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2月の外食市場規模は2939億円、カラオケやファーストフードが好調
ホットペッパーグルメ外食総研が2月の外食市場規模を発表。居酒屋、カラオケボックス、ファーストフードなど大きく回復する業態もあり、外食市場規模は2カ月連続で前年同月を上回った。
【前月は】1月の外食市場規模は3066億円、飲酒業態が大きく回復
■外食市場は2カ月連続で前年上回る
1日、ホットペッパーグルメ外食総研が2月の外食市場調査を発表した。2月における外食市場規模は前年同月比211億円増の2,939億円となり、2カ月連続で前年同月を上回った。また新型コロナ前となる2019年比は93.2%で、1月の94.6%から微減となったものの、2カ月連続で90%を超えた。
個別の指数では、外食実施率は前年同月比0.8ポイント増の67.6%、外食頻度は同0.08回増の3.70回、外食単価は同132円増の2,982円で、2カ月ぶりに3指数とも前年同月を上回った。圏域別の市場規模は、首都圏が同73億円増の1,802億円、関西圏が同71億円増の767億円、東海圏が同67億円増の371億円と、2カ月連続で3市場とも前年同月を上回っている。
■外食実施率・単価は多くの年齢層で前年上回る
外食実施率と外食単価は、男女ともに多くの年齢層で前年同月を上回った。
外食実施率で前年を上回った層の中では、30代女性が68.3%(前年同期比:2.5ポイント増、以下同じ)、40代男性が70.7%(2.8ポイント増)、40代女性が66.1%(2.7ポイント増)でプラス幅が大きめ。反対に30代男性が67.9%(2.2ポイント減)、50代男性が65.5%(1.2ポイント減)、50代女性が59.6%(1.1ポイント減)と、3つの層で年同月を下回った。
外食単価で前年同月を上回った層の中では20代女性が2,773円(244円増)、30代男性が3,016円(460円増)、30代女性が3,591円(346円増)、60代女性が3,109円(259円増)でプラス幅が大きめ。反対に50代女性の3,106円(117円減)と60代男性の3,209円(76円減)が、前年同月を下回っている。
■16業態中14業態で市場規模が前年上回る
業態別市場規模は16業態中14業態で前年同月を上回った。プラス幅が大きめだった業態は、ファミリーレストラン・回転すし等(2月の市場規模:224億円、前年同月比:20億円増、以下同じ)、ラーメン・そば・うどん・パスタ・ピザ等の専業店(158億円、17億円増)、居酒屋(617億円、89億円増)、カラオケボックス(20億円、12億円増)、スナック・ナイトクラブ・キャバレー(57億円、27億円増)など。
反対に和食料理店(402億円、36億円減)、お好み焼き・鉄板焼き等の専業店(50億円、12億円減)の2業態で前年同月を下回っている。
業態別の2019年比は、軽食主体が112.6%で1月の110.0%から2.6ポイント増。食事主体は97.9%で同98.1%から0.2ポイント減。飲酒主体は85.2%で同89.8%から4.6ポイント減となっている。(記事:県田勢・記事一覧を見る)
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