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エイトレッドは25年3月期2Q累計増収増益と順調、Cloudおよびパッケージ型AgileWorksとも2桁増収と伸長
(決算速報) エイトレッド<3969>(東証スタンダード)は10月24日に25年3月期第2四半期累計業績(非連結)を発表した。増収増益と順調だった。Cloudおよびパッケージ型AgileWorksとも2桁増収と伸長し、売上原価の増加を吸収した。そして通期の増収増益予想を据え置いた。クラウドサービスの拡大でストック収益が積み上がる収益構造であり、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は水準を切り上げて戻り高値圏だ。好業績を評価し、利益確定売りをこなしながら上値を試す展開を期待したい。
■25年3月期2Q累計増収増益と順調、通期も増収増益予想
25年3月期第2四半期累計(中間期)の業績(非連結)は、売上高が前年同期比17.4%増の13億77百万円、営業利益が9.6%増の5億29百万円、経常利益が9.7%増の5億30百万円、そして中間純利益が9.1%増の3億54百万円だった。
増収増益と順調だった。Cloud(X-point Cloud、24年3月リリースのAgileWorksクラウド版)および大手・中堅企業向けパッケージ型AgileWorksとも2桁増収と伸長し、売上原価の増加(特にクラウドインフラコストが増加)や人件費の増加などを吸収した。営業利益46百万円増益の変動分析は、Cloud売上増加で1億29百万円増益、パッケージ売上増加で92百万円増益、人件費増加で29百万円減益、外注・業務委託費増加で25百万円減益、減価償却費増加で35百万円減益、クラウドインフラコスト増加で72百万円減益、その他で39百万円減益だった。
製品別売上高は、Cloudが導入企業数増加やパッケージ型X-pointからの移行により25.7%増の6億35百万円、パッケージ型AgileWorksが導入企業増加や新バージョンアップへのアップセルなどで18.2%増の6億14百万円、パッケージ型X-pointがクラウドへの移行に伴う新規ライセンス販売終了(22年3月)で13.9%減の1億27百万円だった。クラウド比率は3.1ポイント上昇して46.2%となった。
全社ベースの業績を四半期別に見ると、第1四半期は売上高6億41百万円で営業利益2億13百万円、第2四半期は売上高7億35百万円で営業利益3億16百万円だった。ストック売上比率は第1四半期が84.4%、第2四半期が76.1%だった。
通期の業績(非連結)予想は据え置いて、売上高が24年3月期比11.9%増の28億円、営業利益が11.4%増の11億70百万円、経常利益が11.0%増の11億70百万円、当期純利益が9.8%増の7億84百万円としている。配当予想は24年3月期比6円増配の32円(第2四半期末16円、期末16円)としている。8期連続増配予想で予想配当性向は30.6%となる。
製品別売上高の計画は、Cloudが27.1%増の13億65百万円、パッケージ型AgileWorksが5.8%増の12億02百万円、新規ライセンス販売終了のパッケージ型X-pointが20.0%減の2億32百万円としている。Cloudでは、主力のX-point Cloudの需要が拡大基調であり、24年7月からの新価格体系開始も寄与する見込みだ。さらにAgileWorksクラウド版の認知拡大にも注力する。パッケージ型AgileWorksについては、バージョンアップによるアップセルを推進する。
営業利益1億20百万円増益の変動計画は、Cloud売上増加で2億91百万円増益、人件費増加で1億15百万円減益、減価償却費増加で62百万円減益、クラウドインフラコスト増加で22百万円減益、その他で28百万円増益としている。
25年3月期は増収増益で8期連続増配予想としている。第1四半期の進捗率は売上高が49%、営業利益が45%である。クラウドサービスの拡大でストック収益が積み上がる収益構造であり、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。
■株価は上値試す
株価は水準を切り上げて戻り高値圏だ。好業績を評価し、利益確定売りをこなしながら上値を試す展開を期待したい。10月24日の終値は1631円、今期予想PER(会社予想のEPS104円71銭で算出)は約16倍、今期予想配当利回り(会社予想の32円で算出)は約2.0%、前期実績PBR(前期実績のBPS608円12銭で算出)は約2.7倍、そして時価総額は約122億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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