川崎汽船が5%高など海運株が高い、欧州大手の好業績や自社株買いなど好感

2024年6月6日 15:04

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

■日本郵船と川崎汽船は自社株買いを実施中、商船三井にも期待が

 川崎汽船<9107>(東証プライム)は6月6日、5%高の2484.5円(119.5円高)まで上げて年初来の高値2590.0円(2024年3月4日)に向けて出直っている。「マースクライン」で知られる海運業界の世界的大手APモラー・マースク(デンマーク)が業績見通しを「約1カ月間で2度(注略)上方修正した」(日経電子版6月5日朝)と伝えられたことや、米国5日のNY株式市場でS&P500種とNASDAQ総合指数が最高値を更新し、景気拡大への期待が再燃したことなどが買い要因と見られている。日本郵船<9101>(東証プライム)、商船三井<9104>(東証プライム)も出直り相場となっている。

 川崎汽船は5月8日から7月31日までの予定で自社株買いを行っており、取得上限株数は3955万6000株(自己株式を除く発行済株式総数の5.5%)。日本郵船も5月8日に自社株買いを発表し、同月9日から25年4月30日までの予定で買付を開始している。取得上限株数は3500万株(自己株式を除く発行済株式総数の7.6%)。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

【関連記事・情報】
【株式市場特集】配当利回りで見る市場のチャンス!注目すべき銘柄の動向(2024/03/04)
【株式市場特集】敗者復活戦に挑む木材関連株と地震関連株、上昇基調に乗るチャンス(2024/02/26)
【株式市場特集】2月末の権利取りで注目される高配当利回り株ランキング!明暗分かれる業績動向とは(20234/02/19)
【株式市場特集】日経平均の最高値更新に向けて注目の3点セット銘柄を徹底分析(20234/02/13)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事