リソルホールディングス 1Qは増収、旺盛なインバウンド需要が増収を後押し

2024年8月13日 16:29

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記事提供元:フィスコ

*16:29JST リソルホールディングス---1Qは増収、旺盛なインバウンド需要が増収を後押し
リソルホールディングス<5261>は9日、2025年3月期第1四半期(24年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比7.0%増の70.41億円、営業利益が同9.6%減の7.50億円、経常利益が同10.4%減の7.13億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同1.6%減の6.61億円となった。

ホテル運営事業では、旺盛なインバウンド需要について、マーケットに合わせた各種プロモーション施策を実施したことで客室単価・稼働率が順調に推移した。また、主力ブランドの“リソルホテルズ”において、「物語のあるホテル」を新コンセプトに掲げ、“ツーリストホテル”としてのブランド構築を目指してサービスや品質の向上に積極的に取組んだ。

ゴルフ運営事業では、コース品質向上、接客サービス向上、ハード面の改修、美味しい食事の提供など、他社との差別化を図る施策を強化したことで客単価が向上した。また、会員権販売が好調を維持したことに加え、前年に取得した「入間カントリー倶楽部」が加わった効果もあり、業績は順調に推移した。さらに、新規事業である“フェアウェイフロントヴィラ”事業において、新たなヴィラ開発として「大熱海国際ゴルフクラブ」で計画し、インバウンドゴルファーにも対応できる高級ゴルフリゾートの開発準備を進めた。

リソルの森事業では、ゴルフ部門(真名カントリークラブ)において、真名ゲーリー・プレーヤーコースのランチブッフェの高評価とプレースタイル変更によりコンペが増加し、好調を維持した。また、インバウンドゴルファー獲得に向け、「ゴルフ&ステイ」の販売ルート拡大に注力した。リゾート部門では企業研修やスポーツチームなどの団体利用が好調を維持した。

福利厚生事業では、本年5月から関東ITソフトウェア健保との提携が本格スタートしたことで、業績は順調に推移した。また、「精算ビジネスモデル」(利用実績に応じて補助金を精算する透明性の高い料金体系)、「プラスユアチョイス」(提携外の施設も利用可能なカスタマイズ性の高いプラン)、「直営施設」(ホテル・ゴルフ場等の優待価格、出張・企業研修の限定プランの提供)を差別化とした新規顧客開拓を推進した。

再生エネルギー事業では、既存施設の管理を行いながら、グループゴルフ場における新たなソーラーカーポート建設の検討を図った。

投資再生事業では、市場環境を見据えながら、新規運営施設の仕入れ等の検討を進めた。

2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比5.0%増の270.00億円、営業利益が同3.6%増の22.00億円、経常利益が同2.7%増の20.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同6.2%増の15.00億円とする期初計画を据え置いている。《SO》

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