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【注目銘柄】ジェイエスエスは配当権利落ち後の2番底から業績続伸を手掛かりに売られ過ぎ修正買いへ
■新規事業成功と会費改定が利益増に貢献、株価上昇の兆し
ジェイエスエス<6074>(東証スタンダード)は、目下集計中の前2024年3月期業績が、続伸して着地すると見込まれ、次期2025年3月期業績も連続増益が観測されていることを手掛かりに売られ過ぎ修正買いが再燃している。今年7月26日に開幕するパリ・オリンピックに同社所属の玉井陸斗選手ら2名が高飛込種目に出場することも、五輪関連人気を高め会員集客効果につながるとして先取りされている。
■会費改定がフル寄与し学校プールでの水泳指導受託も上乗せ
同社の前2024年3月期業績は、売り上げ86億1600万円(前々期比6.7%増)、営業利益4億4700万円(同5.2%増)、経常利益4億4600万円(同3.8%増)、純利益2億7800万円(同18.5%増)と続伸が見込まれている。2022年4月に開始した中高生対象の「JSS部」や同10月開始の60歳以上を対象の「シニアくらぶ」の入会キャンペーンを継続実施したほか、同12月に開始した児童発達支援および放課後等デイサービス事業「JSS水夢」で2施設が順調に推移し、昨年7月に実施した会費改定やランニングコストの低いコンパクト施設の新規出店・新築移転を進めたことなどが要因となる。配当は、年間14.5円(前々期実績12円)と連続増配を予定している。
今年2月に発表した2024年3月期第3四半期(2023年4月~12月期、3Q)業績は、前年同期比2ケタ減益で着地したが、通期予想業績に対する利益進捗率は78%~84%と目安の75%を上回っており、期初予想通りに連続増益の可能性が高い。続く2025年3月期業績の動向は、今年5月に予定している3月期決算発表時の業績ガイダンスを待たなければならないが、続伸が有力である。会費改定のフル寄与のほか、日本テレビホールディングス<9404>(東証プライム)の子会社のディップネスと協業の「着衣水泳体験会」や水中バイク、水中トランポリンの体験会の上乗せ、さらに学校プールでの指導者不足に対応した水泳指導受託も増加するためである。東洋経済会社四季報最新号では、純利益を2億9000万円と続伸、配当も14.5円~16円とさらに連続増配含みと観測している。
■PER7倍、PBR0.7倍の修正で昨年来高値を目指して再発進
株価は、昨年7月の会費改定にポジティブに反応して昨年来高値639円まで買われ、その後はほぼ往って来いとなる500円台下位で下値を確認し、2024年3月期3Q業績の伸び悩み着地で昨年来安値497円へ調整し、期末配当の権利取りで523円へリバウンド、その後の権利落ち後安値507円から売られ過ぎ修正買いが再燃した。前期推定ベースのPERは7.16倍、PBRは0.75倍と大きく割り負けており、昨年来高値639円を目指して再発進しよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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