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太陽系外縁部に未発見の「惑星X」が存在する可能性 近大の研究
記事提供元:スラド
近畿大学は8月25日、数値シミュレーションを使用して、太陽系外縁部に存在する未発見の第9惑星「惑星X」の可能性を示す成果を発表した。この研究は、近畿大学と国立天文台の共同研究チームによって行われ、米国の「The Astrophysical Journal」に掲載されている(The Astrophysical Journal、NEWSCAST、TECH+)。
研究によれば、海王星から約30天文単位(au)離れた領域に位置する「遠方カイパーベルト天体」(TNO)には、海王星などの巨大惑星だけでは説明できない軌道の偏りが観測されているという。その偏りを説明できる仮説の一つとして、太陽系外縁部に惑星Xが存在し、その重力が影響を与えているとしている。
研究チームは、遠方カイパーベルトの形成における惑星Xの影響を調査するためにシミュレーションを実施。その結果、最も影響力のある海王星など四つの巨大惑星だけを考慮した従来のモデルでは、特異な軌道を持つTNOを説明することができないことが実証されたとしている。
あるAnonymous Coward 曰く、 今までにも話題になった惑星Xの存在について、近大がシミュレーションでその特性の再現に成功したそうです
(惑星Xの探索範囲が大きく絞り込まれたのでは無いようですが)
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