【株式市場】日経平均は392円高、3日連続最高値で初の4万2000円台に乗る、米利下げ観測など好感

2024年7月11日 16:11

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部】

◆日経平均は4万2224円02銭(392円03銭高)、TOPIXは2929.17ポイント(19.97ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は18億716万株

 7月11日(木)後場の東京株式市場は、前場に最高値を更新したTDK<6762>(東証プライム)などが一進一退に転じた一方、日東電工<6988>(東証プライム)や京セラ<6971>(東証プライム)が一段強い相場になり、前場戻り高値を更新した武田薬<4502>(東証プライム)に代わって塩野義<4507>(東証プライム)やエーザイ<4523>(東証プライム)が一段高で戻り高値に進むなど、循環物色が強まる様子となった。日経平均は366円高で始まり、ジリ高のまま14時半に568円高まで上げ幅を拡大。前場の一時594円高には届かなかったが大引けも初の4万2000円台に乗り、最高値を3日連続更新した。

 日経平均は終値での最高値を3日連続更新し、取引時間中の最高値は5日連続更新。TOPIXは終値の最高値、取引時間中の最高値とも3日連続更新した。

 後場は、ヤマタネ<9305>(東証プライム)が一段高となり、猛暑が続けば良質なコメの不足が見込まれるとの見方で注目再燃。対ユーロでの円相場が昼前から最安値を更新し、対ユーロで為替差益の見込める銘柄としてホソミクロ<6277>(東証プライム)やグローリー<6457>(東証プライム)、カシオ<6952>(東証プライム)などが一段と強含み、日立建機<6305>(東証プライム)は大口取引先がウクライナに地雷処理車を順次20台規模まで支援とされて一段高。丸運<9067>(東証スタンダード)は政策保有株の売却による特別利益の発表を受け一段高。AIメカテック<6227>(東証スタンダード)合弁会社での微細加工ナノインプリント装置などの業績寄与期待で出直り拡大。TORICO<7138>(東証グロース)は前場ストップ高に達したまま大引けまで買い気配を続け「漫画全巻ドットコム」好調の見方。

 東証プライム市場の出来高概算は18億716万株(前引けは9億1572万株)、売買代金は4兆7090億円(同2兆3947億円)。プライム上場1644銘柄のうち、値上がり銘柄数は1251(前引けは1239)銘柄、値下がり銘柄数は356(同353)銘柄。

 東証33業種別指数は29業種(前引けも29業種)が値上がりし、値上がり率上位は、鉱業、パルプ紙、金属製品、医薬品、建設、陸運、ゴム製品、ガラス土石、電気機器、鉄鋼、電力ガス、繊維製品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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