査や超音波検査により、膀胱や前立腺の状態を確認し、尿道の狭窄(きょうさく:すぼまって狭い状態)を観察する場合もあります。前立腺がんの場合、転移の有無を確認します。
・尿検査
採尿し、細菌感染の有無や血尿などを確認します。
・病理検査
前立腺の一部を採取し、前立腺がんなのか、前立腺肥大なのかなどを鑑別します。
治療法
前立腺肥大は、去勢手術が一番効果的であり、治療の第一選択となります。手術を選択できない場合は、内服薬を使用します。
前立腺がんは、前立腺の全摘出が可能な場合に外科治療を行いますが、困難な場合は必要に応じて抗がん剤や放射線治療が選択されます。外科治療は全身麻酔下で行うため、術前検査として血液検査や胸のレントゲン検査を行います。
排尿障害の状況によっては、尿道カテーテルの設置も行います。
予後
前立腺肥大は、去勢手術を行えば予後は非常に良好で、手術後2~3か月で前立腺は小さくなっていきます。
一方、前立腺がんは悪性度がかなり高いため、どの治療法を選択しても予後はあまり期待できません。
まとめ
前立腺肥大と前立腺がんの症状はとてもよく似ていますが、原因や治療法、予後も大きく変わります。また、去勢手術で前立腺肥大は予防が可能ですが、前立腺がんは予防できません。
前立腺がんは早期発見が重要ですので、愛犬がシニアになったら、画像診断を含む定期健診を検討しましょう。
【会社概要】
商号 : ペットメディカルサポート株式会社
代表者 : 代表取締役社長 米満 明仁
所在地 : 〒107-0052 東京都港区赤坂8-4-14 青山タワープレイス2階
営業開始日: 2008年5月2日
事業内容 : 少額短期保険業(登録番号 関東財務局長(少額短期保険)第24号)
資本金 : 3億3,275万円(2022年3月時点)
URL : https://pshoken.co.jp/
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