【株式市場】日経平均は128円安で2日続落、引き続き業績選別の強い相場でTOPIXは小反発

2024年5月9日 15:54

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部】

◆日経平均は3万8073円98銭(128円39銭安)、TOPIXは2713.46ポイント(7.03ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は17億146万株

 5月9日(木)後場の東京株式市場は、前引け後に3月決算などを発表した日清紡HD<3105>(東証プライム)や川崎重工<7012>(東証プライム)が急伸し、後場寄りに発表した旭化成<3407>(東証プライム)、13時に発表した神鋼商事<8075>(東証プライム)も急動意の一段高となった。一方、正午に発表した小野薬品<4528>(東証プライム)やカルビー<2229>(東証プライム)は一転マイナス圏に沈んで始まるなど、引き続き選別色の強い相場となった。日経平均は後場寄り後に227円44銭高(3万8429円81銭)まで上げたが、その後はダレ模様に転じて14時半前から前日比で小安くなり、大引けも軟調で2日続落。一方、TOPIXは堅調で小反発となった。

 後場は、正午前に3月決算などを発表したミヨシ油脂<4404>(東証スタンダード)、住友電設<1949>(東証プライム)が一段と上げ、前引け後に発表した川崎重工<7012>(東証プライム)は13時半頃にストップ高。8日に発表した石川製作所<6208>(東証スタンダード)は朝から大引けまで買い気配のままストップ高。GreenEnergy & Company<1436>(東証グロース)は株主優待の拡充が連日好感され3日連続ストップ高。ジャパンフーズ<2599>(東証スタンダード)は3月決算の上振れ期待など言われ一段と出直りを拡大した。

 東証プライム市場の出来高概算は17億146万株(前引けは8億4103万株)、売買代金は4兆5012億円(同2兆2378億円)。プライム上場1651銘柄のうち、値上がり銘柄数は1081(前引けは1227)銘柄、値下がり銘柄数は519(前引けは369)銘柄。

 東証33業種別指数は23業種(前引けは31業種)が値上がりし、値上がり率上位は、その他金融、その他製品、保険、金属製品、銀行、水産農林、鉱業、ガラス土石、石油石炭、建設、卸売り、繊維製品、パルプ紙、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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