今日の為替市場ポイント:米追加利上げの思惑残る

2023年11月8日 08:12

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記事提供元:フィスコ

*08:12JST 今日の為替市場ポイント:米追加利上げの思惑残る
7日のドル・円は、東京市場では149円94銭から150円49銭まで反発。欧米市場では150円25銭から150円69銭まで上昇し、150円37銭で取引終了。本日8日のドル・円は主に150円台で推移か。米追加利上げの可能性は残されていることから、リスク回避的なドル売り・円買いは縮小する可能性がある。

報道によると、米国務省のパテル副報道官は、「パレスチナ市民のガザ以外への強制移住について米国は支持も検討もしていない」と述べた。米政権はイスラエルによるガザ再占領に反対しているとの立場のようだ。一方、一部報道によるとバイデン米大統領はイスラエルのネタニヤフ首相との電話会談で、「3日間の停戦が人質解放に役立つ可能性がある」と述べた。また、関係筋によると停戦期間中に全ての人質の身元を確認し、拘束されている人々の氏名を記したリストを提出するとの案も提示されているようだ。ただ、すべての人質が解放された場合でもイスラエル側がどのような対応をとるのか、予断を許さない状況であることから、中東情勢の緊張状態がすみやかに緩和されることは期待できないとの見方が多いようだ。《CS》

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