マーケットエンタープライズ、千葉県柏市が不要品リユース事業で「おいくら」と連携を開始

2024年2月21日 15:50

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■新たなリユース施策導入でリユース促進へ

 千葉県柏市(市長:太田 和美)とマーケットエンタープライズ<3135>(東証プライム)は、2024年2月21日(水)から、地域社会における課題解決を目的としたリユース事業に関する協定を締結し、連携をスタートすると発表。マーケットエンタープライズが運営するリユースプラットフォーム「おいくら」を用いて、不要品を捨てずに再利用する仕組みを構築し、柏市の廃棄物削減と循環型社会の形成を目指していく。

■背景・経緯

 柏市では、市で定める一般廃棄物処理基本計画において、「ごみをごみにしない取組」を基本施策として位置付け、これを進めるためにリユースの推進を掲げている。この取組の一環として、市のリサイクル施設で受け付けた不要品や、粗大ごみで排出された家具等を修繕し、定期的に販売を行なっているが、近年粗大ごみは増加傾向にあった。廃棄されるものの中にはまだ使えるものも多く、市では、さらなるリユース促進につながる新たな施策導入の可能性を模索していた。

 他方、マーケットエンタープライズは、リユース事業を中心にネット型事業を展開し、これまで、「持続可能な社会を実現する最適化商社」をビジョンに掲げ、「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」への参画や、「楽器寄附ふるさと納税」実行委員会の一員として活動を続けるなど、官民の垣根を超えたSDGsへの取組に注力してきた。そうした中で、柏市がマーケットエンタープライズに働きかけ、「リユース活動促進による循環型社会の形成を目指したい」という互いのニーズが合致したため、「おいくら」を用いた今回の取組が実現した。

■「おいくら」とは・・・

 おいくらは、マーケットエンタープライズが展開する、リユースプラットフォームである。不要品を売りたい方が「おいくら」を通して査定依頼をすると、全国の加盟リサイクルショップに一括査定依頼し、買取価格を比較することができる。一度の依頼だけで不要品の買取価格をまとめて比較し、売却できる手軽さが好評で、これまでおよそ110万人(2022年11月現在)が利用している。

■柏市の課題と「おいくら」による解決策

 柏市では、粗大ごみの戸別収集を行なっているが、大型や重量のあるものでも、原則、自宅の外まで不要品を運び出す必要がある。そのため、市には「玄関先まで運べないから取りに来てほしい」といった声が寄せられていた。「おいくら」は、希望すれば自宅の中まで訪問し対応する出張買取が可能で、大型品や重量のあるものでも売却が容易にできるようになる。加えて、まだ利用できるものであれば、冷蔵庫や洗濯機などの家電リサイクル法対象製品も対象で、不要品売却と受け渡しは、最短だと「おいくら」を通じて買取依頼をした当日に可能となる。なお、市民のサービス利用に関する費用負担はもちろん、柏市の費用負担もない。

■今後について

 2月21日(水)15時00分(公開時間が前後する可能性がある)より、柏市ホームページ内に「おいくら」の情報が掲載され、直接不要品の一括査定申し込みが可能になる。柏市と「おいくら」の連携により、二次流通の更なる活性化による循環型社会の実現や、社会全体での不要品削減が見込まれると共に、自治体の廃棄物処理量や処理コスト削減にもつながる。また、同取組によって、売却という形で簡単に不要品リユースができることを市民が認知することで、「廃棄ではなく、リユースする」という選択肢が増え、多様化する不要品処分ニーズに応えることができる。加えて、市民のリユースに対する意識の変化、循環型社会形成の促進につながる。この官民一体の取組によって、循環型社会の形成に向けた、社会的側面・経済的側面の双方の課題解決を目指していく。

■千葉県柏市

 柏市は、千葉県の北西部に位置し、柏の葉周辺の先進的な都市と手賀沼周辺の自然が広がる市である。鉄道は、都心から放射状に常磐線及びつくばエクスプレスが、南北には東武アーバンパークラインが通っている。道路は東京・茨城方面への国道6号や常磐自動車道、埼玉・千葉方面への国道16号が通っており、首都圏の放射・環状両方向の交通幹線の交差部に位置する交通の要衝となっている。また、2024年11月には市制施行70周年を迎える。

・人口:434,358人(男214,274人、女220,084人)(2024年1月1日) ・世帯数:198,084世帯(2024年1月1日) ・面積:114.74平方キロメートル (情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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