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京写の今期業績予想は関税の影響なければ売上高2.9%増、営業利益25.3%増の見込み
(決算速報)
■前3月期の連結決算は売上高が6.7%増加し営業利益は18.2%増加
プリント基板の世界的大手・京写<6837>(東証スタンダード)の2025年3月期連結決算(5月21日発表)は、片面基板が事務機向けなど回復した一方、両面基板は自動車向けが減少したものの、実装関連事業は主力の産業機器の受注が好調で、売上高は前期比6.7%増加して262億29百万円となり、営業利益は同18.2%増の12億77百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同16%増の6億14百万円だった。配当(期末のみ実施中)は1株11円(前期比1円の増配)の予定とした。
売り上げ動向は、海外では北米市場が堅調に推移し、ASEANも需要が回復。円安の為替影響もあり増収となった。営業利益は中国が大幅増益となり、省人化や生産性向上と高付加価値品の増加などが寄与した。インドネシアは増収効果がそのまま増益につながった。
今期・26年3月期の連結業績予想は、売上高を270億円(前期比2.9%増)とし、営業利益は16億円(同25.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は8億円(同30.2%増)とした。米国の関税政策による影響を現時点において合理的に見積もることは困難なため、関税の影響は織り込んでいない。配当(期末のみ実施中)は1株14円(前期比3円の増配)の予定とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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