ご家庭における「鰹節の削り器」の使用状況の調査結果(2020年版)
配信日時: 2021-02-02 09:00:00
業務用の鰹節を専門に扱う小林食品株式会社が、現代の削り器の使用についての調査を行い、結果をまとめました。
日本の伝統食材である「鰹節」。
日本人である以上は、日本の伝統の食材を日常生活の中で使っていきたいものです。
しかし、食文化・生活様式が変化していくなかで、「鰹節」を実際に家庭で削っている方は、ほとんどいないのではないでしょうか?
また若い世代では、削ったことはおろか見たこともない人も多いのではないでしょうか?
そんな中で、ご家庭で削り節器の使用状況の調査を行いました。
アンケート結果をすぐに見る:
https://washoku-no-umami.jp/questionnaire2021
[画像1: https://prtimes.jp/i/73487/2/resize/d73487-2-353493-8.jpg ]
結果は、2020年ではアンケート回答者の約2割が削り器を利用したことがありました。
また、若い世代の3割が利用したことがあり、全体の統計を上回っておりました。
我々の想像以上に、若い世代の方が、伝統文化を大切にし、こだわりの料理をする人が多いのかもしれません。
日本の伝統文化を大切にしていきたい我々としても、この結果には驚きと共にうれしい結果となりました。
削りたての鰹節は、味も香りも良く、あなたの料理を引き立てます。
是非多くの方に体験していただきたいです。
それではアンケート調査の結果をご報告いたします。
(アンケート対象人数:1,079人 / 調査日時:2020年12月)
1.この一年間に、ご家庭で鰹節削り器を1度でも使ったことがありますか?
[画像2: https://prtimes.jp/i/73487/2/resize/d73487-2-857587-1.png ]
鰹節削り器を使ったことがある人の割合は、全体で23%でした。
また、20代で使ったことがある人は33.5%と全体の割合よりも高くなっています。
その内、20代男性で「使用したことがある」を選択した人は49.3%とかなり高い割合となりました。
スーパーで削り節が簡単に買える時代です。
わざわざ、削り器を使う選択をした人は、料理への関心や興味、味へのこだわりが感じられます。
日本の伝統食材に若い世代が関心を持つことは今後の未来にもつながることです。
アンケート結果をさらに詳しく見る:
https://washoku-no-umami.jp/questionnaire2021
2.「使ったことがある」と回答した方:どれくらいの頻度で使っていますか?
[画像3: https://prtimes.jp/i/73487/2/resize/d73487-2-674435-2.png ]
「使ったことがある」と回答した23%の内、日常的に利用している人(毎日、あるいは週に1~6回)の割合は37%となります。12~13人に1人は、日常的に鰹節を削っているという結果です。
月に1・2回程度利用している人は29%となっています。
頻度は少なくても、年に数回削ることを楽しむ日常を送っている人も34%となります。
身近な人に削り節を削っている方がいらっしゃるかもしれません。
3.「使ったことがある」と回答した方:どのような時に削り器を使いますか?
[画像4: https://prtimes.jp/i/73487/2/resize/d73487-2-782514-3.png ]
削り器を使用する目的で一番頻度が多いものは、日常の料理となりました。
他にも特別な時にも削り器を利用することが多いようです。
かつお節で出汁を取るにも最適です。副菜などに振りかけるだけで旨味も増すので日常の料理をより豊かにしてくれます。
4.削り器をいつ頃まで使っていましたか?
[画像5: https://prtimes.jp/i/73487/2/resize/d73487-2-781295-4.png ]
年配者は、削り器を利用していた方が多く、徐々に利用しなくなっています。ただし、現在も利用している方の割合も一番多く13.1%となっています。
意外なのは和食離れが進んでいると言われている20代で使っている人が10.9%と1割程いるという事です。
50代で、現在も利用している方は9.7%、60代で、現在も使っている方は9.7%と、平均より多くなっています。
これは、子どもの頃に使っていた割合が多く、手軽に購入できるようになった今でも習慣が残っていると考えられます。
5.過去に1度でも使ったことがある方:うまく削れてましたか?
[画像6: https://prtimes.jp/i/73487/2/resize/d73487-2-277863-5.png ]
かつお節は硬く、削るにもコツがいります。
削るのが難しい…との印象がありますが、うまく削れたと感じた人は65%と半数を上回る結果となりました。
削り器を使っている方の中で、日常的に使っている方の割合が7割を占めている為、慣れているのでしょう。
6.まとめ
日々忙しく、鰹節や昆布から出汁をとり、丁寧に料理を作る機会が減っているのではないかと感じています。
今回とったアンケートでは、出汁をとるどころか、自分自身で鰹節を削るという事をする人が一体どのくらいいるのだろうか?
若い人は、全く触れたこともないのではないか?
そんな削り器の使用実態を調査するためのアンケートでした。
結果は、2020年の一年間で使ったことがある人が23%となりました。
感じかたは人それぞれですが、全体の2割の人が使ってことがあるというのは、予想に反し多いと感じました。
また、20代での利用者も多かったことが、意外でもありました。
コロナ過で、生活が変わり、より丁寧な暮らしに注目が集まっているのかもしれません。
日本の伝統文化・食材が若い層でも利用されている事を大変喜ばしく思います。
削りたての鰹節は、香りも良く、風味もあります。
一度も利用したことがない方や最近触れていない方は是非、ご自身で削ってみてはいかがですか?
アンケート結果をさらに詳しく見る:
https://washoku-no-umami.jp/questionnaire2021
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