【どう見るこの株】アジアクエストは年初来高値更新、2Q増益業績を手掛かりに連続過去最高純益を買い直す

2025年9月9日 08:34

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■ゴールデンクロス示現、上昇トレンド鮮明化

 アジアクエスト<4261>(東証グロース)は、前日8日に110円高の3025円と急反発して引け、取引時間中には3045円と上値を伸ばし8月25日につけた年初来高値2985円を更新した。今年8月14日に発表した今2025年12月期第2四半期(2025年1月~6月期、2Q)累計決算で、営業利益が連続増益で着地したことを手掛かりに、今期通期純利益が連続して過去最高更新と見込まれていることを見直しDX(デジタルトランスフォーメーション)関連の割安株買いが再燃した。テクニカル的にも25日移動平均線が、75日移動平均線を上抜くゴールデンクロス(GC)を示現して上昇トレンド転換を示唆しており、25日線を下支えに上値追いが続いていることも側面支援材料視されている。

■2Q累計営業利益は新卒採用・本社移転負担をカバーして増益キープ

 同社の今期2Q累計業績は、売り上げ24億1300万円(前年同期比29.9%増)、営業利益2億1400万円(同1.6%増)、経常利益2億1000万円(同3.6%減)、純利益1億3800万円(同3.6%減)となった。売り上げは、DXの受託開発・派遣の大型案件の寄与で大幅増収となり、デジタル人材の育成へ向け28名の新卒者を採用し研修するなど労務費・人件費増、採用費用負担、さらにオフィス拡張のために本社機能を移転して家賃などの固定費なども増加したが、カバーして営業利益は増益を確保し、期初計画通りの業績進捗となった。

 今12月期通期業績は、期初予想に変更はなく売り上げ51億7100万円(前期比27.3%増)、営業利益5億1800万円(同13.1%増)、経常利益5億1700万円(同10.7%増)、純利益3億4500万円(同17.0%増)と見込み、純利益は連続して前2024年12月期の過去最高(2億9500万円)を更新する。

■GC示現で上昇トレンド転換を鮮明化しPER12倍の割安修正に再発進

 株価は、トランプ関税による世界同時株安の余波で年初来安値1803円へ調整し、売られ過ぎ修正で2600円と大きく戻したが、今期第1四半期の伸び悩み業績が響いて2075円まで再調整し、事業領域拡大として注力しているAIエージェント関連株人気を高めてリバウンドして25日線が75日線を上抜くGCを示現して上昇トレンド転換を示唆した。そこに今期2Q累計業績の順調推移が上乗せとなって2985円高値をつけ、その後のスピード調整が終了したとして買い直され年初来高値3045円へ上値を伸ばした。PERは12.8倍とDX関連株として割安であり、次の上値フシとして2024年4月高値3935円が意識されよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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