ベトナム進出時に現地ベトナム人を雇用するの際の注意点と気をつけるべきポイント〜AAA Consultig〜

プレスリリース発表元企業:YJ STYLE

配信日時: 2022-05-20 00:00:00






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ベトナム進出を検討する企業にとって、進出後の人材の確保については悩ましい問題かもしれない。日本からベトナムへ海外派遣する人数もそう多くはないだろう。
そんな時、アジア諸国の中でも人件費が安いベトナムでは、現地でベトナム人を雇用することになるケースが多い。しかし、一方で日本とは法律や文化などにおいて様々な違いがある。
今回は、ベトナムへの進出を検討している経営者や企業担当者向けに、コンサルティングやバックオフィスなどのサポートを行う専門家である「AAA Consulting」代表の今森さんに話を聞く。


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AAA Consultingの詳細はこちら : https://www.aaaconsulting-vietnam.com/


ベトナム人を雇用するメリット


日本の企業が、ベトナムで法人を設立した場合、日本からは数名のみを海外駐在員として派遣し、多くの人材は現地でベトナム人を採用するケースが多いでしょう。しかし、日本とは異なる点も多いため、事前に基礎知識を把握してから採用活動に取り組むことをおすすめします。
まずは、ベトナム人を雇用する際のメリットですが、やはり日本と比較すると圧倒的に給料が安いというのが大きなメリットの一つかもしれません。IT系の人材などは他よりも高いケースが多いですが、一般的に、新卒の場合だと月額3万円〜5万円(使用言語がベトナム語のみ)が平均的な給与となります。
また、真面目で勤勉な性格は日本人との親和性が高く、同僚として働いたり、会社で業務を一緒にする際も仕事しやすいと感じる人も多く、メリットの一つと言えます。
また、ベトナムでは女性が大変パワフルで、意欲的に働く傾向が強いため、採用の際は男性、女性問わずにいい人材を集められるかもしれません。


ベトナム人ワーカーの特徴


日本人と性格が近い部分もあるベトナム人ですが、文化や社会的背景の違いから、仕事をし始めると期待通りにはいかない部分も多くあります。


自分の興味がない仕事に関しては同じミスを繰り返す


興味や、やりがいがある仕事に関しては、一生懸命やってくれるのですが、興味が持てないと、まったく覚えず、何度も同じミスをするようなケースがみられます。


基本的に受け身で仕事をする


日本であれば、時間に余裕ができると自ら積極的に仕事を探しにいくことがよくありますが、ベトナムでは、基本的に会社員として働く場合は、雇われている感覚ですので、与えられた仕事しかしてくれません
そのため、個々人の業務管理については、上長がしっかりとおこなう組織づくりが必要になります。


現地ベトナム人の採用活動について


ベトナム現地での採用活動は、下記のような3つの方法が一般的です。
①現地の人材紹介会社に紹介してもらう
②自社のSNSなどで募集をかける
③社員に知り合いを紹介してもらう
現在は人材紹介の会社も多く、日本関連企業の人気は高いため、採用活動に困るということはあまりないと思います。
しかし、3番目の現社員に知り合いを紹介してもらうケースは注意が必要です。
実際は知り合いというよりも親族であることもあり、その場合、入社後にやりたい放題になる可能性や、一斉に退職してしまうリスク、社内の人間関係に溝ができてしまうこともありますので、なるべく知り合いを紹介してもらう場合は親族ではない方がいいかもしれません。


試用期間と解雇などのルールについて


ベトナムの雇用条例では、試用期間について、大学での高い技術スキルや専門化が必要とされる業務においては試用期間は60日を超えてはいけないと定められています。
そのため、試用期間は大卒だと60日、高卒だと30日、企業管理者だと180日までとなっています。
また、解雇については日本だと入社後14日以内じゃないとできないですが、ベトナムであれば試用期間内であれば解雇はペナルティ無しで可能です。
一方で、ベトナムの場合は、あまり会社に対する愛着という概念はなく、よりよい条件の会社があればすぐに辞めてしまうケースも多く見受けられます。


ベトナム人の雇用期間について


試用期間終了後の雇用期間については、1年ごとに更新する1年雇用の会社が多いと言えます。ですので、1年契約の契約社員のような雇用形態が最初は一般的です。しかし、2回更新すればその後は雇用期間の定めのない社員となります。


ベトナム人の給与や保険について


現在、毎年6%から7%もの経済成長をしているベトナムでは、他社と比較した場合ですが、毎年給与の10%程度は昇給する必要があると思われます。
また、もともとの給与は日本と比較すると安いですが、保険料の負担割合などは、日本よりもベトナムの方が大きく、日本が約15%ずつ社員と会社が払うのに対して、ベトナムでは、社員が10.5%、会社が21.5%支払うため、社会保険料の負担は多く感じるかもしれません。


現地で日本人を雇用することの注意点


ベトナムでの人材採用を検討する際、もう一つの案としては、現地に滞在している日本人を採用することです。同じ日本人で言葉も文化も理解し合うことができるため、安心感はあるかもしれません。
しかし、一方で、現地で日本人を雇った場合も、日本人の一般的な給与水準となるため、20万円以上が基本になります。
また、長期にわたってベトナムでの生活をしている日本人の中には、業務経験やビジネススキルが不足しているケースも多く、もし現地で日本人を雇用したい場合は、業務経験やビジネススキル等、注意して確認した方が良いかと思います。


まとめ


真面目で日本人と性格が似ているベトナム人は、日本人ともすぐに仲良くなりやすいかもしれません。しかし一方で、階級社会のベトナムでは、少しでも上の階級にいきたいという上昇志向が強く、愛社精神というよりも、条件重視の傾向があります。
その他、法律なども日本と違うことも多いため、事前にしっかりと確認が必要です。


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