マーケットエンタープライズ、岡山県矢掛町が不要品リユース事業で10月の3R推進月間を前に「おいくら」と連携を開始

2024年9月25日 14:31

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■リユース施策導入による廃棄物削減へ

 岡山県小田郡矢掛町(町長:山岡 敦)ととマーケットエンタープライズ<3135>(東証プライム)は、2024年9月25日(水)から、地域社会における課題解決を目的としたリユース事業に関する協定を締結し、連携をスタートすると発表。マーケットエンタープライズが運営するリユースプラットフォーム「おいくら」を用いて、不要品を捨てずに再利用する仕組みを構築し、矢掛町の廃棄物削減と循環型社会の形成を目指していく。

■背景・経緯

 矢掛町では、任意団体のリユース活動支援などを行なってきたが、まだ使用できるものが大型ごみとして廃棄されることも多く、課題に感じていた。こうした背景から、町では、廃棄物削減につながる新たなリユース施策導入の可能性をこれまで模索していた。他方、マーケットエンタープライズは、リユース事業を中心にネット型事業を展開し、これまで、「持続可能な社会を実現する最適化商社」をビジョンに掲げ、「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」への参画や、「楽器寄附ふるさと納税」実行委員会の一員として活動を続けるなど、官民の垣根を超えたSDGsへの取組に注力してきた。そうした中で、マーケットエンタープライズが矢掛町に働きかけ、「リユース活動促進による循環型社会の形成を目指したい」という互いのニーズが合致したため、「おいくら」を用いた今回の取組が実現した。

■「おいくら」とは・・・

 おいくらは、マーケットエンタープライズが展開する、リユースプラットフォームである。不要品を売りたい方が「おいくら」を通して査定依頼をすると、全国の加盟リサイクルショップに一括査定依頼し、買取価格を比較することができる。一度の依頼だけで不要品の買取価格をまとめて比較し、売却できる手軽さが好評で、これまでおよそ110万人(2022年11月現在)が利用している。

■矢掛町の課題と「おいくら」による解決策

 矢掛町では、ごみ処理施設への自己搬入により大型ごみを収集しているが、重量のあるものでも、町民が自宅の外へ運び出す必要がある。加えて、町民からは、「引っ越しなどの予定と合わない」という声が寄せられていた。「おいくら」は、年間を通じて、希望すれば自宅に訪問し、運び出しまで対応する出張買取が可能で、大型品や重量のあるものでも売却が容易にできるようになる。加えて、町では回収を行なっていない冷蔵庫や洗濯機などの家電リサイクル法対象製品も、まだ使えるものであれば買取できる可能性があり、不要品売却と受け渡しは、最短だと「おいくら」を通じて買取依頼をした当日に可能となる。なお、町民のサービス利用はもちろん、町の費用負担もない。

■今後について

 9月25日(水)13時(公開時間が前後する可能性がある)に矢掛町ホームページ内へ「おいくら」の情報が掲載され、直接不要品の一括査定申し込みが可能になる。矢掛町と「おいくら」の連携により、二次流通の更なる活性化による循環型社会の実現や社会全体での不要品削減が見込まれると共に、自治体の廃棄物処理量や処理コスト削減にもつながる。また、同取組によって、売却という形で簡単に不要品リユースができることを町民が認知することで、「廃棄ではなく、リユースする」という選択肢が増え、多様化する不要品処分ニーズに応えることができる。加えて、町民のリユースに対する意識の変化、循環型社会形成の促進につながる。この官民一体の取組によって、循環型社会の形成に向けた社会的側面・経済的側面の双方の課題解決を目指していく。

■岡山県小田郡矢掛町

 矢掛町は,岡山県の南西部に位置し、高梁川水系の支流である小田川流域にひらけ、標高が15メートルから505メートルの比較的ゆるやかな丘陵に囲まれた盆地をなしている。年間の平均気温は14.5℃であり,瀬戸内海気候に属し,温暖な気候と豊かな自然環境に恵まれている。また、江戸時代には参勤交代の宿場町として栄え、本陣・脇本陣が現存する歴史的文化あふれる自然豊かな田園のまちである。恵まれた環境の中で、地域の特性を活かした特色のある魅力と活力にあふれた「やさしさにあふれ かいてきで げんきなまち」を将来像として、夢のあるまちづくりを推進している。

・人口:13,150人(男6,365人、女6,785人)(2024年8月1日) ・世帯数:5,499世帯(2024年8月1日) ・面積:90.62平方キロメートル (情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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