7日の中国本土市場概況:上海総合0.1%高で3日ぶり反発、不動産株に買い

2024年6月7日 16:46

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記事提供元:フィスコ

*16:46JST 7日の中国本土市場概況:上海総合0.1%高で3日ぶり反発、不動産株に買い
7日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。米雇用統計が想定内の内容ならドル買いに振れ、157円を目指す見通し。一方、日銀の金融正常化に距離があるとの見方から円売り地合いが続き、ドルの押し上げ要因となりそうだ。

欧州中銀(ECB)は前日の理事会で想定通り政策金利を引き下げたが、今後の利下げには慎重な姿勢を示すとユーロは買戻し優勢の展開に。一方、米国の新規失業保険申請件数が前週よりも弱く、連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め的な金融政策への期待を弱めた。ユーロ・ドルは1.0890ドル付近に持ち直し、ドル・円は155円40銭台に失速。ただ、本日アジア市場でドル売りは後退しドル・円は156円付近に浮上した。

この後の海外市場は米雇用統計にらみ。失業率と平均時給(前年比)は前回から横ばい、非農業部門雇用者数は増加が予想されている。雇用情勢の強さが意識されれば、FRBのタカ派的な政策方針を後押しし、金利高・ドル高の地合いを強める見通し。来週の連邦公開市場委員会(FOMC)は政策金利据え置きの公算だが、ドルは売りづらい。また、日銀による当面の緩和的な政策が見込まれ、ドル・円は円売り地合いが続く。

【今日の欧米市場の予定】
・18:00 ユーロ圏・1-3月期GDP確定値(前年比予想:+0.4%、改定値:+0.4%)
・21:30 米・5月非農業部門雇用者数(予想:+18.5万人、4月:+17.5万人)
・21:30 米・5月失業率(予想:3.9%、4月:3.9%)
・21:30 米・5月平均時給(前年比予想:+3.9%、4月:3.9%)
・21:30 カナダ・5月失業率(予想:6.2%、4月:6.1%)
・23:00 米・4月卸売在庫改定値(前月比予想:+0.2%、速報値:+0.2%)
・04:00 米・4月消費者信用残高(予想:+100.00億ドル、3月:+62.74億ドル)《CS》

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