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ソフトバンクGは新高値を目指すのか! 気になるChatGTP問題とは?

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■5月13日は運命の日となるのか
どうやら5月13日が稀代の経営者孫正義氏率いるソフトバンクGの運命の日となりそうだ。同日、ソフトバンクGの2026年3月期決算発表が行われる。無論、好調な数字が発表されるという事前予想が多い。5月7日のストップ高もアーム(英)の好調な利益からソフトバンクGの決算も好調なものになるという確信からだろう。
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7日の日経平均は3,320円高と大幅上昇、一時63,000円をも超えるなど歴史的な1日となった。その相場をけん引したのはソフトバンクGであり、日経平均への寄与度は804円、絶好調の半導体企業3社と合わせると日経平均への寄与度はおよそ57%となっている。
まさに現在の株式相場を象徴するような動きであり、いかにAI関連銘柄への期待度が高いのかが分かる。しかしながら、ソフトバンクGに対しては一部の株主やアナリストたちから、ChatGTPを有するOpenAIへの投資について疑問視する声が聞かれるのだ。
5月13日発表の決算内容次第で、株価は上にも下にも大きく動く可能性がありそうだ。
■出遅れたAI関連銘柄
AI関連企業への投資や巨大AIデータセンター建設など、AIに特化したソフトバンクGだが、株価の動きだけ見ると、アドバンテストや東京エレクトロンなどの絶好調AI関連銘柄とは大きく異なる。
株価は昨年10月に6,923円の高値を付けてから低迷、1カ月前には3,000円台で推移していた。つまり、そこまでは日経平均への寄与度はむしろマイナスであった。ところが、4月14日から突然として急騰を開始し、極めつけは7日のストップ高だ。
一部の銘柄のみで最高値更新を続ける日経平均にとって、銘柄が広がりを見せるのは歓迎されるところだが、なぜ今なのという疑問は到底ぬぐえないだろう。
■指摘されるChatGTP問題とは
株主やアナリストから指摘されるChatGTP問題とは、ソフトバンクGのOpenAIに対する出資額600億ドル超(約9兆3,600億円)のことであり、これに見合うだけのリターンが果たして可能なのかどうかという問題と、ソフトバンクGの財務体質だ。
確かに、ソフトバンクGがOpenAIに対する巨額の出資を決めた時は、ChatGTPはまさに飛ぶ鳥を落とす勢いであった。それが最近では競争の激化などにより、先行き不透明感が如実に表面化している。
S&Pグローバル・レーティングは、ソフトバンクGの格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げている。
■高値更新は決算内容次第
逆に言うと、これらの問題を抱えていたためソフトバンクGの株価は、4月13日までは低迷していたわけだ。しかしそんな不安問題も吹き飛ばすような日経平均上昇と、アーム(英)の好調な利益が、同社のストップ高を導いたと言える。
さらなる上昇を目指すのか、それとも低迷してしまうのか?ソフトバンクG創業以来のビジネスモデルは過去最大の大勝負をしようとしている。まずは5月13日に注目だ。
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