NY株式:NYダウは369ドル高、金利低下を好感

2024年2月2日 06:32

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記事提供元:フィスコ

*06:32JST NY株式:NYダウは369ドル高、金利低下を好感
米国株式市場は反発。ダウ平均は369.54ドル高の38,519.84ドル、ナスダックは197.63ポイント高の15,361.64で取引を終了した。

昨日の大幅下げの反動で、寄り付き後、上昇。主要ハイテク企業の決算を控えた買いや、長期金利の低下を好感した買いに、相場は終日堅調に推移した。イスラエル、ハマス停戦の可能性との報道も一段の買い材料となり、終盤にかけて、上げ幅を拡大し、終了。セクタ―別では、小売の上昇が目立った一方、銀行が下落した。
鉄道会社のノーフォーク・サザン(NSC)は物言う株主が最高経営責任者(CEO)更迭を支持していることが明らかになり、上昇。ビデオ会議プラットフォームを提供するズーム・ビデオ・コミユニケーションズ(ZM)は事業効率化を目指し雇用削減を実施したことが報じられ、上昇した。eコマースのエッツィ(ETSY)は物言う投資家のエリオットが同社株式13%を取得したことが関係者の話として報じられ、上昇。

在宅フィットネス事業を展開するペロトン・インタラクティブ(PTON)は弱い売り上げ見通しが嫌気され、大きく売られた。地銀のニューヨーク・コミュニティ・バンコープ(NYCB)は商業不動産リスクが引き続き警戒され続落。同業のコメリカ(CMA)や、シチズンズ・フィナンシャル・グループ(CFG)などもそれぞれ下落した。

ディスカウント小売のアマゾン(AMZN)は取引終了後に、第4四半期決算を発表。1株利益が予想を上回り、時間外取引で買われている。また、ソーシャルメディアのプラットフォーム、フェイスブック(FB)を運営するメタ(META)も決算内容が予想を上回ったほか、自社株買い増額や初の配当計画が好感され、上昇している。


(Horiko Capital Management LLC)《ST》

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