ミロク情報サービス、グループのMiroku Webcash Internationalが新体制へ移行、持分法適用会社で連携強化

2025年3月28日 17:24

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■「Account Tracker」事業を強化し、協業ツール「morningmate」を拡販

 ミロク情報サービス(MJS)<9928>(東証プライム)は3月28日、グループ会社のMiroku Webcash International(MWI)が2025年3月28日からMJSの持分法適用会社となることを発表した。MWIは、アカウントアグリゲーションサービス「Account Tracker」事業を主力とし、今後は協業ツール「morningmate」の拡販にも注力する。

 MWIは2014年に韓国のフィンテック企業Webcash社の日本法人として設立され、2015年にMJSの子会社となった。今回、MJSはMWI株式の一部をWebcash Global社に譲渡し、MWIはMJSの連結子会社から持分法適用会社へと移行した。これにより、Webcash Global社がMWIの株式の66.6%を保有し、MJSの保有比率は33.4%となった。

 MJSは、MWIのアカウントアグリゲーションサービスを自社の財務会計システムに活用し、顧客の業務効率化を図る。また、10万社を超える顧客基盤を通じて「morningmate」の販売を強化し、MWIとの連携によるシナジーを追求する。一方、MWIは「Account Tracker」事業の強化と並行して、「morningmate」の日本市場における拡販を目指す。

 「morningmate」は、個人タスク管理からチームでの業務管理、ファイル共有、チャットまでを統合した協業ツールだ。MJSは、このツールを幅広い業種や規模の企業に提案し、業務効率化を支援する。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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