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島津製作所、欧州Tescan社を完全子会社化、約1058億円で買収
■電子顕微鏡大手Tescan取得、分析計測の海外展開強化
島津製作所<7701>(東証プライム)は12月25日、欧州電子顕微鏡メーカーのTescan Group a.s.の全株式を間接保有する特別目的会社Glass HoldCo s.r.o.の全株式を取得し、Tescan社を完全子会社化すると発表した。実質株主である米投資ファンドのカーライルと最終合意に達した。取得価額は約678百万米ドル(約1058億円)で、2026年前半の株式譲渡実行を予定する。
同社は「科学技術で社会に貢献する」を社是に掲げ、「2023-2025年度中期経営計画」で重点事業と海外事業の強化、戦略投資によるインオーガニック成長を進めている。Tescan社は走査型電子顕微鏡(SEM)やFIB-SEM、透過型電子顕微鏡(TEM)などを展開し、世界80カ国で累計4000台超の販売実績を持つ。表面観察分析技術は島津製作所の成分分析、物性分析技術を補完すると判断した。
両社は2024年7月に業務提携し、2025年2月には共同ブランド「SUPERSCAN SS-4000」の国内販売を開始している。完全子会社化により、SEMに加えFIB-SEMやTEM、マイクロCTの販売強化や新製品・アプリケーション開発を進め、分析データを統合したトータルソリューションの提供を加速する。2026年3月期業績への影響は精査中とした。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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