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あんしん保証 3Qは大幅増益、保証事業の安定成長により収益基盤が拡大
*20:09JST あんしん保証---3Qは大幅増益、保証事業の安定成長により収益基盤が拡大
あんしん保証 <7183> は2月10日、2026年3月期第3四半期(25年4月-12月)決算を発表した。営業収益が前年同期比14.5%増の45.52億円、営業利益が同26.8%増の2.77億円、経常利益が同29.8%増の3.98億円、四半期純利益が同41.7%増の2.83億円となった。主力の家賃債務保証事業において、既存加盟店からの積み上げと新規加盟店の着実な獲得が進んだことが増収を牽引している。保証件数は37.1万件(前年同期比9.1%増)、保証残高は213億円(同9.8%増)と、主要なKPIはいずれも堅調に推移した。
同社の強みは、自社で独自に保証を提供する「自社単独商品」と、クレジットカード会社との提携による「クレジットカード提携商品」の二本柱による“ハイブリッド型”の展開にある。特に審査面では、商品特性に応じて日本信用情報機構(JICC)またはシー・アイ・シー(CIC)のいずれかの照会結果と、同社独自のスコアリングを組み合わせた「複合審査」を行うことで、精度の高い与信判断を実現している。また、同社の特徴である管理会社に対して家賃を先払いする「事前立替型」の保証サービスによって営業面での訴求を強めたことが奏功し、収益基盤の拡大に繋がった。金利上昇局面についても、景気回復に伴う家賃上昇が保証料収入に寄与するため、同社にとっては収益拡大の機会と見込まれる。
利益面では、業務効率化とコスト管理の徹底が大きく寄与した。恒常的に発生している販管費の見直しによる費用削減や、システム化による工数削減が成果を上げている。債権管理においては、長期滞納債権を弁護士へ委託するなど法的回収の円滑化を図ったことで、償却済債権の回収が進展した。その結果、営業外収益における償却債権取立益が前年同期比65.1%増と大幅に伸長し、利益水準を押し上げた。
2026年3月期通期の業績予想については、営業収益60.95億円、営業利益1.20億円、経常利益2.50億円とする期初計画を据え置いている。第4四半期は入退去が活発な繁忙期であり、新規保証件数が大幅に増加する時期である。会計基準上、初回保証料は按分計上される一方で、集金代行手数料などの費用は一括計上されるため、短期的には利益が出にくい構造となっている。しかし、ストック収益の積み上げは着実に進んでおり、通期での大幅な増益達成に向けた進捗は極めて順調と言える。なお、期末配当は1株当たり3.00円を予定している。《AK》
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