【注目銘柄】アイズは2Q決算発表を前に1Q好決算や「Threads」関連人気をテコに突っ込み買い一法

2023年8月9日 09:33

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

■米METAの新サービス「Threads」対応の「トラミー」で業績期待

 アイズ<5242>(東証グロース)は、今年8月14日に今2023年12月期第2四半期(2023年1月~6月期、2Q)累計決算の発表を予定しており、今期第1四半期(2023年1月~3月期、1Q)の高利益進捗率業績や、今年7月11日に同社のクチコミマーケティングのプラットフォーム「トラミー」のSNSに米IT大手のMETAがサービス開始した「Threads(スレッズ)」を対応させたと発表したことなどを手掛かりに業績期待も底流しており、突っ込み買いも一法となりそうだ。テクニカル的にも、昨年12月21日につけた上場来高値5250円から31%の調整となっており、相場格言の「三割高下に向かえ」の下値チャンスを示唆している。

■1Q業績は2Q予想業績対比で高利益進捗し上ぶれ着地期待も

 同社の今12月期業績は、売り上げ10億3100万円(前期比21.7%増)、営業利益1億7600万円(同11.7%増)、経常利益1億900万円(同23.8%増)、純利益1億2200万円(同27.4%増)と続伸が予想され、純利益は前期の過去最高(9600万円)を大幅に連続更新する。新型コロナ禍一巡でリオープン(経済活動再開)が活発化、インターネット広告媒体費の高成長に弾みがついており、同社の広告業界特化のプラットフォーム「メディアレーダー」の資料掲載数が今年5月に8000件を突破し、「トラミー」では、GMOリサーチ<3695>(東証プライム)と業務提携しで相互の経営資源を活用するとともに「Threads」への対応を実現することなどが寄与する。

 12月期通期業績に先立つ今期2Q累計業績は、売り上げ5億1400万円(前年同期比21.8%増)、営業利益1億1000万円(同14.9%増)、経常利益1億900万円(同15.5%増)、純利益7600万円(同22.1%増)と予想されている。この予想に対して今年5月に開示された今期1Q業績は、売り上げ2億7400万円、営業利益7100万円、経常利益7000万円、純利益4500万円で着地し、利益進捗率は59%~64%と目安の50%を上回っており、8月14日発表予定の今期2Q累計業績の動向が注目されている。

■上場来高値から31%調整し「三割高下に向かえ」の突っ込み買いチャンス

 株価は、昨年12月21日に公開価格2200円で新規株式公開(IPO)され、5160円で初値つけ直後に上場来高値5250円まで上値を伸ばす高人気となったが、この反動で2913円と売られ、今期業績の連続過去最高更新予想で4350円まで大幅リバウンドしたものの新興市場の全般安を受け上場来安値2818円と売られるやや値動きの荒い展開となった。同安値からは、「メディアレーダー」の資料掲載数8000件突破やGMOリサーチとの業務提携などをテコに年初来高値4535円まで買い直され、足元では75日移動平均線まで再調整し下値を確認する動きとなっている。上場来高値からは31%の調整水準となっており、相場格言の「三割高下に向かえ」通りに突っ込み場面の打診買いも一法となりそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

【関連記事・情報】
【株式市場特集】1月以来、業績を上方修正して黒字転換した銘柄の決算発表日に注目(2023/04/24)
【株式市場特集】鉄鋼株、オートバイ株、産業ロボット株をバフェット氏へ推薦(2023/04/17)
【株式市場特集】「楽しい株式投資」を提案!大谷翔平・WBC関連株と藤井聡太関連株(2023/04/10)
【株式市場特集】消費関連の最出遅れ株、サードパーティー銘柄ともいうべき食品・水産物の卸売株に注目(2023/04/03)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事