トゥーラのDMD™がバッテリー式電気自動車の希土類材料を削減しつつ電気モーターの効率を改善

プレスリリース発表元企業:Tula Technology, Inc.

配信日時: 2021-04-29 18:02:00

トゥーラのDMD™がバッテリー式電気自動車の希土類材料を削減しつつ電気モーターの効率を改善

トゥーラ・テクノロジーが第42回国際ウィーン・モーター・シンポジウムで当社のダイナミック・モーター・ドライブに関する知見を発表

(米カリフォルニア州サンノゼ)-(ビジネスワイヤ) -- 推進効率のリーダー企業であるトゥーラ・テクノロジーは本日、国際ウィーン・モーター・シンポジウムにおいて、当社の製品であるダイナミック・モーター・ドライブ(DMD™)が、希土類材料への依存を大幅に低減しながら、電気モーターの効率損失を軽減することを報告しました。DMDを電気自動車のモーターに適用することで、エネルギー消費量を削減しながら走行距離を伸すことができる可能性があります。

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トゥーラ・テクノロジーのDMD™試作試験車両は、バッテリー式電気自動車における希土類材料の必要性を大幅に低減しながら、効率を改善。(写真:ビジネスワイヤ)トゥーラ・テクノロジーのDMD™試作試験車両は、バッテリー式電気自動車における希土類材料の必要性を大幅に低減しながら、効率を改善。(写真:ビジネスワイヤ)

電気自動車のエネルギー消費量を削減するためには、パワートレインの効率向上が鍵を握ります。希土類磁石を搭載した電気モーターは、ピーク時に90%以上の効率を超えますが、実際の走行条件では多くの場合、ピーク時よりもはるかに低い約70〜85%に効率が低下します。特許取得済みのDMDパルス密度戦略は、制御ソフトウエアの改善によって効率損失を軽減します。トゥーラがDMDコンセプトのシミュレーションを行ったところ、平均的な電気自動車を対象とする国際調和軽量車試験(WLTP)サイクルにおいて、2.5%の効率改善を予測しています。これらの改善により、エネルギーの総消費量を削減しながら、走行距離を伸すことができます。DMDは、コスト効率に優れ、ソフトウエアを活用したものであり、モーターや車両のハードウエアを変更する必要がありません。さらに、DMDは、将来のコスト上昇、供給の制限、調達リスクなど、希土類材料に伴う課題の多くを回避することができます。

トゥーラ・テクノロジーの社長兼最高経営責任者(CEO)を務めるR・スコット・ベイリーは、次のように述べています。「2040年までに、世界で販売される乗用車の半分以上が電気自動車となる見通しです*。トゥーラのダイナミック・モーター・ドライブ技術は、あらゆる範囲の電動化アプリケーションに高価値の効率改善をもたらします。DMDなら、当社は永久磁石の含有量が少ないシンクロナス・リラクタンス・モーターの効率を、完全な永久磁石モーターとほぼ匹敵するレベルにまで高めることができます。これにより、希土類金属への依存度が低減され、コストの削減とサプライチェーンの安全性向上につながります。私たちはDMDの成績に大変感激しており、当社のチームはパートナーやお客さまと協力して、運輸・産業・発電の各業界でモーターシステムの性能をすぐにも最適化できます。」

トゥーラ初の製品であるダイナミック・スキップ・ファイア(Dynamic Skip Fire、DSF®)は、ガソリンエンジンのCO2排出量を劇的に削減することが示されている先進的な気筒休止制御戦略であり、2018年から生産に入り、100万台以上の走行車両に採用されています。今年の自動車技術者協会世界会議でカミンズと共同発表したように、DSFのディーゼル版であるディーゼル・ダイナミック・スキップ・ファイア(Diesel Dynamic Skip Fire、dDSF™)は、低負荷サイクルで走行するクラス8のトラックにおいて、窒素酸化物の排出量を74%、CO2の排出量を5%削減することが示されました。DMDはトゥーラの制御戦略を電気モーターに適用したものですが、電気自動車の分野を超えて、その他の手段の運輸・推進力・電力変換における効率を向上させる可能性があります。

* 2020年の電気自動車の見通し、ブルームバーグNEF

トゥーラ・テクノロジーについて

シリコンバレーを拠点とするトゥーラ・テクノロジーは、ガソリン車、ディーゼル車、代替燃料車、ハイブリッド車、電気自動車を含め、幅広い移動手段における推進効率と排出量を最適化する革新的な制御ソフトウエアを提供しており、これらのソフトウエアで賞を獲得しています。トゥーラ・テクノロジーの革新の文化は、画期的な技術を生み出し、340件以上の登録特許および出願中特許という充実した世界的特許ポートフォリオをもたらしました。トゥーラ・テクノロジーは、セコイア・キャピタル、シグマ・パートナーズ、コスラ・ベンチャーズ、GMベンチャーズ、ボルグワーナー、フランクリン・テンプルトンの支援を受けている非公開企業です。詳細情報についてはwww.tulatech.comをご覧ください。

編集者への注記:トゥーラが用意したDMDのビデオでは、トゥーラを紹介するとともに、現在の電気自動車用モーター技術が抱える課題とDMD™のコンセプト、その運用と利点について解説しています。https://youtu.be/Zx74lfvOZ-U

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Principal Marketing Strategist
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Media:
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Senior Vice President
ddouglas@finprofiles.com
(949) 375-3436

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