ファブレス素材・化学メーカーがグローバル市場でニッチトップのレアメタル製造業をM&A(法人・審査制M&Aマッチングサイト「M&Aサクシード」経由)

プレスリリース発表元企業:Visional

配信日時: 2022-06-07 13:00:00

Visionalグループの株式会社M&Aサクシード(所在地:東京都渋谷区/代表取締役社長:金 蓮実)が運営する法人・審査制M&Aマッチングサイト「M&Aサクシード」(https://ma-succeed.jp/)は、「M&Aサクシード」経由で、日本材料技研株式会社(所在地:東京都、略称:日本材料技研)が企業を譲り受けたことをお知らせします。ファブレス素材・化学メーカーの日本材料技研は、レアメタル加工製品ファブレスメーカーの株式会社エムアンドシー(所在地:埼玉県、略称:エムアンドシー)の発行済全株式を譲り受け、完全子会社化しました。グローバル市場におけるニッチトップ製品を有する優良企業のエムアンドシーの技術や経験と、日本材料技研が有する業界ネットワークを生かし、新たな顧客を開拓するなど、すでにシナジー効果が出ています。レアメタル加工製品は、モビリティ、エレクトロニクス、ヘルスケアなど幅広い分野の特殊用途においてニーズがあり、両社が経営統合することで、さらなる事業成長が期待できます。



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このたび、二社代表、創業者の対談を公開しました。詳細に関してはこちらをご参照ください。
https://ma-succeed.jp/content/agreement/post-9210

【M&A概要】
譲渡企業(譲り渡し企業):株式会社エムアンドシー(所在地:埼玉県、代表取締役社長:加瀬 雅己 様)

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・事業:レアメタルを用いた精密加工部品製造業。難削材であるタングステン・モリブデン等のレアメタル加工製品を製造販売するファブレスメーカー
・従業員数:~10名 
・設立:1993年
・譲渡理由:事業成長のため
↓株式譲渡(※「M&Aサクシード」経由で8社から声がかかる)
譲り受け企業:日本材料技研株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:浦田 興優 様)
・事業:ファブレス型機能材料スタートアップ。企業や大学が開発した材料分野の未活用技術に注目し、大手企業が保有する休眠特許のライセンスアウトによる事業化や、大学等が発明したアカデミアシーズの産学連携による事業化を進めることで、マテリアル分野における優れた技術の社会実装に取り組む。売り上げを年平均1.5倍伸ばす。連結子会社としてベンチャーキャピタルも有する。
・設立:2015年
・譲り受け理由:事業成長のため

【株式会社エムアンドシー 前・代表取締役社長 加瀬 雅己 様 コメント】
第三者承継は企業成長のために大きな役割を果たすと期待

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私が70歳を超え、年齢的な限界を感じたことが第三者承継を考えた最大の理由です。現状のままでも会社の継続はできたのですが、発展性には疑問がありました。業績を伸ばしていくためには第三者の力を借りて、新しいことに挑戦していくことが、会社のためになると考えたのです。弊社の製品は大変優れていると自負していますが、顧客が特定の分野に限定されています。第三者承継はその壁を破るために大きな役割を果たすものと期待しました。そして、このたび浦田様に出会い、世の中には、私が仕事で培ってきた感性や感覚から一歩も二歩も先を行く会社があるということに気づきました。

【日本材料技研株式会社 代表取締役社長 浦田 興優 様 コメント
M&AとR&Dによってニッチトップ企業の集合体をつくりたい

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エムアンドシーが扱うレアメタルは非常に高耐熱であり、特殊な環境でニーズがあります。一方で難削材といわれ、加工がかなり難しいです。幣社は、ベンチャーキャピタルとしてものづくりスタートアップの支援をしているなかで、レアメタル加工技術を持つ国内企業が減って困っており、いい会社があれば紹介してほしいと相談を受けていました。そのようななか、エムアンドシーに出会い、ものづくりのイノベーションを支える一つの力になり得るという思いで、お声がけしました。

私は元々、ソニーで経営企画、マッキンゼーで経営コンサルティング、産業革新機構で投資業務を行っていました。ソニー在籍時(2002~2007年)、テレビ事業を推進するなかで、材料・部品・装置といった分野における日本の製造業の強さを実感し、これらの分野がハードウエアの技術的差別化の源泉だと確信しました。これらの分野はニッチプロダクトが多い業種で、中小企業で高いグローバルシェアも持ち、好業績をあげている企業も少なくありません。一方で、当時から中小企業の事業承継に大きな課題があると認識していました。それを解決する最大の手段がM&Aであると考えます。こうした原体験があるため、「M&Aによってニッチトップ企業の集合体をつくりたい」というのは、創業時からの思いです。幣社は、M&A(中小企業の事業承継)とR&D(休眠特許の事業化)を成長ドライバーとして、今後、さらにスピードを上げて中小企業の集合体・企業グループをつくっていきたいです。

【株式会社M&Aサクシード 事業長 前田 洋平 コメント】

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本成功事例は、案件掲載からわずか2週間で複数の候補企業から選択し、お互いのよさを理解し、M&Aによって両社の強みを生かして成長する未来を描いた「M&Aサクシード」ならではの事例です。エムアンドシー加瀬雅己前社長が第三者承継の検討を決断した際に、経営を引き継いだエムアンドシー 加瀬一成社長は、会社をどう発展させればいいかについて、苦悩されていたそうです。そして、M&Aを進めるにあたり、「興味を持ってくれる企業が現れるのだろうか」と半信半疑だったそうです。しかし、「M&Aサクシード」に掲載したところ、合計8社からオファーがあり、日本材料技研様からは掲載当日に即座にオファーがありました。

そして、加瀬一成社長が日本材料技研 浦田社長と初めてお会いした際に、将来への不安も含めて、ありのままの話をされたところ、浦田社長がエムアンドシー様の価値を高く評価され、加瀬一成社長は一緒に頑張ってみたいと思ったとのことです。その面談時に、加瀬一成社長は「弊社は製造業ではありませんよ、卸売りですよ」と話されました。しかし、浦田社長は日本材料技研様自身が機能材料のファブレスメーカーであるため、ファブレスメーカーとしてのエムアンドシー様の価値をよく理解できたそうです。このように、両社は、「M&Aサクシード」に集まる多くの選択肢から「ここだ」と思える一社に巡り合い、お互いに納得するまでのプロセスを経たうえで、共に歩まれることを決断されました。

本件は、企業同士が事業を成長させるための「M&A経営」(M&Aを経営に取り入れること)の事例です。「M&Aサクシード」では、成約譲り受け企業の7割が経営に携わる方で、8割にM&Aの経験があります。経営戦略にM&Aを積極的に取り入れる「M&A経営」を中核にし、経営者自らが積極的に活用されています。「人生を託せる、出会いのために。」をミッションに掲げる「M&Aサクシード」は、M&Aが経営戦略における選択肢として日本に普及するよう、今後も努めてまいります。

詳細(二社代表・創業者の対談)に関してはこちらをご参照ください。
https://ma-succeed.jp/content/agreement/post-9210

【日本材料技研グループの取り組み】https://www.jmtc.co.jp/
多くの企業やアカデミアと連携しながら可能な限り固定費を抑える「リーン・オープン・インキュベーション」によって、時間がかかり成功率も低いといわれる材料技術の社会実装に挑戦しています。
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■法人・審査制M&Aマッチングサイト「M&Aサクシード」について
「M&Aサクシード」は、譲渡企業と譲り受け企業をオンライン上でつなぐ法人・審査制M&Aマッチングサイトです。譲渡企業は「M&Aサクシード」に会社や事業の概要を匿名で登録でき、譲り受け企業はその情報を検索して閲覧できます。譲り受け企業は興味を持った譲渡企業へ直接アプローチできるため、譲渡企業にとっては、潜在的な資本提携先の存在や、自社の市場価値を把握するきっかけになります。これにより、譲渡企業は経営の選択肢の一つとしてM&Aを早期から検討でき、経営者の選択肢が広がります。2017年11月にサービスを開始し、全国の譲渡案件が累計12,200件以上(掲載中4,600件以上)登録され、利用中の譲り受け企業は8,000社以上です(2022年5月時点)。URL:https://ma-succeed.jp/

■株式会社M&Aサクシードについて
「人生を託せる、出会いのために。」をミッションとし、法人・審査制M&Aマッチングサイト「M&Aサクシード」を運営。同サービスは、2017年11月に株式会社ビズリーチの新規事業としてサービスを開始。2020年2月、グループ経営体制移行にともない新設したビジョナル・インキュベーション株式会社が2021年10月まで運営。組織再編にともない、2021年11月より、株式会社M&Aサクシードとして、ミッションの実現を目指す。URL:https://www.visional.inc/ja/ma-succeed.html

■Visionalについて
「新しい可能性を、次々と。」をグループミッションとし、HR Tech領域を中心に、産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するさまざまな事業を展開。「ビズリーチ」をはじめとした採用プラットフォームや、人財活用プラットフォーム「HRMOS」シリーズを中心に、企業の人材活用・人材戦略(HCM)エコシステムの構築を目指す。また、M&A、物流Tech、サイバーセキュリティ、Sales Techの領域においても、新規事業を次々に立ち上げている。URL:https://visional.inc

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