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欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、ドルに買戻し先行もイベントにらみ買い縮小
記事提供元:フィスコ
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、ドルに買戻し先行もイベントにらみ買い縮小
9日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想したい。米雇用統計発表後のドル売りで値ごろ感が生じ、ドルに買戻しが入りやすい。ただ、米国のインフレ指標発表など今週の重要イベントをにらみ、ドルは積極的に買いづらいだろう。
前週末発表された米雇用統計は失業率と平均時給は改善したが、非農業部門雇用者数は予想を下回り減速懸念が再燃。ただ、長期金利の持ち直しでドル買いに振れ、ユーロ・ドルは1.1060ドル台に軟化、ドル・円は株安を受けた円買いが先行も142円台に持ち直した。週明けアジア市場はドル売り・円買い先行で早朝に141円台に下げたが、日本株の下げ幅縮小で円買いは後退しドルの買戻しで142円後半に切り返した。
この後の海外市場は前週末の雇用統計を消化する展開となりそうだ、ドルは売り買い交錯。ドルは値ごろ感による買戻しが入りやすいものの、今晩は材料難で買いは縮小しそうだ。米連邦準備制度理事会(FRB)は来週開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.50%の利下げに踏み切るとの期待も根強く、ドルの上値を抑制。今週の消費者物価指数(CPI)と米大統領選候補者討論会のイベントを控え、売り買いは消極的とみられる。
【今日の欧米市場の予定】
・23:00 米・7月卸売在庫改定値(前月比予想:+0.3%、速報値:+0.3%)
・24:00 米・8月NY連銀調査1年インフレ期待(7月:2.97%)
・04:00 米・7月消費者信用残高(予想:+112億ドル、6月:+89.34億ドル)《CS》
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