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26日の中国本土市場概況:上海総合0.3%安で反落、不動産セクターは続伸
*16:51JST 26日の中国本土市場概況:上海総合0.3%安で反落、不動産セクターは続伸
26日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比8.49ポイント(0.26%)安の3223.03ポイントと反落した。
前日に急伸した反動で、戻り売りに押される流れ。前日の上海総合指数は2.1%上昇し、約2週ぶりの高値水準を回復した。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表(日本時間27日未明)を前に、米金利動向を見極めたいとするスタンスも買い手控えにつながっている。もっとも、下値は限定的。中国当局の景気支援スタンスが引き続き相場の支えだ。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、エネルギーの下げが目立つ。中国石油化工(600028/SH)が2.9%安、中国石油天然気(601857/SH)が2.1%安、中国海洋石油(600938/SH)が1.2%安で引けた。
自動車株も安い。安徽江淮汽車集団(600418/SH)が4.8%、北汽福田汽車(600166/SH)が2.4%、長城汽車(601633/SH)が2.1%、広州汽車集団(601238/SH)が2.0%ずつ下落した。ハイテク株、インフラ関連株、運輸株、銀行株なども売られている。
半面、不動産株の物色は続く。華遠地産(600743/SH)がストップ(10.0%)高、新城控股集団(601155/SH)が3.3%高、金地集団(600383/SH)が3.1%高、緑地HD(600606/SH)が2.9%高で取引を終えた。24日開催の中央政治局会議では、下半期の政策方針として、不動産政策の緩和が示唆されている。医薬品株、公益株、素材株も買われた。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.94ポイント(0.72%)高の272.45ポイント、深センB株指数が2.01ポイント(0.17%)安の1197.31ポイントで終了した。
亜州リサーチ(株)《CS》
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