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15日の中国本土市場概況:上海総合0.3%安で反落、発電株に売り
*16:46JST 15日の中国本土市場概況:上海総合0.3%安で反落、発電株に売り
15日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比8.81ポイント(0.28%)安の3117.74ポイントと反落した。
中国の景気懸念がくすぶる流れ。取引時間中に公表された8月の中国経済統計では、小売売上高や鉱工業生産が予想を大幅に上回る一方、投資関連の指標は弱かった。指標発表後は買いで反応したものの、上値は重く、指数は後場途中からマイナスに転じている。市場の一部からは「中国の景気改善はまだ本格化していない」との声も聞かれた。また、中国と欧米の対立も気がかり材料として意識されている。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、発電の下げが目立つ。国投電力(600886/SH)が3.9%安、華能国際電力(600011/SH)が3.0%安、大唐国際発電(601991/SH)が2.4%安、中国核能電力(601985/SH)が1.5%安で取引を終えた。
銀行・証券株もさえない。中国民生銀行(600016/SH)が1.8%、中国工商銀行(601398/SH)が1.1%、興業銀行(601166/SH)が1.0%、海通証券(600837/SH)が2.5%、華泰証券(601688/SH)が2.3%、中信証券(600030/SH)が1.1%ずつ下落した。エネルギー株、消費関連株、素材株、軍事関連株なども売られている。
半面、医薬株は高い。天士力医薬集団(600535/SH)が4.8%、人福医薬集団(600079/SH)が3.5%、薬明康徳(603259/SH)と江蘇恒瑞医薬(600276/SH)がそろって2.4%ずつ上昇した。半導体株、不動産株も買われている。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が3.21ポイント(1.34%)安の235.49ポイント、深センB株指数が5.47ポイント(0.48%)安の1134.64ポイントで終了した。
亜州リサーチ(株)《CS》
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