Pega、世界10カ国のITリーダーを対象に実施したグローバル調査報告書を発表

プレスリリース発表元企業:ペガジャパン株式会社

配信日時: 2021-11-19 09:03:51

IT 部門は、真の戦略的価値をもたらすために、自らの組織に対する信頼と自身の向上を目指し、今後 5 年間で急激な変革を遂げる



※当資料は、米国時間 2021 年11月17日に米国で発表されたプレスリリースの抄訳です。

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Pegasystems Inc. (NASDAQ: PEGA、 日本法人:ペガジャパン株式会社:東京都千代田区、代表:福島 徹、以下「ペガ」)は、アメリカ、ヨーロッパ、アジア太平洋の10カ国のITリーダーを対象に、今後5年間でのITの進化に関するグローバル調査報告書「The future of IT report: IT's secret weapon to win the future」(英語)を発表しました。調査会社iResearchによって実施されたこのグローバル調査では、グローバルなIT部門が今後5年間で急激な変革期を迎えることが明らかになっています。

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この調査では、ITリーダーの自部門に対する信頼が揺らいでいることが明らかになっています。全世界のシニアIT意思決定者の半数以上(51%)は、自らが所属するITチームが今後5年間で企業・組織に対してポジティブな変化をもたらすことができるかどうか確信が持てず、10人に1人(17%)は「まったく確信が持てない」、または、「大きな疑問を抱いている」と回答しました。

回答者の約3分の2(58%)は、過去5年間において「100万ドルから1,000万ドルの費用を誤ったITソリューションに投資した経験がある」ことを認めています。また、過去5年間で「すべてのIT投資が報われた」と回答したのはわずか12%でした。このように無駄な支出があるにもかかわらず、約3分の1(29%)が、「予算やITの役割自体を分散化して他の部門と分担しない限り、IT予算が縮小するリスクがある」と回答しています。

朗報は、激変が進行中であるということです。IT部門は、より賢明な意思決定と投資、部門を超えたコラボレーションを可能するなど、大幅な変革を遂げようとしています。本調査は、将来下記のような変化が期待できることを示唆しています。

・分散化の結果、ITがより大きな価値を付加:今回の調査では、デジタルトランスフォーメーションによって、ITリーダーの68%が責任を他の部門に分散させ、また54%が業務を他に委任することで責任を分散させていることが明らかになっています。ローコードプラットフォームやインテリジェントオートメーションなどのテクノロジーに賢明な投資を行うことで、企業・組織全体で従業員が、これまでIT部門に委ねられていた業務をはるかに容易に実行することができるようになります。その結果、回答者の66%は、「デジタルトランスフォーメーションによって、IT部門の従業員がよりクリエイティブになり、他の部門とますます連携・協力し合い、管理業務に費やす時間の削減を期待している」と回答しています。

・ITスタッフは、より優れたリーダーシップと「人」としてのスキルを身につける:3分の1以上の回答者は、「今後は『人』としてのスキルがますます重要になる」と答えています。回答者の38%は、「コラボレーションやエンパワーメントテクノロジーによって、自らの役割や責任を自由に拡大できるようになる中、それを管理するリーダーシップスキルが重要になる」と答えています。一方、37%が「問題解決などのスキルが重要になる」と答え、35%が「感情的・社会的スキルが重要になる」と答えました。

・専門IT管理者の終焉:回答者は、「新しいスキルの構築と習得が自分のキャリアに最も大きな影響を与える」と答えており、シニアIT管理者の78%、IT管理者の76%が、「継続的な生涯学習が自分に大きな影響を与える」、あるいは「変革をもたらす」と答えています。これは、キャリア全体で一つの特定のテクノロジー分野に特化して業務を全うするIT管理者の終焉を意味し、それらのIT管理者がITジェネラリストの役割を果たすことがますます求められるようになることを示唆しています。

・ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョンが重要に: ほぼ3人に1人(30%)が、「今後3年から5年の間に、ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョンの重要性が増していく」と答えています。その結果、IT部門には、歴史的に疎外されてきたグループからの人材を増やすことを継続し、人種、性別、障がい、セクシュアリティを超えたIT組織の構築をすることが期待されます。

・仕事量の増加:IT部門にとっては、良いニュースばかりではありません。テクノロジーの進歩により、再コーディング、やり直し、再設計など、現在行っている多くの日常的な管理業務から解放されるにもかかわらず、回答者の67%は、「ITがビジネスにおいてますます重要な役割を果たすようになることは、IT部門の仕事量が大幅に増加することを意味する」と考えています。

ペガのCTOであるDon Schuermanは次のように述べています。
「今後3年から5年の間に、IT部門は現在とは全く異なる機能、役割、責任を持つようになるでしょう。ITリーダーはデジタルトランスフォーメーションの加速によって、ビジネスの最前線に立たされています。また、組織内の多くの人々は、IT部門がクリエイティブ、コラボレーティブに業務を遂行することを支援し、最も価値を高めることができる分野に注力できるツールと機会が与えられれば、組織に戦略的価値を提供できることを認識しています。これらすべては、より賢明な意思決定、より多様で熟練した人材の登用、よりオープンで統一性のある働き方を実現し、複雑さを解消しながらより良い成果をもたらすことになるでしょう」

参考資料:
調査報告書ダウンロード: The future of IT report: IT's secret weapon to win the future https://www.pega.com/futureofIT(英語)

調査報告書「The future of IT report: IT's secret weapon to win the future」について:
ペガは、デジタルトランスフォーメーションが加速する中、IT管理者やリーダーの役割がどのように変化しているかを理解するために、金融サービス、ライフサイエンス、ヘルスケア、小売保険、製造、通信、公共部門などの主要部門の 750 名の IT シニアバイスプレジデント、バイスプレジデント、シニアディレクター、ディレクター、シニアマネージャー、マネージャーを対象に調査を実施しました。これらの回答者は、アジア太平洋地域、ヨーロッパ、南北アメリカの10カ国で事業を展開する企業に所属しています。

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