マーケットエンタープライズ、龍ケ崎市が不要品リユース事業で「おいくら」と連携を開始

2024年1月19日 18:11

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■新たなリユース施策導入で市民の利便性向上へ

 茨城県龍ケ崎市(市長:萩原 勇)とマーケットエンタープライズ<3135>(東証プライム)は、2024年1月19日(金)から、地域社会における課題解決を目的としたリユース事業に関する協定を締結し、連携をスタートすると発表。マーケットエンタープライズが運営するリユースプラットフォーム「おいくら」を用いて、不要品を捨てずに再利用する仕組みを構築し、龍ケ崎市の廃棄物削減と循環型社会の形成を目指していく。

■背景・経緯

 龍ケ崎市では、市で回収した粗大ごみの中から、再使用できる家具を市民に無料で譲渡するリユース家具提供事業を行なっていたが、2016年度以降、本事業の実施はしておらず、リユース推進につながる新たな施策導入の可能性を模索していた。他方、マーケットエンタープライズは、リユース事業を中心にネット型事業を展開し、これまで、「持続可能な社会を実現する最適化商社」をビジョンに掲げ、「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」への参画や、「楽器寄附ふるさと納税」実行委員会の一員として活動を続けるなど、官民の垣根を超えたSDGsへの取組に注力してきた。そうした中で龍ケ崎市が働きかけ、「リユース活動促進による循環型社会の形成を目指したい」という互いのニーズが合致したため、「おいくら」を用いた今回の取組が実現した。

■「おいくら」とは・・・

 おいくらは、マーケットエンタープライズが展開する、リユースプラットフォームである。不要品を売りたい方が「おいくら」を通して査定依頼をすると、全国の加盟リサイクルショップに一括査定依頼され、買取価格を比較することができる。一度の依頼だけで不要品の買取価格をまとめて比較し、売却できる手軽さが好評で、これまでおよそ110万人(2022年11月現在)が利用している。

■龍ケ崎市の課題と「おいくら」による解決策

 龍ケ崎市では、粗大ごみの戸別収集を行なっておりますが、大型や重量のあるものでも、原則、指定収集所へ粗大ごみを運び出す必要がある。そのため、市には「自宅の中から運び出しを行なってほしい」という声が寄せられていた。「おいくら」は、希望すれば自宅の中まで訪問し対応する出張買取が可能で、大型品や重量のあるものでも売却が容易にできるようになる。加えて、まだ利用できるものであれば、冷蔵庫や洗濯機などの家電リサイクル法対象製品も対象で、不要品売却と受け渡しは、最短だと「おいくら」を通じて買取依頼をした当日に可能となる。なお、市民のサービス利用に関する費用負担はもちろん、龍ケ崎市の費用負担もない。

■今後について

 1月19日(金)15時(公開時間が前後する可能性がある)から、龍ケ崎市ホームページ内に「おいくら」の情報が掲載され、直接不要品の一括査定申し込みが可能になる。龍ケ崎市と「おいくら」の連携により、二次流通の更なる活性化による循環型社会の実現や、社会全体での不要品削減が見込まれると共に、自治体の廃棄物処理量や処理コスト削減にもつながる。また、同取組によって、売却という形で簡単に不要品リユースができることを市民が認知することで、「廃棄ではなく、リユースする」という選択肢が増え、多様化する不要品処分ニーズに応えることができる。加えて、市民のリユースに対する意識の変化、循環型社会形成の促進につながる。この官民一体の取組によって、循環型社会の形成に向けた、社会的側面・経済的側面の双方の課題解決を目指していく。

■茨城県龍ケ崎市

 北部は、関東ロームの堆積する稲敷台地で、首都圏50キロメートル圏内という地理的条件から龍ケ崎ニュータウンやつくばの里工業団地などの開発による都市化が著しく、南部は、利根川と小貝川に挟まれた沖積平野で、豊かに広がる水田地帯は県南の穀倉地帯としての核を成している。また、西部には、白鳥が集う牛久沼があり、自然豊かな環境を保っている。寒暖の差が比較的少なく、四季の変化は平穏順調で、年平均気温が平均摂氏14度程度と気候に恵まれた土地である。

・人口:75,630人(男37,627人、女38,003人)(2023年12月1日) ・世帯数:33,433世帯(2023年12月1日) ・面積:78.59平方キロメートル (情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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