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PRISM BioLab、エーザイとE7386の臨床成果をESMOで発表
■進行性子宮内膜がんで有望な効果、E7386×レンバチニブ併用療法
PRISM BioLab<206A>(東証グロース)は10月17日、エーザイ<4523>(東証プライム)と共同創出した経口低分子薬E7386の臨床試験結果およびバイオマーカー探索結果が、ドイツ・ベルリンで開催される欧州臨床腫瘍学会(ESMO)年次総会2025においてエーザイから発表されると明らかにした。E7386は、がん細胞の悪性化に関与するCBP/βカテニン相互作用を阻害する化合物で、エーザイのマルチキナーゼ阻害剤レンバチニブとの併用による臨床試験が進行している。
今回発表されるデータは、プラチナ製剤および抗PD-(L)1免疫療法を受けた進行性子宮内膜がん患者を対象とした非盲検第Ⅰb相試験(NCT04008797)の拡大コホートに関するもので、E7386とレンバチニブの併用が有望な抗腫瘍効果と管理可能な安全性を示したとされる。これを受け、患者ごとの最適用量設定を目指した試験が進行中である。E7386は2021年10月にPOC(概念実証)を達成しており、現在も固形がんを対象とした後期第Ⅰ相および第Ⅱ相試験が実施されている。
PRISM BioLabは、独自のペプチド模倣技術「PepMetics®」を活用し、低分子化合物によるタンパク質間相互作用(PPI)の制御を通じてがんや線維症領域の新薬開発を推進している。同社は国内外の大手製薬企業と提携し、これまでに難治性疾患治療薬の創出を進めており、今回の成果は自社技術の臨床的有用性を裏づける重要な一歩となる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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