【株式市場】日経平均は29円安、後場次第に値を消し小反落だがTOPIXは小高い

2025年3月13日 16:44

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部】

◆日経平均は3万6790円03銭(29円06銭安)、TOPIXは2698.36ポイント(3.45ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は17億7519万株

 3月13日(木)後場の東京株式市場は、前場活況高だった半導体関連株の中に軟化する銘柄が見られ、重工3銘柄は売買代金上位を占めたが強もみあいに転じるなどで、日経平均は297円高で始まった後、時間とともに値を消す展開になった。中盤、円相場が1ドル147円台の円高になり、様子見姿勢が一段広がる様子となり、大引けはTOPIXが小幅高で続伸の一方、日経平均は軟調で小反落となった。みずほFG<8411>(東証プライム)、ゆうちょ銀<7182>(東証プライム)、東京海上HD<8766>(東証プライム)などは堅調で前日軟調だった商船三井<9104>(東証プライム)などの海運株も高い。

 後場は、アルコニックス<3036>(東証プライム)が一段と上げ中国の規制によるレアメタル高騰の報道など材料視。理研計器<7734>(東証プライム)も一段と上げ自社株買いなど好感。カドス・コーポ<211A>(東証スタンダード)は14時半の自社株買い発表を受け急伸しストップ高。エコモット<3987>(東証グロース)は前後場とも終日買い気配のまま大引けストップ高となり事業提案が国交省に採択されたとの発表を好感。フォーライフ<3477>(東証グロース)も15時に発表した業績・配当予想の増額修正を受けて急伸しストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は17億7519万株(前引けは8億2135万株)、売買代金は4兆4163億円(同2兆977億円)。プライム上場1638銘柄のうち、値上がり銘柄数は816(前引けは1110)銘柄、値下がり銘柄数は747(同463)銘柄。

 東証33業種別指数は22業種(前引けは30業種)が値上がりし、値上がり率上位は、石油石炭、銀行、保険、海運、鉱業、陸運、その他金融、ゴム製品、不動産、電力ガス、建設、繊維製品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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