PHC株式会社:成長ホルモン治療における服薬管理アプリケーションソフトウェア 「めろん日記®」のリニューアル公開
配信日時: 2022-08-08 14:00:00
PHC株式会社:成長ホルモン治療における服薬管理アプリケーションソフトウェア 「めろん日記®」のリニューアル公開
(東京)-(ビジネスワイヤ) -- 医療機器や診断機器などを提供するPHC株式会社 診断薬事業部(本社:東京都港区、代表取締役社長:森本恭史、以下「PHC IVD」)と、JCRファーマ株式会社(本社:兵庫県芦屋市、代表取締役会長兼社長:芦田信、以下「JCRファーマ」)は、このたび、電動式成長ホルモン製剤注入器(*1)「グロウジェクター®L」と組み合わせて使用する、成長ホルモン治療服薬管理アプリケーションソフトウェア「めろん日記®」(*2)の機能を更新しましたのでお知らせいたします。本アプリは、2022年8月よりGoogle Playでのバージョンアップ並びにApp Store(*3)にて新規公開されます。
本プレスリリースではマルチメディアを使用しています。リリースの全文はこちらをご覧ください。:https://www.businesswire.com/news/home/20220807005002/ja/
「めろん日記®」の詳細ウェブページ:https://jcrgh.com/melonnikki/top.html (画像:ビジネスワイヤ)
PHC IVDが製造販売する「グロウジェクター®L」は、JCRファーマが製造販売する遺伝子組換え天然型ヒト成長ホルモン製剤「グロウジェクト®皮下注6mg及び同12mg(*4)」専用の電動式医薬品注入器です。また、PHC IVD及びJCRファーマにて共同開発し2020年10月にGoogle Playに公開した「めろん日記®」は、「グロウジェクター®L」の本体内部に記録された投与履歴を、無線通信によりスマートフォンに送信し、確認することができます。また、投与部位の記録、患児の身長や体重からなる成長曲線を作成・表示し、PDFデータをPCにメール送信する機能に加えて、患児の注射に対する緊張感の緩和、積極性の向上を目的とした「お楽しみ機能(*5)」などが搭載されています。
「めろん日記®」は、2019年2月より開始した、服薬アドヒアランス(*6)低下の改善を目的とした臨床研究(Urakami T. Clin Pediatr Endocrinol 2021;30(2):85-92.)に提供されました。この臨床研究から得られた治療状況の知見や市場からのニーズにより、患者さんや医療従事者のアクセシビリティ向上を目指し、新たにiPhone対応やBluetooth®対応に向けて早急に開発検討を進め、このたび公開する運びとなりました。
このたびの機能更新により、Androidユーザーに加え、新たにiPhoneユーザーも「めろん日記®」が使用可能となり、またBluetooth通信機能の導入により、通信操作の負担軽減に寄与します。さらに、個別化医療の促進へ貢献することによる成長ホルモン治療の新たなスタンダードの創出や、医療IoT化の推進が予測される中、患者さんと医療従事者双方の診療・治療に変革がもたらされ、患者さんのQOLの改善に繋がることが期待されます。「めろん日記®」の機能更新に伴い、「グロウジェクター®L」の機能も更新しました。それぞれの主な仕様の更新内容は以下の通りです。
【めろん日記®】
Androidスマートフォンに加えて、iPhoneでの利用に対応保護者、親族、または医療従事者が「なかま」となり、患児の治療状況を遠隔からでも共有ができ、患児へのメッセージ送信も可能患児の成長と共にアバターが成長する機能や、ペットや旅行・イベントなどのお楽しみアイテムも追加し、患児の注射に対する緊張緩和を目的とした「お楽しみ機能」を拡充詳細ウェブページ:jcrgh.com/melonnikki/top.html
【グロウジェクター®L(*7)】
ユーザーのさらなる使いやすさを追求しAndroidスマートフォンに加えて、iPhoneでの利用を可能にする、Bluetooth通信機能を搭載市場要望に基づいたソフトウェア・ハードウェアを改善PHCにて取締役、診断薬事業部長を務める徳永博之は、「当社の診断薬事業部では、1991年に血糖値測定システムの開発を開始して以来、簡便で高精度な検査・分析装置の開発、製造および販売を行ってまいりました。2017年に発売して以来、お客様に高い評価をいただいている『グロウジェクター®L』は、このたび、同製品および専用の服薬管理アプリ『めろん日記®』の機能拡張により、患者さんやご家族の医薬品の皮下注射に伴う負担のさらなる軽減と、医療従事者および保護者による治療状況のモニタリング等の連携が実現することで、より効果的な投薬治療につながるものと期待しています。当社は、精緻なモノづくりにデジタル技術を融合させることで、今後も、患者さんのQOLの向上に役立つとともに、医療従事者の皆様の治療と診療における課題に応えるヘルスケアソリューションを提供し、より質の高い医療の実現に貢献してまいります」と述べています。
また、JCRファーマにて専務取締役、営業・管理担当、営業本部長を務める芦田透は、「当社は2006年に電動式医薬品注入器『グロウジェクター®』を発売して以降、ヒト成長ホルモン製剤『グロウジェクト®』で治療されている患者の皆さんのニーズにお応えできるよう、製品の情報提供活動や研究・開発を進めてまいりました。2020年に公開した『めろん日記®』は、成長ホルモン治療における自己注射支援、および患者の皆さんと医療従事者との情報連携の向上により成長ホルモン治療をさらに効果的なものにするIoT時代のヘルスケア分野でのデジタルトランスフォーメーションの実例になると考えています。iPhoneでの利用を可能にし、また新たな機能を追加したこの度のリニューアルにより、さらに多くの患者の皆さんに貢献し、在宅自己注射治療におけるニーズに寄り添う新たな価値が提供できると期待しております。今後も成長障害治療に対する幅広い選択肢を提供し、小児医療の発展に貢献してまいります」と述べています。
(注)めろん日記、グロウジェクト、グロウジェクターは、JCRファーマの登録商標です。
-
Google Play, Androidは、Google LLC の商標です。
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App Store, iPhoneは、Apple Inc.の商標です。
-
Bluetooth®ワードマークおよびロゴは登録商標であり、Bluetooth SIG, Inc. が所有権を有します。PHCは使用許諾の下でこれらのマークおよびロゴを使用しています。
-
iOSは、米国およびその他の国における Cisco社の商標または登録商標であり、ライセンスに基づき使用されています。
(*1)
一般的名称:医薬品・ワクチン用注入器、認証番号:228AABZX00109000
(*2)
「めろん日記®」はAndroidOSとiOSに対応し、Bluetooth接続、またはNFC通信で転送される「グロウジェクター®L」の投与履歴を保存することができる。尚、医療機器に該当する機能は含まれない。
(*3)
Appleが運営する、iOS端末向けデジタルコンテンツ(アプリケーション・映画・音楽・書籍など)のダウンロードサービス。専用アプリ「めろん日記®」の無料ダウンロードが可能になる。
(*4)
「グロウジェクト®皮下注6mg及び同12mg」の効能・効果
・
骨端線閉鎖を伴わない成長ホルモン分泌不全性低身長症
・
骨端線閉鎖を伴わないターナー症候群における低身長
・
成人成長ホルモン分泌不全症(重症に限る)
・
骨端線閉鎖を伴わないSGA(small-for-gestational age)性低身長症疾患についての詳しい情報は、JCRファーマの「成長ホルモン治療情報サイト」を参照。
jcrgh.com/index.html
(*5)
患児の成長に合わせてアプリ上でアバター(自分の分身となるキャラクター)が成長したり、洋服やペットなどのパーツを取り替えたりすることができ、アバターを介して他の患児と日々の治療についてコミュニケーションを行うなどの機能。
(*6)
患者さん自身が自分の病気を受け入れて、医師の指示に従って積極的にお薬を用いた治療を受けること。
(*7)
「グロウジェクター®L」は、NFC通信対応品(品番:APG-4000)から、Bluetooth接続対応品(品番:APG-4000-BT)へとリニューアルする。
<PHC株式会社・診断薬事業部について>
1969年に設立されたPHC株式会社は、糖尿病マネジメント、ヘルスケアソリューション、診断・ライフサイエンスの事業領域において、開発、製造、販売、サービスを行い、グローバルヘルスケア企業として事業を展開するPHCホールディングス株式会社(証券コード 6523 東証プライム)の日本における事業会社です。健康を願うすべての人々に新たな価値を創造し豊かな社会づくりに貢献することを経営理念として、診断薬事業部では、血糖値測定システムを始めとする検査・分析装置の開発、製造、販売を通じて、糖尿病や喘息などの疾患の早期発見と効果的な治療に貢献し、患者さんへの医療サービス向上に取り組んでいます。
www.phchd.com/jp/ivd
<JCRファーマ株式会社について>
当社は、「医薬品を通して人々の健康に貢献する」という企業理念のもと、時代を先取りした再生医療・遺伝子組換え・遺伝子治療技術による医薬品の研究開発・製造・販売を行っているバイオ医薬品のスペシャリティファーマです。1975年の創業以来ターゲットにしている希少疾病領域において、常に「他社より一歩前に出る」独自の技術開発と製品創製に取り組み、様々な疾患に苦しむ患者の皆さんのために持続可能な価値創造の実現を目指しています。
www.jcrpharm.co.jp/
businesswire.comでソースバージョンを見る:https://www.businesswire.com/news/home/20220807005002/ja/
連絡先
お問い合わせ先
PHC株式会社 診断薬事業部 事業企画部 広報課 田崎 浩/日下 裕子
電話:070-1449-9486/070-1226-3325
E-mail:ivd-communications@gg.phchd.com
JCRファーマ株式会社 管理本部 広報・IR室 小山 ゆり
電話:0797-32-1995(代)
E-mail:ir-info@jcrpharm.co.jp
プレスリリース情報提供元:ビジネスワイヤ
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