東証グロース市場250指数先物見通し:上値の重い展開か

2024年7月2日 07:52

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記事提供元:フィスコ

*07:52JST 東証グロース市場250指数先物見通し:上値の重い展開か
本日の東証グロース市場250指数先物は、上値の重い展開を想定している。前日1日の米国市場のダウ平均は50.66ドル高の39169.52ドル、ナスダック指数は146.70pt高の17879.30ptで取引を終了した。欧州株式市場でフランスの選挙結果を好感した買いが入り、その流れを受けて寄り付きは上昇。6月ISM製造業景気指数が市場予想に反し小幅に低下、3カ月連続での活動縮小となったことで、成長減速懸念から下落に転じた。長期金利の上昇も相場の重しとなり、ダウ平均は前営業日終値近辺で推移。ナスダック指数は根強い人工知能(AI)期待に買われたマイクロソフトなどが支えた。本日の東証グロース市場250指数先物は、上値の重い展開を想定している。先月末の660pt到達で短期的な達成感が高まったうえ、簡単に5日移動平均線を割り込んだことで、上値での売り圧力は高そうなものの、過熱感は和らいでおり、25日移動平均線近辺では押し目買いニーズも見込まれる。日経平均株価との相関性は薄れており、東証プライムの主力株が伸び悩むような局面では、幕間つなぎ的な物色が向かう可能性もある。上値のメドは650pt、下値のメドは630ptとする。なお、夜間取引の東証グロース市場250指数先物は前営業日日中終値比2pt安の638ptで終えている。《TY》

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