インターアク、IDOM、DDグループなど/本日の注目個別銘柄

2024年7月16日 15:38

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記事提供元:フィスコ


<3349> コスモス薬品 11655 -1160大幅反落で安値更新。先週末に24年5月期決算を発表、営業利益は315億円で前期比4.6%増となり、320億円程度の市場予想をやや下回った。25年5月期は316億円で同0.3%増を見込み、340億円強の市場コンセンサスには未達となっている。通常ガイダンスは横ばいの傾向でサプライズはないが、前期業績下振れをマイナス視の動きが先行。また、株主優待制度廃止の発表もネガティブに受け止められている。

<7599> IDOM 1229 -225急落。先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は44億円で前年同期比60.5%の大幅増益となっている。ただ、通期会社計画下振れを見込む市場コンセンサス並みの水準にとどまっている。会社側では通期予想に対する進捗は想定通りとしているが、進捗率は22%水準であり、計画達成確度は高まる状況には至っていないようだ。今期ガイダンスを受けて株価が大きく上昇した経緯もあり、短期的には出尽くし感と捉えられる形に。

<7725> インターアク 1364 -260急落。先週末に24年5月期決算を発表、営業利益は15.8億円で前期比8.9%増となり、従来予想の14.7億円を上振れた。一方、25年5月期は8.4億円で同46.5%の大幅減益見通しとしており、売り材料につながった。IoT関連事業及び環境エネルギー事業において製品の販売が低調に推移する見通しであるほか、インダストリー4.0推進事業においては新規事業に係る研究開発費などが発生するようだ。

<3048> ビックカメラ 1634 +56大幅続伸で高値更新。先週末に第3四半期決算を発表、3-5月期営業利益は94億円で前年同期比2.7倍の水準となり、通期予想は従来の195億円から225億円、前期比58.3%増に上方修正している。通期の市場コンセンサスは会社計画をやや下回る水準であったとみられ、足元で免税売上の好調は織り込まれつつあったといえ、想定以上の上方修正と捉えられている。年間配当金も従来計画の21円から24円に引き上げ。

<7453> 良品計画 2731.5 +91.5大幅反発。先週末に第3四半期の決算を発表している。3-5月期営業利益は184億円で前年同期比47.0%増となり、市場コンセンサスを40億円程度上振れたとみられる。通期予想は従来の480億円から530億円、前期比59.9%増に上方修正している。通期の市場コンセンサスは490億円程度であったとみられる。売上好調によって値引きも抑制されるなど、粗利益率が改善したようだ。

<3915> テラスカイ 2195 +162大幅続伸。先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は3億円で前年同期比3.1倍となっている。据え置きの通期予想9.1億円、前期比73.3%増と比較しても好進捗となっている状況。DX市場拡大が追い風の中で大型案件の受注を着実に獲得、子会社群の増収も寄与して主力のソリューション事業が大幅に拡大し、人件費増や採用・教育などの先行投資負担を十分に吸収する形となっている。

<8237> 松屋 1260 +76大幅続伸。先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は11.4億円で前年同期比2.9倍と大幅増益となった。つれて、通期予想は従来の25億円から50億円、前期比68.1%増に、大幅上方修正した。他の百貨店同様に上振れ期待は高かったとみられるが、修正幅の大きさがインパクトにつながる形へ。訪日外国人の増加に伴い免税売上高が想定以上に拡大したほか、百貨店業の売上高も計画を上回って推移しているようだ。

<3139> ラクトJPN 3075 +273大幅続伸。先週末に上半期尾の決算を発表、経常利益は22.6億円で前年同期比68.1%増となり、従来予想の18億円を大きく上振れる着地になっている。つれて、通期予想は従来の34億円から41億円、前期比44.0%増にまで上方修正。国内外事業ともに、乳原料・チーズ部門の利益率改善が図れているようだ。また、年間配当金も従来計画の62円から76円、前期比28円増に引き上げている。

<3073> DDグループ 1328 +143急伸。先週末、決算発表と同時に株主優待制度の変更を発表し、買い材料に。優待実施を年2回に変更するほか、200株以上保有の株主は実質優待が拡充される。さらに、1年以上保有株主には優待を追加贈呈。200株以上保有の株主はこれまで年間6000円分の優待券であったが、9000円分に拡充される(保有期間1年以上は10000円分)。400株保有株主は6000円分から15000円分(同16000円分)に。

<2884> ヨシムラフード 1705 +175急伸。先週末に第1四半期の決算を発表、営業利益は12億円で前年同期比2.4倍となり、据え置きの通期予想27.4億円、前期比14.7%増に対して極めて高い進捗となっている。売上高、利益ともに第1四半期としては過去最高を更新へ。既存企業のオーガニックな成長に加え、新規連結化したワイエスフーズグループの損益を取り込んだことで大幅な増収増益に。業績の大幅な上振れが意識される状況のようだ。《ST》

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