PS3専用だった『MGS4』が18年越しに現行機へ―マスターコレクションVol.2発売

2026年8月28日 10:25

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記事提供元:Tech Times

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コナミデジタルエンタテインメントは2026年8月27日、『METAL GEAR SOLID: MASTER COLLECTION Vol.2』をNintendo Switch 2、Nintendo Switch、PlayStation 5、Xbox Series X|S、PC(Steam)向けに発売した。国内のメーカー希望小売価格は6,600円(税込)で、Xbox Series X|S版とSteam版はダウンロード販売のみとなる。

本作には、2008年の発売以来初の移植となる『METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS(MGS4)』と、『METAL GEAR SOLID PEACE WALKER』のHDエディション版を収録する。バンドル版には、ボーナスコンテンツとして『METAL GEAR Ghost Babel』やデジタルサウンドトラックなども付属する。

■PS3専用だった『MGS4』が初の他機種移植

コレクション最大の目玉は、『MGS4』が発売から18年を経て、初めてPS3以外のプラットフォームへ移植されたことだ。Xbox、PC、任天堂のゲーム機で発売されるのも今回が初めてとなる。

『MGS4』は2008年6月12日にPS3向けに発売された。PMC(民間軍事請負企業)の台頭によって戦争がビジネスへと変貌した時代を舞台に、急速に老化したソリッド・スネークが、リキッド・オセロットの蹶起を阻止する最後の任務に挑む。

過去作の人物や出来事を物語に組み込み、シリーズで描かれてきた「愛国者達」をめぐる謎や、ソリッド・スネークとビッグボスの物語に一つの区切りを付ける作品でもある。戦場そのものへ潜入するゲームデザインや、周囲の模様に合わせて変化するオクトカム、ストレスと精神状態を示すゲージなどを採用している。

オリジナル版はPS3専用ソフトとして開発され、同機のCell Broadband Engineを活用していた。Cellは、汎用処理を担うPPEと複数のSPEを組み合わせた独特の構成を持ち、ソフトウェア側で処理を細かく分担させる設計が特徴だった。

こうした構造は移植時に考慮すべき技術的要素の一つと考えられるが、コナミは、Cellへの最適化が移植まで18年を要した直接的な理由だったとは説明していない。長期間にわたり移植されなかった事情を、技術面だけに帰することはできない。

■現行機版は最大60fps、機種ごとに解像度が異なる

コナミが公表した仕様では、『MGS4』のPlayStation 5、Xbox Series X、Steam版は最大出力解像度3840×2160、最大60fpsに対応する。Xbox Series S版は最大2560×1440、最大60fpsとなる。

Nintendo Switch 2版も、携帯モードとTVモードの両方で最大60fpsに対応する。携帯モードの最大出力解像度は1920×1080、TVモードは3840×2160で、TVモードの最大内部解像度は2560×1440となる。TVモードでは映像設定として「ファイン」と「オリジナル」を選択でき、携帯モードは「オリジナル」のみとなる。

従来のNintendo Switch版は、携帯モードが最大1280×720、TVモードが最大1920×1080で、最大フレームレートはいずれも30fpsとなる。

これらは固定値ではなく上限値である。公式仕様では可変フレームレートとされ、処理負荷や動作環境、エフェクトが重なる場面などではフレームレートが低下する場合がある。このため、全機種で常時安定した60fpsを実現したとまではいえない。

『MGS4』の必要容量は、Nintendo Switch 2専用版が約26GB、Switch 2上で動作させるNintendo Switch版が約36GBと案内されている。Nintendo Switch 2向けパッケージ版はキーカード方式で、初回プレイ時にゲーム本編のダウンロードが必要となる。

■『ピースウォーカー』はHDエディション版を収録

『METAL GEAR SOLID PEACE WALKER』は、2010年にPSP向けに発売された作品で、今回のコレクションにはHDエディション版を基にしたマスターコレクション版が収録される。

物語の舞台は、「スネークイーター作戦」から10年後の1974年だ。コロンビアで私設軍隊を率いていたスネークのもとを、軍隊を持たないコスタリカからの来訪者が訪れる。スネークは同国に展開する謎の武装集団を調査し、東西冷戦の裏で進む計画へと巻き込まれていく。

ゲームはミッション単位で進行し、兵士を集めて部隊を編成し、拠点となるマザーベースを発展させる仕組みを備える。これらの拠点運営や人員配置の要素は、後の『METAL GEAR SOLID V』にもつながるシリーズ上の重要なゲームシステムとなった。

オンラインプレイは最大6人に対応する。Nintendo Switch 2版とNintendo Switch版ではローカル通信にも対応するが、実際に参加できる人数はゲームモードによって異なる。

Nintendo Switch 2版は、携帯モードとTVモードのいずれも最大1920×1080、最大60fpsに対応する。映像設定として「オリジナルモード」「ファインモード」「高解像度モード」「カスタム」を選択できる。一方、Nintendo Switch版は最大30fpsで、携帯モード、TVモードとも最大出力解像度は1280×720となる。

■外伝作『METAL GEAR Ghost Babel』も収録

バンドル版のボーナスコンテンツには、2000年にゲームボーイカラー向けに発売された『METAL GEAR Ghost Babel』が含まれる。初代『METAL GEAR』から7年後を舞台とする外伝作品で、ソリッド・スネークが武装要塞ガルエードへ潜入し、強奪されたメタルギアの破壊を目指す。

今回の収録版には画面フィルターやピクセルパーフェクト表示、巻き戻し機能、ボタンカスタマイズ機能が追加されている。一方、オリジナル版にあった対戦モード「VS BATTLE」は実装されていない。

このほか、『METAL GEAR SOLID 4 DATABASE』、両主要作品のデジタルシナリオブックとデジタルマスターブック、全16曲を収録した『METAL GEAR SOLID DIGITAL SOUNDTRACK Vol.2』が付属する。『Ghost Babel』とサウンドトラックなどのボーナスコンテンツは、バンドル版の購入者のみが利用できる。

『MGS4』と『ピースウォーカー』は、ダウンロード版を個別に購入することも可能だ。ただし単体購入には、『Ghost Babel』やデジタルサウンドトラックなどのバンドル限定コンテンツは付属しない。

■『METAL GEAR ONLINE』は未収録

PS3版『MGS4』に収録されていたオンライン対戦モード『METAL GEAR ONLINE』は、今回のマスターコレクション版には収録されていない。一方、『ピースウォーカー』のオンラインおよびローカル通信機能は収録されている。

早期購入特典として、『MGS4』では「段ボールカムフラージュ」、『ピースウォーカー』ではユニフォーム「ラブダンボール」が提供される。

また、同じアカウントで作成した『METAL GEAR SOLID: MASTER COLLECTION Vol.1』収録作品のセーブデータがある場合、『MGS4』で「ゴールドカムフラージュ」、『ピースウォーカー』でユニフォーム「ゴールド」を受け取れる。

■国内価格は6,600円、5プラットフォームで同日発売

『METAL GEAR SOLID: MASTER COLLECTION Vol.2』の国内価格は6,600円(税込)で、Nintendo Switch 2、Nintendo Switch、PlayStation 5、Xbox Series X|S、Steam向けに同日発売された。パッケージ版はNintendo Switch 2、Nintendo Switch、PlayStation 5向けに販売され、Xbox Series X|S版とSteam版はダウンロード販売のみとなる。

Nintendo Switch 2版が他の現行機版と同日に発売され、最大60fpsに対応したことは、従来のNintendo Switch版との性能差を示す事例でもある。ただし、今回の1作品だけをもって、Switch 2全体に対するサードパーティー各社の姿勢や、今後の発売動向まで判断することはできない。

■注目ポイントQ&A

●『METAL GEAR ONLINE』は収録されていますか?

収録されていません。PS3版『MGS4』に付属していたオンライン対戦モードは対象外です。『ピースウォーカー』のオンラインプレイには対応しています。

●なぜ『MGS4』の移植まで18年かかったのですか?

コナミは、移植までの期間について特定の理由を公式には説明していません。PS3のCell Broadband Engineに合わせた設計は移植時に考慮すべき技術的要素ですが、それだけが長期間移植されなかった原因だったとは確認されていません。

●Nintendo Switch版とSwitch 2版の違いは何ですか?

『MGS4』は、Switch 2版が携帯モードとTVモードの両方で最大60fps、Switch版が最大30fpsです。Switch 2版のTVモードは最大4K出力に対応しますが、最大内部解像度は2560×1440です。実際の解像度やフレームレートは処理状況などによって変動します。

●『MGS4』の前に過去作品を遊ぶ必要はありますか?

必須ではありませんが、『MGS4』には過去作品の人物や出来事が数多く登場します。物語をより深く理解したい場合は、『METAL GEAR SOLID』『METAL GEAR SOLID 2』『METAL GEAR SOLID 3』を先にプレイすると理解しやすくなります。これらの作品は『METAL GEAR SOLID: MASTER COLLECTION Vol.1』に収録されています。

元記事: MGS4 Ends 18-Year PS3 Exile: Master Collection Vol. 2 Launches on Switch 2, PS5, Xbox

※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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