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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日続伸、経済指標の改善などを引き続き好感
*10:37JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日続伸、経済指標の改善などを引き続き好感
【ブラジル】ボベスパ指数 127351.79 +0.65%
29日のブラジル株式市場は続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比825.52ポイント高(+0.65%)の127351.79で引けた。日中の取引レンジは126466.58-127351.79となった。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。米長期金利の低下が好感され、買いは継続。また、成長予想の上方修正も引き続き好感された。一方、指数の上値は重い。原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かりとなった。また、欧州市場がさえない展開を示したことも圧迫材料となった。
【ロシア】MOEX指数 3478.08 +0.82%
29日のロシア株式市場は3日続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比29.31ポイント高(+0.82%)の3478.08ポイントで引けた。日中の取引レンジは3467.25-3480.47となった。
高く寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。経済指標の改善が引き続き好感されたほか、中国の景気対策への期待なども支援材料となった。また、米長期金利の低下などが外資の流出懸念を後退させた。一方、原油価格の下落が指数の上値を抑えた。
【インド】SENSEX指数 74671.28 +1.28%
29日のインドSENSEX指数は反発。前日比941.12ポイント高(+1.28%)の74671.28、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同223.45ポイント高(+1.00%)の22643.40で取引を終えた。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。米長期金利の低下が外資の流出懸念を後退させた。また、インド経済が安定的に成長するとの観測も支援材料。インド国家財政政策研究所(NIPFP)は最新リポートで、2024年度のインドの成長率が7.1%になると予測した。政府の柔軟な税制政策や23年度の州政府の財政支出が急拡大したことが背景にあると指摘。これはアジア開発銀行(ADB)と格付け会社フィッチ・レーティングスの予想7.0%を上回っている。
【中国本土】上海総合指数 3113.04 +0.79%
週明け29日のSENSEX指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比24.41ポイント高(+0.79%)の3113.04ポイントと4日続伸した。昨年9月25日以来、約7カ月ぶりの高値水準を回復している。
投資家のセンチメントが上向く流れ。消費刺激や産業支援など、中国の景気対策に対する期待感が強まる状況だ。不動産支援の動きが各地に広がっている。四川省の省都、成都市は28日、住宅購入規制を全面的に撤廃すると発表した。これより先には、蘇州市、長沙市など複数の二線都市が住宅購入規制を撤廃。中信建投証券は最新リポートで、今後さらに多くの都市が規制緩和に動くと予想している。中国の景気鈍化懸念などで朝方は弱含んだものの、指数は徐々に上げ幅を広げている。《NH》
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