ラスベガス市がNTTと共同で米国最大のプライベート・ネットワークを展開

プレスリリース発表元企業:NTT Ltd.

配信日時: 2022-09-30 16:21:00

ラスベガス市がNTTと共同で米国最大のプライベート・ネットワークを展開

企業、政府、教育機関のための機会を創出世界初となるNTTのオープン・ワイヤレス・スマート・プラットフォームを採用

(ロンドン & ラスベガス)-(ビジネスワイヤ) -- ITインフラストラクチャーおよびサービスの主要グローバル企業のNTTリミテッドは本日、米ネバダ州ラスベガスで開催中のモバイル・ワールド・コングレス(MWC)2022でラスベガス市(CoLV)向けのプライベート5G(P5G)ネットワークの拡張を発表しました。このプロジェクトでは、NTTのP5Gを導入・プロビジョニングし、米国で最も広範なプライベート・ネットワークを構築します。

このネットワークは、地元の企業、政府、教育機関が、ラスベガスの市民や訪問者の生活を豊かにする革新的なソリューションを導入するオープン・プラットフォームとして機能することを目標としています。NTTはパートナーと協力して、ラスベガス全域でネットワーク・アクセスポイント(AP)の数を2倍以上に増やします。市民向けブロードバンド無線スペクトラム(CBRS)の導入のほとんどが建物内または産業用であるのとは異なり、このネットワークは公共スペースに広がっています。また、この規模のネットワークとして初めて、サードパーティーのAPやエンドユーザー・デバイスに開放されています。これにより、ラスベガスは市域の市民や組織のための技術ハブとなる道を着実に進んでいます。

NTTリミテッドのニューベンチャー&イノベーション担当グループEVPのシャヒード・アハメドは、次のように述べています。「ラスベガス市のネットワークは、革新を推進し、世界中の都市や企業のモデルとなるでしょう。ネットワークが実装されれば、米国最大のオープンな自治体ネットワークCBRSの導入となります。NTTのオーダーメイド・サービスによる支援により、地元組織は独自のデバイスを使用し、ネットワーク上でアプリケーションを開発することができます。都市全体で、接続性、安全・安心、そして医療やその他の重要サービスへのアクセスが、住民や訪問者にとって改善されたものになります。」

NTTは、オープンで知的なネットワークを通じて、フルスタック、エッジ、スマート・ソリューションなど、既存および新規のアプリケーションのさまざまな要件に合わせてネットワーク・サービスをカスタマイズすることが可能です。初期のユースケースには次のようなものがあります。

教育:クラーク郡学区の生徒のための遠隔学習接続やアプリケーションを改善する。セキュリティー:公園、イベント会場、交通渋滞の激しい場所などに、モーション・センサー付きカメラなどのインテリジェントな監視システムを設置し、法執行を支援する。健康管理:住民の接続性を向上させ、遠隔医療などのより多くのサービスを利用できるようにする。ラスベガス市自治体、その関係者、ビジネス・コミュニティーは、超低遅延、高い信頼性、大容量、シームレスなセキュリティー、柔軟な管理など、P5Gネットワークの能力の恩恵を受けることができます。ユースケースがさらに増えれば、ネットワークは収益創出フレームワークとなり、都市の利益向上とネットワークの維持、拡張、強化に貢献します。このネットワーク・モデルと、ラスベガス市で開始された新しいサービスとアプリケーションはそれぞれ、全米の都市において再現、販売することが可能です。

ラスベガス市の最高革新責任者のマイケル・シャーウッド氏は、次のように述べています。「私たちの目標は常に、教育、人材開発、安全性を強化することで、ラスベガス市を住民や訪問者にとって最高のコミュニティーにすることです。これを実現するためには、ワイヤレス能力と市全体の接続性を拡張する必要があり、そのためにラスベガス市はNTTと協力することを決めました。幅広い能力を持つNTTは、ラスベガス市が重要な技術ハブとなり、強力な経済基盤となることを可能にする支援をしています。」

NTTは、ラスベガス市の多者間・多段階プロジェクトのリードとして、セキュリティー、コントロール、プライバシーを設計段階で統合し、企業やその他の顧客がネットワークを柔軟に確保、拡張、分割できるLTE/5Gネットワークをサービスとして包含するP5Gプラットフォームを提供しています。P5Gローカルエリア・ネットワーク(LAN)技術企業のセローナが、このプロジェクトでNTTと協業しています。セローナの貢献の1つに、市場をリードするデバイスやアプリ・プロバイダーのオープンエコシステムの主要業績評価指標を追跡できるソフトウエア定義運営モデルがあります。セローナの創立者で最高経営責任者(CEO)であるラジーブ・シャー氏は、次のように述べています。「NTTとの継続的な協業と、ラスベガス市の拡大するP5Gネットワークにおいて、エンドユーザーに独自の運用の機敏性と効率性を提供する機会を得ることができ、大変うれしく思っています。」

ラスベガスは2018年にNTTと提携を開始し、センサー、IoT、ビッグデータ、予測分析を用いて市内の安全性、状況認識、交通渋滞、逆走を改善するためにNTTスマート・ソリューションを活用し始めました。2020年、NTTとラスベガス市はAccelerate Smartプロジェクトを拡大して複数の場所でスマートパークのユースケースを含めることを発表し、公共安全の向上と、市民と訪問者へのより良い体験の提供に貢献しました。NTTのスマート・ソリューションは、ラスベガスを真のスマートシティーに変え、より安全で、より包摂的で、かつ持続可能な環境の創造に貢献しました。P5G上にオープン・ネットワークでアプリケーションを導入するということは、オープン性と規模の点で市場初の試みです。市民にとって、市内での導入後の最初のメリットの1つは、NTTスマート・ソリューションが新しい公園に拡大したことによって、さらなる安全性や公園サービスが提供され続けることです。

NTTは、MWCのプレミア産業都市5Gショーケース・スポンサーとして、つながる未来の可能性を再想像する最先端技術を実現していくことに期待を感じています。NTTのエッジ・コンピュートプライベート5Gの能力、および当社とラスベガス市との協業の詳細については、9月28~30日にW1 410番ブースで展示をご覧ください。また、基調講演「Viva Tech Vegas」で、シャヒード・アハメドがラスベガス市のCIOおよびボインゴ・ワイヤレスの最高経営責任者(CEO)と共に、都市そのものの技術進化について説明しますので、ご参加ください。連絡先については下記をご覧ください。

NTTリミテッドについて

NTTリミテッドは、ITインフラおよびITサービスの一流企業です。売上高は100億米ドルを超え、200以上の国・地域で事業を展開し、複数業界の5000社以上にサービスを提供しています。技術と革新を通じて、従業員、顧客、コミュニティーに力をもたらし、安全で接続された未来を実現しています。当社は、組織のエッジツークラウドのネットワーキングエコシステムの基盤を築き、マルチクラウド環境におけるワークロードの複雑性を簡素化して、ネットワーク、クラウド、アプリケーションが融合するIT環境のエッジで革新に取り組んでいます。当社は、安全で拡張性が高くカスタマイズ可能なすべてのデータセンターの設計と運用において、お客さまの需要に合わせたインフラストラクチャーを提供し、一貫したベストプラクティスを確保します。また、ソフトウエアディファインドの未来という目的に向かっての一連の取り組みにおいて、プラットフォーム型インフラサービスで組織を支援しています。当社は世界的なNTTコーポレーションの一員として、フォーチュン・グローバル500企業の65%、フォーチュン・グローバル100企業の80%にサービスを提供しています。私たちは、つながる未来を実現します。

services.global.nttをご覧ください。

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