Belamとセプトンが提携関係を構築し、交通量の多い鉄道踏切での安全性を実現
配信日時: 2021-09-27 21:23:00
提携により、高度なライダーベースの障害物検知ソリューションを用いてスマートな鉄道交差点を実現
(米カリフォルニア州サンノゼ)-(ビジネスワイヤ) -- シリコンバレーを拠点とするスマートライダーソリューションの革新的企業であるセプトンは、リトアニアを拠点とするシステムインテグレーターのBelamと提携しました。ライダー対応の障害物検知機能を鉄道の踏切に導入することで、道路利用者と鉄道乗客の安全性を向上させることが目的です。セプトンのHelius®スマートライダーシステムを欧州の交通量の多い鉄道交差点に設置した後、このライダーベースのソリューションは1万5000回以上の列車の通過を高精度にモニタリングし、歩行者や他の道路利用者の安全確保に貢献しています。また、このシステムが導入された場所では、列車運行の効率化や交通流の改善にも役立っています。
本プレスリリースではマルチメディアを使用しています。リリースの全文はこちらをご覧ください。:https://www.businesswire.com/news/home/20210927005448/ja/
Cepton's lidar sensors are installed at the busy level crossing to monitor a complicated traffic scenario. ©Belam. Photo Credit: Belam
Belamは、バルト諸国および北欧で事業を営むフルサービスのシステムインテグレーターです。Belamはライダーなどの最先端技術を活用し、交通インフラや鉄道システムの安全性と効率性を向上させることで、スマートシティーを変革する先進的なソリューションを提供しています。Belamはセプトンと提携することで、不要な停止を最小限に抑える自動化システムにより、交通量の多い鉄道交差点で正確な障害物検知を行うことができました。その結果、交差点での交通流がより効率的になりました。
鉄道の踏切は、歩行者、自転車乗り、自動車、トラックなど、多様な道路利用者がおり、また列車と衝突するという潜在的なリスクがあるため、最も複雑な交通シナリオの1つとなっています。高速で通過する列車は道路利用者を危険にさらす可能性があるため、列車がまさに接近する際に線路に障害物が確実にないようにするために、厳しい気象条件の下でも、踏切の交通状況を正確にリアルタイムでモニタリングする必要があります。これは、カメラやレーダーなどの既存センサー技術の一部に大きな課題を投げかけています。レーダーは、障害物を正確に確認し、位置を特定して、分類するのに必要な解像度がありません。カメラは2次元画像を提供するものであり、物体の大きさ、位置、速度についての情報をすぐには利用できず、困難な照明・気象条件の影響を受けやすいという問題があります。
Belamは24時間365日体制での正確な障害物検知を実現するために、開発過程でライダーやマイクロ波レーダなど数種類のセンサーを試験しました。Belamは、長期にわたる試験キャンペーンを経て、試験した他のセンサーと比較して、セプトンのHeliusスマートライダーシステムが、偽陽性と偽陰性を排除するという点で最も信頼性の高い結果を提供するという結論に達しました。ライダーは夜間や種々の環境条件で優れた性能を発揮しますが、Heliusシステムの一部として導入したVista®-P90ライダーは、1日24時間にわたりで車両、人物、その他物体の高解像度3D画像を生成するという点で、試験した他の技術よりも優れていました。画期的なHelius認知ソフトウエアが、ライダーのデータを処理して、物体を正確に分類し、その速度と位置をリアルタイムで追跡します。セプトンのライダーソリューションは、交通違反の際にナンバープレートを記録するために使用するCCTVカメラや、気象条件を判定するために使用する気象センサーなど、他のセンサーと統合することで、包括的な交通分析を実現するために必要な重要情報を提供し、人命救助に役立つ適切な対応を引き起こすことで、真にインテリジェントな踏切を実現しました。
その結果、Belamのシステムは、99.9%以上の障害物検知精度を達成しました。こうしたレベルの精度により、安全評価の向上を達成する踏切が実現し、従来のほぼ2倍の速度で列車が通過できるようになりました。踏切前にすべての車両に完全停止を義務付ける停止標識がこの交差点に以前設置されていましたが、この自動化システムの導入を受けて、これらが撤去されました。これにより、交差点での交通流が改善され、列車サービスの運用効率が向上しました。
セプトンの特許取得済みMMT®(マイクロ・モーション・テクノロジー)を搭載したVista-P90ライダーは、広い視野範囲(水平90度、垂直40度)に加え、高解像度と長距離性能を求めやすい価格帯で実現しています。このセンサーは、非回転式、摩擦なし、ミラーレスであるため、頑丈であり、過酷な気象条件の下でも連続的に屋外使用できます。マルチライダーアグリゲーション、エッジコンピューティング、低帯域幅データ出力の機能を備えたHeliusスマートライダーシステムは、統合、規模拡大、保守が容易です。
Belamとセプトンの提携により、ライダーで実現するスマートシティーの新しいアプリケーションが切り開かれます。スマート踏切は完全なV2Xソリューションに拡張することで、列車だけでなく自動車も交差点のリアルタイム交通データを利用して、潜在的な衝突を回避し、走行ルートを最適化することができます。また、道路当局は、車両や道路利用者の数、それらが交差点を通過する方向に基づいて交通分析を行い、交通管理のためのモデルや計画を作成できるという利点が得られます。
Belamのビジネスディレクターを務めるAleksandras Zidokas氏は、次のように述べています。「セプトンの高性能ライダーソリューションは、交通量の多い踏切という困難な交通シナリオに取り組む当社を支える上で、重要な役割を果たしました。同社のライダーセンサーは特に、多様な物体を正確に検出できる点に感銘を受けました。セプトンの実地試験済みのセンサーと高度な認知ソフトウエアの有益な組み合わせにより、信頼性と正確性を備えたリアルタイム分析が実現しました。」
「当社がセプトンと提携することで、スマートな交通インフラにおけるライダー技術の巨大な潜在力を実証することができました。両社のライダー対応システムにより、道路利用者にとって鉄道交差点の安全性が向上しただけでなく、交通流の著しい改善がもたらされました。セプトンのソリューションをより多くの場所に導入したいと考えています。スマートライダーのネットワークが拡大すれば、最終的により安全で効率的な運輸システムが実現し、ひいては炭素排出量の削減とより環境配慮型の都市の実現につながるからです。」
セプトンの最高経営責任者(CEO)を務めるジュン・ペイ博士は、次のように述べています。「ライダーは、運転手だけでなく、道路上のすべての人にとっての安全性向上を実現するものであり、当社はこうした目標を達成するためにライダーソリューションを構築しました。Belamとの提携により、次世代の鉄道・道路安全アプリケーションが実現し、当社の高性能ライダー/認知ソリューションの機能が鉄道市場に拡大されます。より安全な鉄道交通を実現するために、Belamとの連携を深めていきたいと思います。」
セプトン・テクノロジーについて
セプトンは、自動車(ADAS/AV)、スマート シティー、スマートスペース、スマートインダストリー用途など多様な市場向けに最先端のインテリジェントLidarベース・ソリューションを提供しています。セプトンが特許を取得したMMT®ベースのLidar技術は、スマートアプリケーション向けに長距離・高解像度の3D認知を提供する、信頼性の高い、拡張性と費用対効果に優れたソリューションを実現します。
2016年に設立され、幅広い最先端Lidar・イメージング技術について合わせて20年超の経験を有する業界のベテランが率いるセプトンは、大量市場向けの高性能かつ高品質なLidarソリューションの商業化に注力しています。米国カリフォルニア州サンノゼに本社を構え、北米、ドイツ、日本、インド、中国に拠点を置き、世界的な顧客基盤は急速に拡大しています。詳細についてはウェブサイト(www.cepton.com)をご覧いただき、TwitterとLinkedInで当社をフォローしてください。
Belamについて
Belamは、バルト諸国と北欧の市場で25年以上の経験を持つ企業です。今日、Belamは実施済みプロジェクトを1000件以上抱えており、リトアニア内外の両方に広範な支店網を持っています。その経験と相当なスタッフにより、Belamはプロジェクト実施中に全体を網羅したサービスを顧客に提供しています。専門スタッフは、顧客がアイデアを形にしているだけで、まさにプロジェクトが開始されたばかりの段階から仕事に着手します。スタッフは、顧客がこのアイデアを質が高く安全で効果的なソリューションに変えられるよう支援します。Belamの財務的安定性とプロフェッショナリズムにより、顧客は結果に自信を持ち、構築システムに対する質の高いサポートのさらなる提供を期待することができます。
Belamは、バルト諸国で初めてUNIFE(欧州鉄道産業連合)の会員に招待されたインテグレーター企業です。BelamはUNITELとCybersecurityのサブグループの会員です。
Belamは、ライダー、ラインスキャンカメラ、マイクロ波レーダー、赤外線カメラなど、多様な種類のセンサーや技術で直接的な経験があります。
Belamは、バルト諸国で初めて、リトアニアの高密度高速道路の1つにV2Xの自律走行車用インフラを導入しました。
詳細情報については、www.belam.euをご覧ください。
本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。
businesswire.comでソースバージョンを見る:https://www.businesswire.com/news/home/20210927005448/ja/
連絡先
Cepton: Faithy Li – media@cepton.com
プレスリリース情報提供元:ビジネスワイヤ
スポンサードリンク
「Cepton Technologies, Inc.」のプレスリリース
スポンサードリンク
最新のプレスリリース
- 【岡山大学】文部科学省 広報誌「ミラメク」(note版)に岡山大学の「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」の取り組みが紹介されました11/17 18:45
- 声優・小西克幸の“最初で最後の”フォトブック「524」が、発売から5カ月24日たち新規カットを加えた電子版として配信開始!11/17 17:45
- 石川県金沢市に新店舗オープン!「ワッツウィズ 金沢田上ゲンキー店」でお得な生活を。11/17 17:45
- 50代女性の38.8%が「エイジングケア」をしている。シミの悩みには美容液が効果的!11/17 17:45
- 【ZOZOWEEK最終日】24時間限定、特別500円OFFクーポン実施!タイムセールと併せてお得にゲットのチャンス【下着専門店izumi BODY LABO】11/17 17:45
- 最新のプレスリリースをもっと見る